ラウラのお仕置き?が終わって、さらに夕食の時間の後、ラウラに師匠と言われている俺、黒崎仭はその本人に、部屋に来るよう言われている。何だろうか?デッキも持って来いとも言われたが。
そんなことしてる内にラウラとシャルロットの部屋につき、俺はノックする。
「はーい、どうぞー」
シャルロットの声が聞こえ、俺は部屋に入る。
「あっ、仭」
「おう」
いつものように白猫パジャマであった。最初見た時は吹きそうになった。…ラウラにだが。
で、シャルロットとは対称的の黒猫パジャマのラウラ。その姿の写真を撮って『
「ラウラに呼ばれてきたんだが…ってどうした?」
「アハハ…」
シャルロットの膝の方を見ると、膝を枕がわりにしてラウラが寝ていた。
いや、正確には不貞寝か?
「…師匠」
「ん?」
「私は悲しくなってきました」
「はっ?」
「い、いやね?ラウラはその…遊戯王始めて勝率がそんなによくないからさ」
「?…ああ、そういうことか」
ようするにラウラは遊戯王を始めたが、勝ったことがないからぐれてるのか。
まったく、初めてからそんな日が経ってないだろうに。
「シャルロットにはもう何回も負けて、自信がなくなりました」
「ほう、シャルロットは何回ラウラに勝ったんだ?」
「えっと…5回…」
そりゃ凹むな。
確か一夏にも負け、今日は楯無に負けたからな。
他の初心者は勝ったことはあった。
けどラウラのデッキもそんな簡単に負けるとは……。
「…さっきもやった時、シャルロットの最初の手札に《神の居城-ヴァルハラ》や《大天使クリスティア》があって、瞬殺されたんです」
は?
「イ、イカサマはしてないよ?」
何?ヴァルハラやクリスティアが手札にいる?何だその幸運さは。
「そ、そういうコンボだけじゃないよ?《コード・オブ・ジャスティス》使ったり、《ハネクリボーLV10》使ったり…」
前者はともかく、ハネクリボーLV10も使ってたのか。《ハネクリボー》に普通に攻撃したら進化、全モンスターが一掃されたところが目に浮かぶ。
「まあ、一々デッキをいじるんだけどね」
「だろうな」
使うカードが多いから。
と、そういえばラウラ…ってああ……。
「……………」
駄目だ。無視もされて完全にいじけてる。何だこの小動物は?…とりあえず写真に撮っておこう。念のため言っておくが、『黒ウサギ隊』に送るためだ。
…しかしもう本当にこいつが『ドイツの冷氷』と呼ばれた奴だと思えなくなってきた。カードゲームだがあまりにも哀れに思えてきたな。
「どうせ私なんか…どうせ私なんか…」
「カードゲームでいじけるな。ドイツ軍IS配備特殊部隊『シュヴァルツェ・ハーゼ』隊長ラウラ・ボーデヴィッヒ少佐」
もう一夏呼んできて、この小動物に惚れさせるべきだろうか?…シャルロットがいるし無理か。
「で、ラウラ。俺を呼んだ理由は何だ?」
「…私がデュエルで負ける理由を教えて欲しいのです」
そんなことだろうと思った。
「楯無戦では攻撃力が高いモンスターから攻撃したのが、敗因でもあるな」
あの時低い方から攻撃をしておけば、楯無の展開の結果が変わってたかもしれない。
俺がそう言うとラウラはこっちの方を向いて何か真面目な顔になった。
「なるほど…」
「まあ、とりあえず同じ奴とばっか戦ってもあれだ。違う奴とやったらどうだ?」
「…誰とです?」
「そうだな…箒やセシリアは訓練だって言ってたし…簪に鈴もだったな。…アリィとレイラ、強いぞ?」
「あっ、そういえばやってるんだっけ?」
「一応な」
あの2人も強い。
「じゃああいつらの部屋に行くか?」
「はい」
「あっ、じゃあ僕も行こうかな」
3人で行くことになった。
「―――というわけで邪魔する」
「いや、というわけって…」
アリィとレイラの部屋に俺達は来た。
「で、用はデュエルしに来ただけですか?」
「そうなる」
「「…………」」
苦笑するだろうな。…てか
「何でお前もついてくる」
「いやー、面白そうだなーって」
結だ。道中会って、どこ向かってるか言ったら勝手に付いて来た。
「………」
ラウラも睨んでる。さっきのことの件でだろうな。
「…まあいいです。で、ラウラとシャルロット、どっちからやるの?最初は私から」
「じゃあ僕から」
「何?」
「そう睨むなラウラ。シャルロットの次にやればいいだろ」
「…師匠がそう仰るなら」
「へぇ…アリシアちゃんはどんなデッキ使うのかしら?」
「見ればわかる」
ちょっと前にカイが似たような台詞言ったような気がするが、気にするな。
と、そんなことしてるうちに2人は準備し終えた。ディスクを使ってだが床に置いていて、ソリッドビジョンの実体レベルは最小レベルだ。
「「デュエル」」
先攻はアリィからだ。
アリシア:LP8000
シャルロット:LP8000
「私のターン、ドロー。私は《氷結界に住む魔酔虫》を召喚」
氷結界に住む魔酔虫
ATK:1300
「氷結界?」
「ああ、ラウラ。そういう類をアリィは使う」
属するモンスターは全て水属性で、相手の行動を制限する効果を持つモンスターが多いのが特徴だ。効果が強く、禁止・制限カードを抱えており、現在は禁止カードが2枚、準制限カードが1枚存在する。しかも全てシンクロモンスター。(2012年9月1日適用の禁止・制限カード)
さて、お互いロックのデッキだがシャルロットのクリスティアが弱点であることは変わりはないので相性は少し悪い。
「召喚に成功した効果でシャルロットのモンスターカードゾーンを1ヵ所使用不可にします」
1ターン目だから今のところ問題はないシャルロット。
「カードを2枚伏せてターンエンドです」
アリシア:LP8000
手札3
氷結界に住む魔酔虫
伏せ2
「僕のターン、ドロー。僕は《ヘカテリス》を手札から捨ててデッキから《神の居城-ヴァルハラ》を加えるね」
おい、いきなり来るのか?
「そして神の居城-ヴァルハラを発動。モンスターがいないから手札から《
ATK:2300
確かあれは貫通効果も持ってたんだよな。
「残念ですけど…伏せカード発動《アイスバーン》!自分フィールド上に水属性モンスターが表側表示で存在し、水属性以外のモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、そのモンスターは守備表示になります」
「えぇー」
DEF:2000
「凌いだか。…だが」
「ああ、まだこのターンシャルロットはモンスターを召喚してない」
何で来る?
「…カードを1枚伏せてターンエンド」
シャルロット:LP8000
手札4
神の居城-ヴァルハラ
伏せ1
「あれ?手札事故?」
「さあ、どうだろうね」
今の状態じゃ確かめようもないな。
「私のターン、氷結界に住む魔酔虫を守備表示にして、《氷結界の守護陣》を召喚」
氷結界に住む魔酔虫
DEF:1800
氷結界の守護陣
ATK:200
「氷結界の守護陣の効果、自分フィールド上にこのカード以外の『氷結界』と名のついたモンスターが存在する限り、このカードの守備力以上の攻撃力を持つ相手モンスターは攻撃宣言できません♪」
「ええ!?」
「ああ、もうロックが完成したか」
氷結界の守護陣の守備力は1600、それ以下の攻撃力を持つモンスターを召喚してもアイスバーンで守備表示にされる。天使族は水属性もあるが、シャルロットのデッキには多分入ってないだろうな。
「私はこれでターンエンドです」
アリシア:LP8000
手札3
氷結界に住む魔酔虫
氷結界の守護陣
アイスバーン
伏せ1
「僕のターン、ネオパーシアスを攻撃表示に変更。そして《ムドラ》を召喚。自分の墓地に存在する天使族モンスターはヘカトリス1体だから、このカードの攻撃力は200ポイントアップ」
「けど、アイスバーンの効果で守備表示になってもらいます」
ムドラ
DEF:1800
「ターンエンド」
シャルロット:LP8000
手札4
ムドラ
神の居城-ヴァルハラ
伏せ1
「私のターン、氷結界の守護陣を守備表示にして、《グリズリーマザー》を召喚。そしてフィールド魔法《ウォーターワールド》を発動、フィールド上に表側表示で存在する水属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップし、守備力は400ポイントダウンします」
氷結界に住む魔酔虫
DEF:1800→1400
氷結界の守護陣
DEF:1600→1200
グリズリーマザー
ATK:1400→1900
「これで氷結界の守護陣のロックの範囲が広がったな」
「…厄介ですね」
「だろ?とっとと何とかしないと雪隠詰めになって動けなくなる」
結が戦ったらこれは厄介になってただろうな。ウォーターワールドの影響受けて、攻撃力上がるし。…当の本人は面白そうとにやにや笑ってるが。
「私はグリズリーマザーで、ムドラを攻撃」
「伏せカード《
「っ…」
アリシア:LP6100
「ターンエンドです」
アリシア:LP6100
手札2
氷結界に住む魔酔虫
氷結界の守護陣
グリズリーマザー
ウォーターワールド(フィールド魔法)
アイスバーン
伏せ1
「僕のターン…!」
ん?そろそろ動くか?
「モンスターを裏側でセット、カードを1枚伏せてターンエンド」
シャルロット:LP8000
手札3
ムドラ
セット1
神の居城-ヴァルハラ
伏せ1
「シャルロットちゃん、まだ動かないわね。手札事故かしら?」
「さてな。というか攻撃力が強い奴がいたとしても、召喚したところで、現状役に立たんからな」
たとえクリスティアがいたとしても…な。自分も不利になるだけだし。だが、早く何とかしないと氷結界の魔の手は着々と忍びこんできている。
「私のターン、氷結界と名のついたモンスターがフィールド上にいるので、手札から《氷結界の伝道師》を特殊召喚します」
氷結界の伝道師
ATK:1000→1500
「そして《氷結界の紋章》を発動、効果でデッキから『氷結界』と名のついたモンスター1体を手札に加えます。そして《氷結界の決起隊》を通常召喚」
氷結界の決起隊
ATK:1500→2000
「チューナーもいる。…シンクロ?」
「いやラウラ。氷結界の伝道師が自身の効果で特殊召喚された場合、このターンレベル5以上のモンスターを特殊召喚できない」
「その通りです。というわけで「罠カード《威嚇する咆哮》発動!このターン、攻撃宣言できないよ」―――むぅ……」
バトルフェイズに突入したが、攻撃ができない。
「私はターンエンドです」
アリシア:LP6100
手札1
氷結界に住む魔酔虫
氷結界の守護陣
氷結界の伝道師
氷結界の決起隊
グリズリーマザー
ウォーターワールド(フィールド魔法)
アイスバーン
伏せ1
「僕のターン、《サイクロン》でアイスバーンを破壊。そしてセットされた《ブーテン》を反転召喚」
ブーテン
ATK:200
[チューナー…」
「シンクロだろうが、何で来る」
「僕はレベル7のパーシアスに、レベル1のブーテンをチューニング。シンクロ召喚、
ATK:2600
なるほど、攻撃力1100以下のモンスターがいるからだな。
「《ホーリー・ジェラル》を通常召喚」
ホーリー・ジェラル
ATK:1000
「
「ありゃ」
氷結界の守護陣
ATK:700
「氷結界の守護陣の今の守備力は1200だから…」
「攻撃して破壊でき、ロックを解除できるな」
もっとも、破壊できたらだが。
「僕はホーリージェr「バトルフェイズに入る前に、伏せカード《DNA移植手術》を発動。属性を1つ宣言するので、水属性を選択。このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上の全ての表側表示モンスターは自分が宣言した属性になります」
あっ、これ攻撃できんな。
「というわけで、フィールド上のモンスターはウォーターワールドの影響下になります」
ATK:2600→3100
ムドラ
DEF:1800→1400
ホーリー・ジェラル
ATK:1000→1500
これで攻撃力1200以上のモンスターなため、攻撃宣言ができない。もうこれで少なくとも攻撃力200~攻撃力600のモンスターでなければ、守護陣は戦闘で破壊できない。
「…僕はこれでターンエンド」
シャルロット:LP8000
手札2
ムドラ
ホーリー・ジェラル
神の居城-ヴァルハラ
伏せ1
「アリシアちゃん、
「素材には光属性モンスターという条件があるからな。アリィに考えがあってか、あるいは…」
「あるいは?」
「ただ単にシャルロットの思惑を壊したかっただけかもしれん。今までの傾向からして」
「そこまで私は酷くないですよ!!」
おっと、小さめの声で話したつもりだが。
「もういいです!そんなこと言うんでしたら早々に決着を付けてあげますよ!」
「あの…カードを引いてくれないかな」
「あっ、ご、ごめんなさい。…私のターン、ドロー」
待ちくたびれたシャルロットに注意され、やっとカードを引くアリィ。
「私は氷結界の決起隊の効果を発動、フィールド上の水属性モンスター1体を選択して破壊し、デッキから『氷結界』と名のついたモンスター1体を手札に加えます。私は
「えぇ!」
自分フィールド上じゃなくても良かったわけだからな。移植手術はこのためでもあったわけか。
「なるほど、モンスターを減らしておきたかったのか。そしてシャルロットに絶望を…」
「いや、ラウラ。何か俺より黒いぞ?」
人の不幸は蜜の味というやつか?
「そしてデッキから《氷結界の水影》を手札に加え、召喚」
氷結界の水影
ATK:1200→1700
レベル2のチューナーだ。
「私はレベル4のグリズリーマザーに、レベル2の氷結界の水影をチューニング。シンクロ召喚、《氷結界の虎王ドゥローレン》!」
氷結界の虎王ドゥローレン
ATK:2000→2500
出た、1ターンキルも狙える準制限。…というのは流石に失礼だな。
…虎がアリィの隣に並ぶ。少し小さめだが。
「さらに私はレベル4の氷結界に住む魔酔虫に、レベル3の氷結界の守護陣をチューニング、シンクロ召喚、《氷結界の龍 グングニール》!」
氷結界の龍 グングニール
ATK:2500→3000
そして今度は唯一影響を受けてない氷結界シンクロ…失礼。
オーディンが所持していたとされる伝説上の槍の名前の龍が虎の反対側に並ぶ。
「氷結界の伝道師の効果、このカードを墓地に送って、氷結界と名のつくモンスターを墓地から特殊召喚します。氷結界の決起隊を特殊召喚」
氷結界の決起隊
ATK:1500→2000
「ドゥローレンの効果、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカードを任意の枚数選択して持ち主の手札に戻す事ができます。私はウォーターワールド、DNA移植手術を手札に戻します。効果で攻撃力が1枚につき500ポイントアップします」
氷結界の虎王ドゥローレン
ATK:2500→3000
「そしてグングニールの効果で、手札を2枚捨ててシャルロットのフィールド上のカードを2枚破壊します。ムドラと伏せカードを破壊!」
「破壊される前に伏せカード発動!《光神化》、効果で手札から《アテナ》を守備表示で特殊召喚!」
アテナ
DEF:800
高レベルモンスターのそれしかなかったようだな。そしてムドラと発動された光神化が破壊される。光神化じゃなかったら、このターンでシャルロットは終わってた。
「ウォーターワールドを再び発動。決起隊でアテナを攻撃、そしてグングニールでホーリー・ジェラルを攻撃!」
「うっ…」
シャルロット:LP6000
「ドゥローレンでダイレクトアタック。フリーズクロー!」
「くっ…!」
シャルロット:LP2500
ドゥローレンがシャルロットに飛びかかって、爪で斬り裂く。
「ターンエンドです。ドゥローレンの攻撃力は下がります」
アリシア:LP6100
手札1
氷結界の龍 グングニール
氷結界の決起隊
氷結界の虎王ドゥローレン
ウォーターワールド(フィールド魔法)
「絶望的ですね」
「ヴァルハラは残ってるから、シャルロットにもまだ希望はある」
だが、例えクリスティアを召喚したとしても…
「僕のターン、ドロー」
さて、何を引いた?
「《トレード・イン》、《堕天使スペルビア》を墓地に送って2枚ドロー」
手札にあったのはスペルビアだったか。召喚してシンクロのどちらかを破壊しても一方は残るからと、賭けに出たな。
「…僕は神の居城-ヴァルハラの効果でアテナを特殊召喚!そして《ジェルエンデュオ》を通常召喚。フィールド上に天使族モンスターが召喚されたから600ポイントのダメージ!」
アリシア:LP5500
アテナ
ATK:2600
2体目か、ってこのパターンは…
「アテナの効果、ジェルエンデュオを墓地に送って堕天使スペルビアを特殊召喚!アテナの効果で600ポイントのダメージ!そしてスペルビアの効果で、墓地から2体目のアテナを特殊召喚。さらに600ポイントのダメージ!」
「あれ?雲行きが…」
アリシア:LP4300
「墓地から特殊召喚されたアテナの効果で、堕天使スペルビアを墓地に送って神聖騎士パーシアスを特殊召喚、2体のアテナの効果で1200ポイントのダメージ!」
「マズイかな?」
アリシア:LP3100
「凶悪過ぎるコンボだ。墓地にスペルビアがもう1体いたら、アリィやばかったな」
「確かにそうですね」
状況確認。
シャルロット:LP2500
手札0
神の居城-ヴァルハラ
アテナ×2
神聖騎士パーシアス
アリシア:LP3100
手札1
氷結界の龍 グングニール
氷結界の決起隊
氷結界の虎王ドゥローレン
ウォーターワールド(フィールド魔法)
「行くよ!パーシアスの効果でグングニールを守備表示に!」
「あぁ…」
氷結界の龍 グングニール
DEF:1300
「神聖騎士パーシアスでグングニールを攻撃!」
「墓地のネクロ・ガードナーを除外して、その攻撃を無効に!」
グングニールの効果のときに送っていたか。
「ならアテナでグングニールを攻撃!」
破壊された。
「2体目のアテナで…」
どっちを攻撃する?
「ドゥローレンを攻撃!」
「うっ…」
アリシア:LP3000
「ターンエンド」
シャルロット:LP2500
手札0
神の居城-ヴァルハラ
アテナ×2
神聖騎士パーシアス
「私のターン、《浮上》を発動!墓地から水族の氷結界の守護陣を表側守備表示で特殊召喚!」
氷結界の守護陣
DEF:1600→1200
「防御ですかね?」
「いや、このターンでアテナを何とかしないとスペルビアとのコンボで終わる」
「《死者蘇生》を発動。墓地から氷結界の龍 グングニールを特殊召喚。そして…私はレベル3の氷結界の決起隊と氷結界の守護陣をオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築」
?おい、まさかこの土壇場であれを召喚する気じゃ…。
「エクシーズ召喚!《No.30破滅のアシッド・ゴーレム》!」
No.30破滅のアシッド・ゴーレム
ATK:3000→3500
「やりやがった…」
「?どういう意味ですか師匠?」
「そりゃ…ん?」
どうしたんだ?結が何か険しいってほどではないが、表情が強張っている。
「師匠?」
「ん?ああ、破滅のアシッド・ゴーレムな。あれは自分のスタンバイフェイズ時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除くか、自分は2000ポイントダメージを受ける。このカードのエクシーズ素材が無い場合、このカードは攻撃できない。このカードがフィールド上に存在する限り、自分はモンスターを特殊召喚できない。っていうデメリットがある」
「何ですかそれ…」
「召喚はそこそこ容易いからな」
さて攻撃だろうな。
「破滅のアシッド・ゴーレムで、アテナを攻撃!アシッド・スプラッシュ!」
「うっ…」
シャルロット:LP1900
「そしてグングニールでもう1体のアテナを攻撃!」
シャルロット:LP1500
「これでアテナは破壊したわけ…だが」
表示形式を入れ替える神聖騎士パーシアスがいる。おそらくアシッド・ゴーレムも対象にさせるために召喚したのもあるだろうな。
「ターンエンド」
アリシア:LP3000
手札0
No.30破滅のアシッド・ゴーレム(ORY2)
ウォーターワールド(フィールド魔法)
「僕のターン、ドロー」
ん?何か笑みを浮かべたぞ。
「《スペース・サイクロン》を発動。フィールド上に存在するオーバーレイユニットを1つ取り除く。破滅のアシッド・ゴーレムのオーバーレイユニットを1つ取り除くよ」
「!」
No.30破滅のアシッド・ゴーレム(ORY1)
「パーシアスの効果で氷結界の龍 グングニールを守備表示に」
氷結界の龍 グングニール
DEF:1300
さっきと同じ展開かよ。
「パーシアスでグングニールを攻撃!貫通効果をパーシアスは持つよ」
「くっ…」
アリシア:LP1800
次のターン、アリィはエクシーズ素材を墓地に送らなくてならない。
「ターンエンド」
シャルロット:LP1500
手札0
神の居城-ヴァルハラ
神聖騎士パーシアス
「私のターン、ドロー。…スタンバイフェイズ、破滅のアシッド・ゴーレムの効果でオーバーレイユニットを墓地に送ります」
No.30破滅のアシッド・ゴーレム(ORY0)
これでもうこいつを何とかしないとやばいぞ。
「…カードを1枚伏せてターンエンド」
アリシア:LP1800
手札0
No.30破滅のアシッド・ゴーレム(ORY0)
ウォーターワールド(フィールド魔法)
伏せ1
「僕のターン、ドロー…」
悩むだろうな。倒すべきか、否か……あの伏せカードが…。
「どうしました?攻撃してくればいいじゃないですか」
こいつ、俺と同じようなことを…。
「……ターンエンド」
シャルロット:LP1500
手札1
神の居城-ヴァルハラ
神聖騎士パーシアス
そりゃ乗らんよな。
「私のターン、ドロー…スタンバイフェイズ、破滅のアシッド・ゴーレムの効果で2000ポイントのダメージを…」
伏せカードはプラフか?
「受ける瞬間カウンター罠《地獄の扉越し銃》を発動ダメージを与える効果が発動した時に発動、自分が受けるその効果ダメージを相手に与えます♪」
「え?」
つまり、アリィが受けるはずのダメージ2000ポイントを、シャルロットが受けることに……。
「シャルロットのライフは1500」
「詰んだわね」
「えぇー……」
シャルロット:LP0
破滅のアシッド・ゴーレムの呪いがシャルロットに降りかかった。……何とも言えない終わり方だ。
「お前、最後はせめて攻撃とまでは言わないが、普通の効果ダメージとかで終わらせろよ」
「あれ?勝負はどんな手を使っても勝つものだって言ったのは仭さんですよ」
いや、そうだけどよ。…って俺そんなこと言ったか?
まあ、何はともあれ次はラウラか。
最後氷結界関係ない。(汗)何か色々すみません。
まあ、というわけでオリキャラ1人目のデッキは氷結界です。2人目は次話でラウラとやるとき明かされます。