「カイく~ん」
「………」
夕食時、俺を呼ぶ声が聞こえる。結ではなく…
「ねぇカイ君ってば~」
「…後ろから抱きつくな楯無」
そう、結ではなく楯無だ。最近妙に俺に話しかけてきている。
…おそらく俺をからかうためだろうが…。
「え~、いいじゃない。減るもんじゃあるまいし」
減るよ。…結に見られてた場合、俺の寿命が
『いや、カイ。さすがに寿命はないんじゃないですか?』
『今は結はいないが…』
「それより何の用だ?」
「用がなくちゃ来ちゃいけないの?」
「…というかそれより離れろ」
結に見つかったら何といわれるか。…というか浮気してるわけでもないのに、何故こんなことを考えなくてはならないのだろうか。
「ちぇ~、いけずね」
「やかましい。というか生徒会の仕事はいいのか?仭が何か言ってたような気がするが」
「少なかったし、今日は終わらせたわよ」
いつもしっかりやれよ。
しかしやっぱり苦労してんだな副会長。
「それより何の用だ?」
「それさっきも言ったような気がするわよ?」
「やかましい」
「それも」
「………」
ちなみに場所は廊下で、横を楯無は普通に一緒に歩いてくる。
「まあ、用はね?一緒にご飯でもどうかなーって」
というわけで、2年の食堂まで行った。
で、注文した料理を持って席に座り、楯無も隣に(何故か)座る。
周囲の視線については、男子生徒は一夏と仭の2人しかいないため、俺を物珍しさに見てくるから、1年の食堂でもう最近慣れた。
「ねぇカイ君」
「何だ?」
「結ちゃんって、更識家の仕事で、無理とかしてない?」
「ああ…してたみたいだ。よく俺に言ってくれた時もあったし」
「そう…やっぱりね」
「お前もか?」
「ええ、私もそんな風に思い悩んだこともあったから。…簪ちゃんのこともあったし」
「そうか」
結と違って、すれ違いがあったみたいだからな。
「やっぱり結ちゃんの言ったように、更識家の違いもあるし…」
アカデミアの世界の更識家は多種多様な人材を輩出、国に貢献してきた家で、それによるおかげで結と簪の姉妹仲が悪くならないようにしてくれた。
「お前は、後悔してたりするのか?」
「え?」
「更識家をついだことを…」
この世界での更識家は暗部だ。やはり色々思うこともあっただろう。
「…ううん、そりゃ家柄だからとかも思ったことはあったけど、後悔はしてないわ」
「そうか」
「それでも、結ちゃんの生き方は羨ましいと思うこともあるけどね」
そう笑顔で楯無は言う。…おそらくこれは楯無の本心なんだろう。
暗部の生き方も受け入れているのだろうが、やはり普通の女子…結のように生きられたらとも思ってもいるのだろう。
ある意味結は楯無のあこがれた自分なんだな。
「けど、こうやってIS学園で皆と会ったり、簪ちゃんとも和解できたし、君やもう1人の私とも会えたんだから、楽しいことだらけだけどね」
「…そうか」
その後、楯無の愚痴なども聞かされ(暗部のこと以外に仭が叩いてくるやら、簪と会いに行くのを邪魔するやら言ってたが、おそらく生徒会の仕事をサボってるためだろう)食堂を出て、俺の部屋に戻ろうとすると
「何でお前もついてくる」
「別にいいじゃない」
楯無もついてきてた。
「あっ、カイ君」
「結…」
で、(変装している)結と遭遇。
「あら?楯無ちゃんも一緒?」
「あ、ああ」
「ちょっと部屋に行こうかなーと思って」
「へぇ、仕事は終わったの?」
「…なんで皆それを言うの?」
サボるように見えるからじゃないか?
「終わってるから大丈夫」
「そう」
というわけで俺と結と楯無は部屋に戻って、入る。
「お邪魔しまーす」
結と同じ顔だからか、変な感じだな。
「ねぇ、2人はさ。恋人同士なのよね?」
「違うわよ」
「え?」
「将来を誓いあった仲…よ//」
「ああ」
『今日も2人のカップルぶりは平常運転ねー』
悪いかエリア。
「いいなー、私もこんな彼氏が欲しいわ」
「一夏君や仭君は?」
「一夏君はともかく、仭君には…告白したけど、振られたわ」
「「え?」」
楯無は徐々に顔を伏せながら言う。マジか?
「そんなことがあったの」
「嘘みたいな話だな」
「うん、嘘」
「「………」」
…本当かと思ったじゃねえか。
「それはそうと…」
「うん?」
「楯無ちゃん、あなた最近私のカイ君に、態度があれじゃない?」
「………////」
おい、何故顔を赤らめる?
「実はカイ君に悩みを真剣に聞いてもらってもらってね。それで慰めの言葉を優しくかけてもらったし…」
おい、確かに聞いたがその言い方はなんだ!?
てかピシッて、音が聞こえたような…。
「へぇ~~?」
マ、マズイ…。
『カ、カイ…』
『これはやばくねぇか?』
『今すぐ!今すぐ逃げて!!』
『結、落ち着いて下さい!!』
『いや、無理じゃない?もうこれ』
精霊たちが何か言ってくるが、そんなのを聞いてる場合じゃない。
「ア、アハハハハ……」
おい、何とかしろ当事者!
「…即逃げる!!」
「やっぱそれかおい!!」
ドアを蹴破って楯無は俺の手を引っ張り、部屋から脱出。…そして後ろから何かものすごい音が…
「うふふふふ~~」
何かいつもの結じゃねぇぞ!?
「!――何だ!?どういう状況だ!?」
そして角から仭が出てきて、廊下の真ん中に。
「とうっ!」
「「!?」」
すると楯無はISを展開、俺を掴んで仭の真上を飛び、着地。ISを解除して再び走りだす。
「――おい、何IS無断使用してんだ楯無!!」
後ろから仭が叫んできてる。…俺は悪くねぇぞ?
「仭君、ちょっと相手頼むわよ!!」
「相手?…うぉ!」
楯無が止まって後ろを見たので、俺も見ると仭が結のラリアットをガードしていた。
「…どきなさい仭君。死にたくなかったら」
「物騒だな、おい。…お前らが悪いのか?」
そう言いながら俺達を見てくる。俺は…悪くないよな?
「…じゃ、あとよろしく♪結ちゃーん、彼を倒さないと私達まで辿りつけないわよ~」
「おい待て!事情を簡潔に説明しろ!!」
「えっと…『楯無の仕業』」
「簡潔すぎるだろ!!」
いや、お前が言えって言ったんだろ。
って、そうこうしてるうちに結が仭に飛び蹴りをかましてきてる。――防いだが。
「どうやらあなたを倒さなきゃ進めないみたいね」
「いや、待て。俺は別に…」
「問答無用」
「聞けぇ!!」
…思ったこと。妹が妹なら姉も姉だ。
最後にデュエルではなく、乱闘が始まったのを確認し、俺は楯無についてった。
今結に捕まったらどうなるかわかったものじゃないからだ。
それと仭、死ぬなよ。
『結さんは三幻魔の件で、さらに強くなりましたからね』
『あいつ、この学園では一応強いみたいだが…大丈夫なのか?』
結が殺人を起こさないことを祈るしかない。
『『いや、心配するのそっちの方(か)!?合ってるけど!!』』
うるさいお前ら。
と、精霊達の話を聞きながら、しばらく生徒達に騒がれながら、走っていると再び結が追ってきて、とうとう行き止まりまで追い詰められた。
「はぁ、はぁ…」
仭との戦闘のせいか、それともここまで走ってきたためか、もしくは両方のせいか息を切らしてる。
てか仭は生きてるのか?
『どうなんですか?』
『一応生きてるわ』
『一応は失礼よルイ。怪我もそんなに酷くないですよ』
『結相手に善戦してたよ。実際最初あたりは五分だったし。たけど結がどんどん本気出しちゃって、あの場はとりあえず崩壊するまでには至らなかったわ』
そうか。結は殺人を起こさなかったか。
『カイ。お前は本当に結のことしか考えてないんだな』
一応仭のことも心配しているぞヒータ。
それに仭の行動も無駄ではなかったようだから感謝している。
結が落ち着いてきているからな。
「結、聞いてくれ」
今なら話せると思い、俺は結に本当のこと(といっても結の勘違い?)を話す。
「なーんだ、そういうことだったの。だったら早く言ってよ」
仭の言葉を聞こうともしなかった状態でか?
「ま、それはともかく…」
今度は楯無に視線を向ける。…笑顔だが怖い。
「楯無ちゃ~ん、ちょぉっと調子に乗りすぎじゃないかしら?」
「ア、アハハ…」
おい、まさか。乱闘か?
「デュエルで成敗してあげるわ!」
「の、望むところよ!」
大丈夫か。で、2人は向かいあう。
「「デュエル」」
結:LP4000
楯無:LP4000
それにしても同じ顔同士のデュエルというのは何とも奇妙な光景だ。
「私の先攻ね。ドロー!」
先攻は結。楯無が後攻はきついんじゃないか?
「モンスターをセット。カードを2枚伏せてターンエンドよ」
結:LP4000
手札3
セット1
伏せ2
「ふふ、私のターン!《聖刻龍―トフェニドラゴン》を特殊召喚!」
聖刻龍―トフェニドラゴン
ATK:2100
「魔法カード《リチュアの儀水鏡》発動!」
いきなりか。
「トフェニドラゴンをリリースして《イビリチュア・テトラオーグル》を降臨させるわ!」
イビリチュア・テトラオーグル
ATK:2400
「さらにリリースされたトフェニドラゴンの効果でデッキから《エレキテル・ドラゴン》を特殊召喚♪」
エレキテル・ドラゴン
ATK:0
「それを待っていたわ!罠カード発動《
うまく出鼻をくじけたな。
「う、で、でも私にはまだテトラオーグルがいるわ。攻撃の前にテトラオーグルの効果発動!カードの種類を宣言して、そのカードをデッキから1枚墓地に送る。この効果は結ちゃんが手札を1枚捨てることで無効にできるわよ?」
「私は手札を捨てて無効にするわ」
結:手札2
「テトラオーグルでセットモンスターに攻撃!」
テトラオーグルがセットモンスターをたたきつけ、破壊する。
メタモルポット
DEF:600
「《メタモルポット》の効果でお互いの手札をすべて捨てて5枚ドローするわ」
2人とも手札を捨てる。
「さらに、さっき捨てられた手札にあった《水精鱗―アビスグンデ》《水精鱗―アビスレイヤー》の効果発動!グンデの効果でテトラオーグルの効果を無効にするときに捨てたリードアビスを復活!」
水精鱗―リードアビス
ATK:2700
「そして、アビスレイヤーは手札から捨てられたとき、自分フィールド上に特殊召喚して、相手の手札を1枚ランダムに墓地に送る。ふふふ、自分がハンデスされる気分はいかがかしら?」
「うぅぅ。悔しいー!!」
楯無:手札4
水精鱗―アビスレイヤー
ATK:900
「カードを2枚伏せてターンエンドよ」
楯無:LP4000
手札2
イビリチュア・テトラオーグル
伏せ2
「私のターン!水精鱗―オーケアビスを召喚!」
水精鱗―オーケアビス
ATK:1100
「フィールド魔法《忘却の都 レーミュリア》を発動!このカードがある限り、水属性モンスターの攻撃力・守備力は200ポイントアップするわ」
周囲が海に半分ほど沈んでいる遺跡の様な場所に変わる。
水精鱗―オーケアビス
ATK:1300
水精鱗―アビスレイヤー
ATK:1100
水精鱗―リードアビス
ATK:2900
イビリチュア・テトラオーグル
ATK:2800
「レーミュリアのもう1つの効果を発動!1ターンに1度、自分のメインフェイズにこのカードがフィールド上に存在する限り、自分フィールド上の水属性モンスターの数と同じ数だけ、自分フィールド上の水属性モンスターのレベルをエンドフェイズ時まで上げる。私の場の水属性モンスターは3体。よってレベルを3上げる」
水精鱗―オーケアビス
☆6
水精鱗―アビスレイヤー
☆6
水精鱗―リードアビス
☆10
「オーケアビスの効果発動!「水精鱗」と名のつくモンスターを選択し、レベルの合計が選択したモンスターのレベル以下となるように、デッキからレベル4以下の「水精鱗」と名のついたモンスターを任意の数だけ特殊召喚する。私はアビスレイヤーを選択!レベルは6だからレベル3の《水精鱗―アビスヒルデ》と《水精鱗-アビスアング》を召喚」
水精鱗―アビスヒルデ
ATK:1300→1500
水精鱗-アビスアング
ATK:800→1000
「その後、選択したモンスターを墓地に送る」
アビスレイヤーが泡となって消える。
「まだまだ!魔法カード《浮上》!墓地のレベル3以下の水属性モンスターを復活させるわ。アビスグンデを召喚!」
水精鱗―アビスグンデ
ATK:1400→1600
『私とルカが並ぶのは久しぶりですね』
『うん!』
今日も水精鱗姉妹は仲がいいようだ。
「さあ、ここから一気に決めるわよ!レベル3のアビスグンデ、アビスヒルデ、アビスアングでオーバーレイ!」
『さあ!』
『いっくよ~!』
3体の水精鱗が水色の渦に飛び込む。
「3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!海原を恐怖の底へ誘う魔王《水精鱗龍-アビスレヴィータ》!」
現れるのは禍々しい鱗に身を包んだ、黒い龍。リヴァイアビスと同じくリヴァイアサンをモチーフにしているがこっちの効果は凶悪極まりない。
水精鱗-アビスレヴィータ
ATK:2100
「このカードのエクシーズ召喚に成功した時、フィールド上の魔法・罠カードを全て手札に戻す!」
「な!?そうはさせないわ!カウンター罠《神の警告》ライフを2000払って発動!モンスターの召喚・特殊召喚を無効にするわ!」
「ふっふーん。そんなのお見通しよ♪カウンター罠《盗賊の七つ道具》。ライフを1000払って罠カードの発動を無効にするわ」
「そんな!?」
楯無:LP2000
結:LP1000
押し流される楯無の伏せカード。
「さらにアビスレヴィータの効果発動!1ターンに1度このカードのエクシーズ素材を1つ取り除くことで、相手フィールド上のモンスターを1体墓地に送る。私が送るのはもちろんテトラオーグル!深海のレクイエム」
アビスレヴィータの咆哮にテトラオーグルは海の中に沈んでいく。
「さあ、これでとどめよ。カイ君に色目を使ったことを後悔させてあげるわ!リードアビス、アビスレヴィータでダイレクトアタック。クリアクラッシュ&クリアバースト!!」
「うきゃあああ!!?」
楯無:LP0
「くぅぅ、悔しいぃぃぃ!!」
楯無が吠える。
一応他の奴らともやったみたいで負けなしだったらしいからな。
…ちなみに仭とデュエルしようとしたとき『負けた方に生徒会の仕事を全部押し付けるで』と、賭けのようなことを言って、拳骨をくらい、結局やらなかったとか。
『女子の怒りは凄まじいんですよカイ』
『わかったらもう怒らせるなよ』
いや、聞くが俺のせいなのか?
「う~、カイくーん!」
「!?」
って、こいつまた後ろから抱きついてきやがった!
「うふふ、カイく~ん?何してるのかなー?」
ちょ、またか!?フェニス!ヒータ!エリア!ルイ!ルカ!どうにかしてくれ!!
『『『『『無理』』』』』
せめて考えろ!!
「…お嬢様?何をやっているのですか?」
「「「!!」」」
その声は…。そう思って声のした方を見ると
「「虚ちゃん!」」
「…と仭」
「おまけ扱いするくらいなら呼ぶな、こら」
本当に悪い。そう、こっちの世界の虚(年上みたいだが)と、制服が若干ボロボロの仭の姿が。
「仭君、どうしたのそんなボロボロで!」
「結?お前本気で言ってるんだったら、俺もさすがに怒るぞ?」
仭は笑顔だが笑顔ではない顔でそう言う。
だが結は本当にわからないという顔だ。何故だ?
『多分怒りでどうかしてたのかと』
いや、え~。
「…ど、どうしてここに2人共?」
楯無が言う。ちなみに俺から(やっと)離れて。
「…結に発信器をつけといた。で、俺が虚さんに連絡した」
なるほど。
「って、仭、お前気絶してたんじゃないのか?結に逃げ切ったわけじゃないんだろ?」
「結が本気になって攻めてきたら、やばいと確かに途中で確信した。だから結に本気を出される前に俺が負けることで、勝負をつけた。あの場を崩壊させるようなことになると、面倒だから気絶した振りをしたんだ。元々足止めなんかする気なかったし、倒れてちょっと動かない振りをすればすぐにカイ達を追うと思ったよ」
多分本当だろう。気絶した振りをするとは、利口なことだ。
当の本人はチンプンカンプンだが。
「ま、結。お前にとやかく言うつもりはないが…楯無。貴様は別だ」
ん?言葉が変わったな。
「それに会長。ISの無断使用で、織斑先生から話があるそうです」
「なっ、あの時いなかったはずじゃ…」
「音声録音完了。これで使った証拠になる」
「ああっ!?しまった!!」
何という連携。…そして
「じゃ、行くから」
「ご迷惑をおかけしました」
仭がどこから取り出したか鎖で、逃げ出そうとした楯無を拘束して引っ張っていった。
ちなみに結に仭のことを話したら、やはりまったく覚えていなかった。
楯無については…後に俺達に土下座をして謝ってきたことを言っておく。
結vs楯無の平行世界の自身同士の戦いになりました。修羅場とか乱闘にもなりましたが。(苦笑)
オリカ
水精鱗―アビスレイヤー
効果モンスター
レベル3/水属性/水族/攻撃力900/守備力1300
このカードが手札から墓地へ送られた時、フィールド上に特殊召喚できる。
この効果によって特殊召喚に成功した時、相手の手札を1枚ランダムに墓地に送る。
水精鱗-アビスアング
効果モンスター
星3 水属性 魚族 攻800守1600
このカードがフィールドにある限りこのカードを攻撃しなければならない。
このカードが攻撃された時、このカードを墓地に送り手札から水精鱗と名のつくモンスター1体特殊召喚する。
相手はこの効果で特殊召喚されたモンスターを攻撃しなければならない。
水精鱗-アビスレヴィータ
ランク3/水属性/海竜族/エクシーズ・効果モンスター/攻2100/守1800
水属性レベル3モンスター×3
このカードのエクシーズ召喚に成功した時、フィールド上の魔法・罠カードを全て手札に戻す。
1ターンに1度このカードのエクシーズ素材を1つ取り除くことで、相手フィールド上のモンスターを1体墓地に送る。
またこのカードがフィールドから離れる場合、エクシーズ素材を1つ取り除くことで、その効果を無効にする。