~リク宅~
「なあ、俺の出番が少なくないか?」
「それを言うなら俺たちだな、作者が忘れてるに違いない」
「ん、リク、チェスやろ?」
「にい、メタい」
そこには、リク、シュヴィ、空、白の四人がいた。
「チェスか・・・道具の方は問題ないのか?」
「ドールが作ってくれたから大丈夫、それ以外にも色々と作ってくれた」
「ドールが?」
ドールの名前がでてきた事に驚きながらも、シュヴィが出し始めた道具の数を見て、思わず動きを止める。
「どれどれ、って、なんでP○Pとかあんの?それにこれは・・・パソコンか・・・」
「にい、ここって電波繋がる?」
「それは無理だったろ?前回ケータイで調べたし」
そう言いながら、少しパソコンをいじり始める空と白、それを無視し、二人はチェスを始める。
「ふむ、なんで電波が繋がってるんだ?って、なんだこれ」
空がなにかを見つかるが、二人は集中しているためか、それが聞こえない。
「チェック」
「む、これは・・・」
空がなにかを読み始めてから数分後、シュヴィがリクに言うと共に、少し考え始める。
「ドール・・・貴様、見ているな!?」
読み終わったのか、空が叫んでいるが、さらにそれを無視して駒を動かす。
「ん、チェック」
「またですか・・・んじゃこうだな」
そういって、リクは駒を動かす。
「ん・・・」
ヌルリ
「マスター!それはなんでございましょうか!?」
次の瞬間、チェス盤の下からジブリールが出てくる。もちろん、そんなことになったチェス盤は、
バタン
という音と共に、ひっくり返る。
「・・・イフリート」
「・・・偽装・天撃50%」
「ちょ、ちょっとまてい!いまここでイフリートなんてよんだら建物が全焼したあげくP○Pが動かなくなるだろう!」
ガチャ
空が叫んでるのと同時に、ドアからドールが入ってくる。そして、
「ほう、いいだろう、てめえら全員覚悟しろ、近所から苦情が、なぜか俺に来てると思ったら、ナルホドナァ」
と、木の棒を取り出して言う。
「お前ら、縄でしばって動けなくした後でなら話は聞いてやろう、大人しく殺られてろ」
ガン、ゴスゴシャ、キュ
そんな音と共に、その場にいたドールを除く全員が巨大な縄で縛られる。
「・・・にぃ、なんで白たちも捕まってるの?」
「ごめんな白、兄ちゃんにもわからない」
「それはなぁ、苦情の中にお前の名前もあったからだよ空」
ドールはニタリと笑みを浮かべ、空のこめかみをグリグリと抉るように押し始める。
「グァァァッ!!」
「にぃぃぃっ!」
「さてと、今日はこのくらいでいいだろう、そんじゃ、静かにしろよ?」
空が頭部を抑え暴れ始めるが、それを無視してドールはその場を去る。
「・・・縄、ほどかれて、ない・・・」
「「「あっ」」」
「グァァァッ、あ、頭がっ」
すると、ドアから今度はステフが入ってくる。
「あぁ、ここにいたんですの・・・ね?」
そして、五人が縄で縛られてるのを見て、少し考えた後、
「とりあえず、それをほどくのが先ですわね・・・」
といって、縄をほどきはじめる。
「しかし、なぜジブリールはこの縄を破壊しようとしなかったのかが謎ですわ」
「しかしドラちゃん、それもこれもこの縄が原因でございます」
「そうなんですの?まあいいですわっと」
ステフのそんな声と共に、縄がほどける。
「た、助かった」
「そういや、なにかあったのか?」
「いえ、お菓子を作ったので、誰かに食べてもらおうと思ったのですが、
みなさまどこかへいっていらしたので、一応ここにもよってみたのですわ」
そういって、ステフは袋を取り出す。
「これですわ」
ステフが袋を置くと同時に、全員がお菓子を食べ始める。
「「「「「う、うまい(美味しい)!」」」」」
空もすっかり暗くなってきた頃、そんな声がリクの家から聞こえ、再びドールが縛り上げたのは言うまでもない。