~???の森~
チュンチュン
男の近くにある木から、鳥の声が聞こえる。
「ドールー、ご飯の時間よー」
遠くから、ドール呼ぶ声が聞こえる。
「霊華も待ってるんだから、早く来なさい!」
「わーってるって!今行くから少し待ってくれよっと」
ドールは立ち上がると、声のした方へ歩き始める。
「ちなみに、早くしないと皆食べ始めちゃうわよ?」
「うへぇ、ボッチ飯は勘弁かなぁ」
そういって、ドールは少し早足になるが、それに追撃をかけるように、
「だったら早く来なさい、久しぶりにりょうか達が来てるんだし、なにより、せっかくの料理が冷めるじゃない」
そういえば、今日はりょうか達が来るんだったと思いだし、ドールは指輪を使い、霊夢の近くにいく。
「そいつは悪いことしたな、よし、それなら早くいかんとな!ほらいくぞ霊夢!」
「・・・急に出てくるのはやめた方が良いわね、特に一部の人の前では」
ドールの方をジー、っとみてそう言う霊夢に、ドールは、
「問題ないだろ、一応うちの敷地だし」
と、軽く返す。
「それもそうだけど・・・まあいいわ、早くいきましょう」
そういって、二人は手を繋ぎ、そのまま家に帰る。
~博麗宅~
「「だたいまー」」
ちなみに、ドールは一部の場所では、博麗霊騎(はくれいれいき)という名を使っている。
なので、ここでは博麗家なのである。
「パパ、お帰りー!」
部屋のなかに入ると、五歳程の少女が霊騎に向かって走ってくる。
「おう、ただいまだ霊華、他の皆はどうした?」
すると、部屋の奥から七人の声が聞こえる。
「あら?やっと帰ってきたの?」
「まったく、待たせてくれるのぜ」
「お母さん、お友達帰ってきたの~?」
「そうみたいね、ほら、挨拶してきなさい」
「まったく、絶対寝てただろ」
「うぅ、お腹減ったよぉ」
「もう少し待てって、どうせすぐそこにいるんだしな」
そう、七人の・・・って、
「あれ?なんか普通なら聞こえないはずの声が聞こえた気が・・・」
「えぇ、なんと言うか・・・数万年前の、幻想郷にいるはずの白黒の魔法使いの声が・・・」
霊騎が疑問に思い奥にいくと、そこにはなぜか、普通の魔法使いこと霧雨魔理沙の姿が・・・
「いったいなぜに!?」
「そんなに驚くことないのぜ!」
霊騎が驚くのにたいして、魔理沙がテーブルに手をついて勢いよく立ち上がる。
パリンッ
そして、テーブルはしにあった空の皿がそんな音を出して割れる。
「「「「「「「「「「あっ」」」」」」」」」」
その場にいた全員がそんなこえをだして固まる。
「・・・ごめんなのぜ・・・」
魔理沙が落ち込むが、霊騎は、
「ま、まぁ、怪我がなくって良かったよ」
と、言い、皿を片付ける。
「さてと、冷めてもあれだし、食いながら、色々と話そうぜ?」
それからすぐ、霊騎はそう言い、席につき、そこにあったものを食べ始める。
~(外見のみ)少年少女食事&会話中~
「そういえば、ドールってどこであんな力をてに入れたのぜ?」
「色々あったんだよ・・・聞きたいか?」
「当然だぜ」
魔理沙はそう言うと、近くのサラダに手を伸ばす。
「そうだなぁ、まあ、そんなこと言っても、教えられるのは一つだけだ、それ以上は勘弁してくれ」
ドールはそう言い、肉じゃがを食べる。
「むぅ、なら、世界を創る程度の能力だったか?あれが気になるのぜ」
魔理沙の意見を聞き、ドールは少し考える。
「・・・難易度が高いのを選んだな、まあいいや、あれは、初めてしろまに会ったときと少し関係があるんだが」
そういって、霊騎は箸をおく。
「あぁ、そういえば、なんかあの時のドール(霊騎)は色々とやばかったね、世界を破滅させる勢いだったよ、うん」
しろまはその時のことを思い出したのか、若干顔が青くなっている気がするが、
魔理沙はそんなしろまを見て、首をかしげる。
「事実、半分消し飛んでたけどな」
霊騎が補足することで、魔理沙も一応は理解出来たらしく、怯えたような目で霊騎の方を見る。
「まあ、いまだとそんなことやろうなんぞ思わんがな、りょうかと霊夢に殺される」
そういって、霊騎は二人の方を見る。
「さらりと失礼ね、殺さないわよ、能力打ち消して、動けなくして、しばらく隣で子守唄でも歌ってあげるわ」
「俺は子供か!」
「いいえ?私の旦那様よ?えぇ、だからもう、殺させはしないわ、死ぬときは当然一緒よ?」
霊騎の言葉に、何をいってるんだというように、霊夢はこたえる。
「嫁の愛が重すぎて辛い件について」
「それだけ愛されているのよ、諦めて受け入れなさいな」
霊騎の言葉を、りょうかはばっさりと切り捨てる。
「・・・すまん、コーヒーを貰えるか・・・出来るだけ濃いやつで」
「そう言えば、紅茶は無いのか?」
「ほら、紅茶はまえもって準備しておいたからあるぞ?コーヒーもここにな」
そういって、ドールは二つの容器を取り出す。
「一応、夏場だから冷やしておいたが、なんだったらあっためるぞ?魔法で」
「こんなところで使うな、何があるかわからん」
「おかーさん、私も紅茶飲むー」
「はいはい、ついであげるわね」
そうして、四人が飲み物をつぎ終わった直後。
ピンポーン
そんな音と共に、
『ドールさーん、いますかー?』
という声が聞こえる。
「・・・なあ、魔理沙よ、そういや、いざやはどうした?まず生きてるか不明だが」
「あぁ、いま来たのぜ」
魔理沙の言葉を聞き、霊騎は固まる。
「いや、なんでまだ生きてんだろ、人間じゃねえな」
「・・・いざやの能力、忘れたのぜ?」
「いや、そんなことはないが・・・あっ」
いざやの能力を思い出して、霊騎はそんな声を出す。
「・・・自分の寿命をのばしたのか?」
「?違うのぜ、もう幻想郷は人間でも数億年いきる世界なのぜ、さらにいえば、
外見もはたち位で固定されるのが基本なのぜ、いざやの場合は、そのまま神様になっちゃったらしいけど」
魔理沙の説明を聞き、霊騎はうなずいた後、
「なるほどな・・・いざや、まさか俺らに会うためにそんなことを・・・いや、ねえな、うん」
というが、魔理沙は、
「いや、実際、『あの二人にはまだ聞きたいことがあるんです!こんなところで死ねません!』とか言ってたけど」
と、魔理沙は若干あきれぎみに言う。
『ドールさーん、いないならドア破壊して入りますよー』
その数秒の間に、いざやの手にはいつの間にか剣が握られていた。
「・・・魔理沙、いざやはなんでああなったんだ?」
あまりの変わりように、思わず魔理沙に聞くが、
「色々、あったのぜ・・・巫女が変わった直後、雑魚妖怪どもが異変起こしたり、それをせん滅したりとか」
と、魔理沙自信もあきれた様子で言う。
『ゼロー、せいっ!』
その間にも、いざやは剣を降り下ろそうとしたのだが、
『やめなさい!』
ペチン
という音と共に、その動作が妨害される。
『うぅ』
『まったく、ドール達にはったおされたいのかしら・・・
ごめんなさい、それと、そろそろ出てきてもよろしいですよ?りょうかさんたちもいるみたいですし』
なんだか、かなり大人びた女性が出てきたが、魔理沙以外は頭の上に?を作っていたが、
「あぁ、ルーミアがいるなら問題ないのぜ、ちょっと行ってくるのぜ」
という魔理沙の言葉に、一瞬固まるが、
「え?ルーミアだって?」
と、霊騎が疑問そうに聞く。
「・・・とりあえずドア開けてくるわ、またやらないとも言えないし」
そのあいだに、りょうかはドアを開けるために廊下に出ていく。
「そうなのぜ、ちゃんとにもう皆大人なのぜ」
「まじか・・・てことは、レミリアも・・・」
「ちゃんとに大きくなったのぜ、色々と」
すると、ドアの方からパシッ、という音が聞こえる。
「・・・あいつら、今日もこりずにやって来たのか」
「本当ね・・・りょうかの怒りゲージがたまっていくのが見えるわ」
そう言いながら、霊騎と霊夢は目をおおうように手をおく。
「・・・少し用事ができたわ、皆はおくの部屋にいるから、楽しく話してなさいな、一分で戻る」
玄関から、りょうかのそんな声が聞こえた。直後、
「これを撃った者に終焉を・・・能力発動、真名解放、リミッター解除、
『風よ、わが手に集まり、全てを滅ぼせ、ウィンドラストバレット』」
というのと同時に、外にフェンリルやフェニックス、青龍や白虎、朱雀や玄武が姿を現し、
りょうかの手元に風でできた銃弾が作り出される。
「あっ、その、頑張ってください!りょうかさん!」
そんな光景を見てしまったいざやは、冷や汗を流しながらそういう。
「行くわよ、雑魚どもに終焉あれ」
そんないざやを無視し、りょうかの姿は消える。
直後、遠くから叫び声が聞こえるが、なにも聞かなかったという事にして、いざやとルーミアを巻き込み、
食事を再開する霊騎達であった。
~一分後~
「いやぁ、久しぶりに暴れたわね」
帰ってきたりょうかは、妙にすっきりとした表情で席についた。そして、それを見た霊騎達は、
「りょうかはやっぱこええ」
「その通りね、りょうかには勝てないわ」
「「「「「「「「そうだね(な)」」」」」」」」
といいながら、料理に手をのばす。そして、言われた本人は、
「・・・皆してひどくないからしら?」
と、若干涙目になりながら、もぐもぐと料理を食べ始める。
~五分後~
「「「「「「「「「「「ごちそうさまでした」」」」」」」」」」」
全員が同じタイミングで箸をおき、そういったあと、霊騎と霊夢は皿を片付け始める。
ヒラリ
すると突然、全員の頭上に手紙が現れる。
「んだこれ」
霊騎はそれを手に取ると、ふと、魔力ににたなにかの力を感じる。
「これは・・・空間魔法かなにかか?」
霊騎はその手紙の魔力が、テレポなどのときに使われるのとにていることから、そのように判断する。
「そうみたいね、ちょうどいいわ、暇してたし、どんな場所か気になるもの」
霊夢もそれに同意のようで、そのまま手紙を開けにはいる。
「全員の手元にあるみたいですし、後で戻ってこれるから問題無いですね!」
いざやも行く気まんまんのようで、手紙を開ける。
「まあ、何かあっても、行ってから考えりゃいいか」
そういって、霊騎は手紙を読み始め、直後、上空に飛ばされる。
「ははっ、楽しくなりそうだ!」
そうして、霊騎達の新しい冒険が始まる。それは、希望の、そして、絶望の始まりなのかもしれない。
どうでしたかね?ついでに言うと、今次作についてのアンケートとってます。
あれだったらそちらの方でコメントしてくれると、作者は泣いて喜びます。