あっちの世界の天災によって、俺と結はこの世界に飛ばされて数日。
IS学園での生活にも少しずつだが慣れてきた。
「しかし…戻らないな。お前」
「だな」
今俺は仭と一夏と共に食堂で夕食を取っている。
周囲からの女子の視線はさすがにまだ慣れないな。
あっちではまだ男の妬みの視線もあったから隠されてたんだろうが。
「どういうふうに戻るか知らんが…そろそろ考えておいた方もいいだろう」
「何をだ?」
「お前と結がいきなり学園から消える。…いや、正確にはあっちの世界に戻るということを」
小声で話してるから周囲には問題ない。
「どういう意味だ?」
「いきなりってのは?」
「…お前が学園に現れた…いや、学園に飛ばされてきたのは、まず空間から出てきたんだ。だが、帰りもどこかに空間が現れて、そこに飛び込んで帰るとは限らないだろう」
「?つまり空間に飛び込んでも帰れる保証がないと?」
「それもあるかもしれんが…飛ばしたのは束さんだぞ?お前達の言い分すら無視して飛ばしたんだから、帰りもなんかいきなり俺達の前から消えて、あっちの世界に戻されるという考えもできるだろ」
確かに…。
あの天災ならやりかねない。
「…ひどく納得がいってしまうのは何故だろうか」
「あの人が天災だからだ、一夏。と、こうしてるうちにいきなりお前が目の前から消えたりして」
「その時は仕方ないと諦めてくれ」
「まあ、来たときと同じようになってほしいと願うしかないな」
それもそうだ。わからないことを考えても仕方がない。
「…ところでカイ」
「ん?」
「お前の方にも生徒会があったんだよな?」
「ああ、で結が生徒会長、俺が副会長になったわけだ」
「やっぱりこっちのように学園最強しかなれないとかか?」
「まあ…ある意味そうなったな」
「「ある意味?」」
俺は話した。
投票で俺と結の票が同数になり、生徒会長決定デュエルを行い、その時に俺は結に負けたことを。
「…ま、こっちよりはマシか」
「マシか?」
「学園最強でなきゃ生徒会長になれないだぞ?否応なしにやらされるとか、どうだ?」
「まあ、確かにな」
あっちでは変わるということはないからな。
「仭も生徒会長になりかけたからな」
「仭もか?」
「はぁ…この学園では学園最強が生徒会長だってのはさっき言ったな」
「ああ」
「で、俺も楯無に勝負しかけたわけよ」
「生徒会長になりたかったからか?」
「馬鹿言うな。何でそんな面倒なことをわざわざ。単純に学園最強の名を欲しただけだ」
「で、副会長ってことは負けたのか?」
「…まず生身でやって、それは俺がギブアップを取らせてギリギリ勝った。その後色々あって…楯無とISで勝負し、結果辛くも引き分けだ」
「ほう」
ISはよくわからないが、凄いのだろう。
「リベンジする気は?」
「当分ないな。理由としては2つ。まず楯無にまた挑んだとしてもおそらく勝てない。あの時は不意をついたりとか、隠し玉を使ったりしたからな。それでやっと引き分けなのだから。…ま、隠し玉はまだあるが」
「もう1つは?」
「単純に生徒会長になりたくない。この風潮だ。万一なったとしたら面倒なことになるのは目に見えてる。2重の意味でも時を待つしかない」
「なるほどな」
「だが、肝心の楯無は日はそんな経ってないというのに簪と和解してから、会いに行くようになって仕事をサボろうとすることがな。最近さらに多くなった気がするし…」
予想が的中してしまったか。
おそらく、俺のせいでもあるんだろうな。
「本音や虚は?生徒会に所属してるんだろ?」
簪は入ってないみたいだが。
「虚さんはやってくれてるよ。ただ本音はな。ペースが…すぐ寝るし」
役に立つのが1人しかいないわけか。大丈夫か生徒会。
「虚さんは後半年もしたら卒業だ。本当にやばいかもしれん」
「…まあ、がんばれ」
同情するぞ。
『そういえばあっちは大丈夫なんですかね。生徒会の会長と副会長が同時にいなくなってますし…』
そういえば。
『おそらくあの天災はひどい目にあってるとだけ言えるだろう』
あっちの織斑先生によって…な。
「あれ?てことはのほほんさんと、虚さんはカイ。遊戯王やってるのか?」
「のほほん?…本音のことか」
布仏本音。略してのほほんか。
「あだ名とか仲いいんだな」
「いや、こいつは本名知らなくて雰囲気からしてそう呼んでた」
「………」
何だそりゃ。
まあいい。質問に答えるか。
「やってるぞ。虚は《The アトモスフィア》を主体にしたデッキで、本音はマドルチェだ」
「へぇ…後者はひどく納得がいくな」
「こっちではやってるのか?」
「どうなんだ仭?」
「俺かよ…。虚さんは知らんな。だが本音はやってると簪から聞いたな」
「どんなデッキだ?」
「それは…ん?噂をすれば…」
仭が向いている方向を見るとこっちの世界である簪と本音が。
「あっ、一夏に仭と…カイさん」
「やっほ~、おりむ~にくろ~、それとひわっち~」
「ぷっ…」
…とりあえず笑った一夏を殴る。
場所が場所だから、拳骨にしておいた。
本当なら壁までぶっとばしたかったが。
「っぅ…わ、悪かった」
頭を押さえる一夏は放っておく。
で、話は変わるがこっちの世界の本音も虚と同じく事情を知っている。
それで何かこのようなあだ名をつけられてしまったのだ。
…てか
「仭、何だその同情するような視線は」
「いや、俺も前にそんなあだ名つけられてたからな」
「そうか…」
詮索はしないでおいた方がいいな。
「どうかしたか?2人共?」
仭が2人に尋ねた。
「いや、本音が…」
「おりむ~、遊戯王やってるんでしょ~?だからやってみたいな~って」
「俺と?」
少しリボーンしてきた一夏が言う。
さすがに織斑先生に殴られてるからか復活が早い。
「カイとではなく?」
「ひわっちともやろうと思ってるけど~」
気分屋だからかよくわからんな。
『多分簪さんから話を聞いてたからじゃないですか?』
なるほどな。
「まあ、いいけど」
「やった~」
喜んでんな。
というわけで夕食を食べ終わったら、生徒会室でやることになった。(ルームメイトの関係で)
そして俺と一夏、仭、簪に本音は生徒会室に行き、仭がカギを開けてくれて入った。
一夏がディスクを展開しようとして、左腕につけてるガントレットが邪魔になるというアクシデントがあったが、とりあえず準備は2人共できた。(本音は簪からディスクを借りている)
「「デュエル」」
一夏:LP8000
本音:LP8000
先行は本音だな。
「私のタ~ン、カードを1枚伏せてターンエンドだよ~」
伏せカードだけ、手札事故か?
というかルールは理解してるよな?
『いや、カイ。さすがに知ってるでしょ』
ちょっとした冗談だ。
本音:LP8000
手札5
伏せ1
「本音はマドルチェを使うのか?」
近くにいた簪に聞いてみる。
あっちではそうだったからな。
「ううん、違う。けど、強い」
「確かにな」
「仭は知ってるのか?」
「ああ、けどどんなデッキかは言ったらつまらない。ただ、あの伏せモンスターでわかるかと聞かれたら微妙だな」
そうか。
「俺のターン、《速攻の
速攻の
ATK:1700
「忍者でダイレクトアタック。お命、頂戴!」
攻撃名はふざけてるわけじゃない。
そして普通に忍者のダイレクトアタックが決まった。
本音:LP6300
「うぅ~、おりむ~ひど~い!」
「え!?いや、その…ごめん」
「いや、何で謝る」
仭が突っ込む。
「本音、嘘つかない」
「えへへ、ちょぉっとした冗談ですよ~。伏せカード《無抵抗の真相》を発動~。相手モンスターのダイレクトアタックで、私が戦闘ダメージを受けた時に発動だよ~。手札のレベル1モンスター1体を相手に見せるから~、《バニーラ》を見せるね~。で、おりむ~に見せたモンスター1体と、デッキに存在する同名モンスター1体を私のフィールドに特殊召喚~。手札とデッキからバニーラを2体召喚~」
バニーラ
DEF:2050
何とも可愛らしいカードを使うな。
「俺はカードを1枚伏せてターンエンド」
一夏:LP8000
手札4
速攻の
伏せ1
「てか一夏。警戒もせずに攻撃するとか…」
「まあ、凶悪な罠とか張ってるのかと言われれば、何となくないだろうと思ってしまうものだからな…」
確かに。
けどあっちではえげつなかったからな。
「私のタ~ン、レベル1のバニーラ2体でオ~バ~レイ~。2体のモンスターでオ~バ~レイネットワークを構築~。エクシーズ召喚《シャイニート・マジシャン》!」
寝っ転がっている少女が現れた。…使っていて不自然さがない。
シャイニート・マジシャン(ORY2)
DEF:2100
「そして私は~、モンスターをセットしてターンエンド~」
本音:LP6300
手札4
シャイニート・マジシャン(ORY2)
セット1
「俺のターン、《終末の騎士》を召喚」
終末の騎士
ATK:1400
「効果でデッキから《ネクロ・ディフェンダー》を墓地に送る。忍者でセットモンスターを攻撃!」
「セットモンスターは《マシュマロン》だから~、1000ポイントのダメージをおりむ~受けてね~」
「え?」
忍者の攻撃がマシュマロンの身体に食い込むも、跳ね返されてそれが一夏に。
一夏:LP7000
「大丈夫か?さっきから」
「だ、大丈夫だ。…俺はレベル4の忍者と騎士で、オーバーレイ!」
2体のモンスターが渦に飛び込む。
「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚《機甲忍者ブレード・ハート》!」
そしてその名のように鎧を着、刀を2本持った忍者が現れる。
機甲忍者ブレード・ハート(ORY2)
ATK:2200
「これでターンエンド」
一夏:LP8000
手札4
機甲忍者ブレード・ハート(ORY2)
伏せ1
「私のタ~ン、カードを1枚伏せて~《手札抹殺》を発動~」
一夏は4枚、本音は3枚捨てて、それだけカードを引く。
「えへへ~、モンスターをセットして~、さらにカードを1枚伏せてターンエンド~」
本音:LP6300
手札1
シャイニート・マジシャン(ORY2)
セット1
伏せ2
防戦だな。
「俺のターン、機甲忍者ブレード・ハートの効果を発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除き、自分フィールド上の『忍者』と名のついたモンスター1体を選択して、このターン、選択したモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。俺はブレード・ハートを選択」
となると
「ブレード・ハートでシャイニート・マジシャンを攻撃。電磁抜刀 カスミ斬り!」
「シャイニート・マジシャンは1ターンに1度、戦闘では破壊されないよ~」
「なら2度目の攻撃!電磁抜刀 カスミ斬り!」
2連撃でシャイニート・マジシャンはとうとう斬られた。
「モンスターをセットしてターンエンド」
一夏:LP7000
手札4
機甲忍者ブレード・ハート(ORY1)
セット1
伏せ1
「一夏、おそらくまだ手札事故ってんな。あいつ昔から手札がいい時少ないから…」
「そうなのか?」
次元帝だというのに。
「デッキを1回あいつは変えて、以来ずっとあれを使ってる」
「ほう」
そうなのか。
まあ、デュエルを見るのに戻るとしよう。
「私のタ~ン、《もけもけ》を反転召喚~」
もけもけ
ATK:300
「出た」
「あれが本音の?」
「そう」
「もけもけを使うということは予想つくだろ?」
「ああ」
あれしかないな。
「伏せカード《同姓同名同盟》を発動~。自分フィールド上に表側表示で存在するレベル2以下の通常モンスター1体を選択して~、デッキから選択したカードと同名のカードを可能な限り自分フィールド上に特殊召喚するよ~。私はもけもけを2体デッキから特殊召喚~」
3体並んだもけもけ。
しかしやはりのほほ~んとしている。
「《レアゴールド・アーマー》をマシュマロンに装備して~、カードを1枚伏せてターンエンド~」
本音:LP6300
手札0
もけもけ×3
マシュマロン(レアゴールド・アーマー装備)
伏せ2
確かあの装備カードは、装備されたモンスターにしか攻撃できないんだったな。
「俺のターン、セットモンスターをリリースして、《
絶対防御将軍
DEF:2500
「リリースしたのは《ダンディライオン》。墓地に送られた効果で綿毛トークン(星1/風属性/植物族/攻0/守0)を2体を特殊召喚。カードを1枚伏せてターンエンド」
一夏:LP7000
手札3
機甲忍者ブレード・ハート(ORY1)
絶対防御将軍
綿毛トークン×2
伏せ2
そろそろ本音も動くか?
「私のターン…伏せカード《凡人の意地》を発動~。デッキからカードを2枚ドローして~、その後手札の通常モンスター1体をゲームから除外するよ~。私は《ウォーター・スピリット》を除外~。そして《ハッピー・ラヴァー》を召喚~」
ハッピー・ラヴァー
ATK:800
低レベルのモンスターがやはり多いな。
「伏せてある永続魔法《怒れるもけもけ》を発動~」
「すでにあったか」
「ハッピー・ラヴァーで、機甲忍者ブレード・ハートに攻撃~。ハッピー・バーニング!」
その可愛い外見に似合わず、口から炎を吐いて攻撃。それがブレード・ハートに向かうも、当然倒せず、ブレード・ハートの反撃をくらって撃沈する。
本音:4900
「怒れるもけもけの効果で~、王様を倒されたもけもけ達は攻撃力が3000になりま~す」
もけもけ
ATK:300→3000
正確には天使族が破壊されたらだがな。
顔を怒りに染め、?のマークが!のマークに変わっている。
「1体目のもけもけで、機甲忍者ブレード・ハートに攻撃~。もけもけウェ~ブ!」
キング・もけもけと同じように叫びながら振動を起こす。
「伏せカード《ドレインシールド》!攻撃を無効にしてその攻撃力分ライフを回復する」
一夏:LP10000
「じゃあ、2体目のもけもけで攻撃~。もけもけウェ~ブ!」
「伏せカード《ガード・ブロック》!戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。そしてデッキからカードを1枚ドロー」
一夏:手札4
「でもでも~破壊はされるよ~。3体目で絶対防御将軍を攻撃~。もけもけウェ~ブ!」
忍者とフリードは破壊された。
「モンスターをセットしてタ~ンエンド~。もけもけの攻撃力は元に戻りま~す」
本音:LP4900
手札0
もけもけ×3
マシュマロン(レアゴールド・アーマー装備)
セット1
怒れるもけもけ
「俺のターン、《サイクロン》を発動して、レアゴールド・アーマーを破壊」
やっと破壊したか。
「そして2体の綿毛トークンをリリースして、《グリード・クエーサー》をアドバンス召喚!」
グリード・クエーサー
ATK:?
「グリード・クエーサーの元々の攻撃力と守備力はこのカードのレベル×300になる。レベルは7。よって攻守は2100」
グリード・クエーサー
ATK:2100
「グリード・クエーサーでセットモンスターを攻撃!」
「セットモンスタ~は、《ウィング・エッグ・エルフ》」
ウィング・エッグ・エルフ
DEF:1300
するとグリード・クエーサーの腕が、ウィング・エッグ・エルフを捕獲し、腹部の口が開いて捕まえたウィング・エッグ・エルフを捕食した。
「…またこれか」
今度は丸飲みだったから簪も大丈夫みたいだ。
「え、えっと…グリード・クエーサーの効果で、戦闘によって破壊したモンスターのレベル分だけこのカードのレベルが上がる」
グリード・クエーサー
レベル7→10
ATK:2100→3000
怒ったもけもけと並んだか。ちなみに今怒っている。
「《一時休戦》を発動。お互いに自分のデッキからカードを1枚ドローし、次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。カードを2枚伏せてターンエンド」
一夏:LP10000
手札1
グリード・クエーサー
伏せ2
「私のタ~ン、もけもけを全員守備表示にして~《カードカー・D》を召喚~」
もけもけ
DEF:100
カードカー・D
ATK:800
楯無と同じカードか。
「このカードをリリースして2枚カードをドローしま~す。ターンエンドで~す」
本音:LP4900
手札3
もけもけ×3
マシュマロン
怒れるもけもけ
「俺のターン、《ビッグバン・シュート》を発動。グリード・クエーサーに装備して攻撃力が400ポイントアップ」
グリード・クエーサー
ATK:3000→3400
「グリード・クエーサーでもけもけに攻撃!ビックバン・シュートの効果で貫通効果を持つ!」
「うぅ~」
そしてもけもけが以下同文。
本音:LP1600
グリード・クエーサー
レベル10→11
ATK:3400→3700
「ターンエンド」
一夏:LP10000
手札1
グリード・クエーサー(ビッグバン・シュート装備)
伏せ2
「やばいか?」
「どうだろうな。低レベルならではのカードもあるし…」
「そうだな」
少なくともグリード・クエーサーを何とかしなくちゃ無理だろう。
「わったし~のタ~ン、《馬の骨の対価》を発動~。フィールド上のもけもけを墓地に送って~、デッキからカードを2枚ドロ~」
本音:手札5
「そして~《トライワイトゾーン》を発動して~、墓地からレベル2以下の通常モンスタ~、もけもけ2体とバニーラ計3体を特殊召喚~」
もけもけ3体が再び並ぶ。
バニーラ
ATK:150
「《死者への手向け》を発動~。手札を1枚捨ててマシュマロンを破壊~。そして怒れるもけもけの効果で、もけもけの攻撃力が3000になりま~す」
だが、グリード・クエーサーは倒せない。
「そしてそして~、《トライアングルパワー》を発動しま~す」
「「「は?」」」
俺以外。
確かその効果は…
「自分フィールド上に表側表示で存在する~、全てのレベル1の通常モンスターは~、元々の攻撃力と守備力は2000ポイントアップしま~す」」
つまり
もけもけ
ATK:3000→5000
バニーラ
ATK:150→2150
「攻撃力5000…《ワイトキング》以外でのレベル1のモンスターということを考えると…」
あれは余裕で越えられるからな。
「行きま~す。もけもけで~、グリード・クエーサーを攻撃~。もけもけウェ~ブ!」
もけもけの攻撃がグリード・クエーサーに。
「伏せカード《ハーフ・カウンター》!自分フィールド上のモンスターが攻撃された時、そのダメージ計算時にこのカードを発動。攻撃されたモンスターの攻撃力は、攻撃モンスターの元々の攻撃力の半分の数値分エンドフェイズ時までアップする」
「もけもけの攻撃力は300だから150しか…」
「言ってやるな簪。それしかなかったんだ」
グリード・クエーサー
ATK:3700→3850
一夏:LP8850
当然気休め程度にしかならず、グリード・クエーサーは破壊され、ビッグバン・シュートの効果で除外された。
「そして~、もけもけ2体とバニーラで~、ダイレクトアタ~ック!」
もけもけ2体のもけもけウェーブと、バニーラの噛みつこうとする攻撃が一夏に迫る。
「もけもけ1体目の攻撃に対して、伏せカード《体力増強剤スーパーZ》!このターンのダメージステップ時に相手から2000ポイント以上の戦闘ダメージを受ける場合、その戦闘ダメージがライフポイントから引かれる前に、1度だけ4000ライフポイント回復する」
一夏:LP8850→12850
「免れたか」
一夏:LP12850→700
「タ~ンエンド~…する前に~、レベル1のもけもけ2体でオ~バ~レイ~。2体のモンスターでオ~バ~レイネットワークを構築~。エクシーズ召喚。2人目~シャイニート・マジシャン!」
2体目か。
「そして~、もけもけとバニーラ2体でオ~バ~レイ~。2体のモンスターでオ~バ~レイネットワークを構築~。エクシーズ召喚。3人目~シャイニート・マジシャン!」
3体目、そしてシャイニート・マジシャンが2体並ぶ。
トライアングルパワーの効果による、自壊を回避したか
「今度こそタ~ンエンド~」
本音:LP1600
手札1
シャイニート・マジシャン×2(共にORY2)
怒れるもけもけ
「俺のターン…速攻魔法《エネミーコントローラー》!2つの効果のうち、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、表示形式を変更する効果を使用。シャイニート・マジシャン1体の表示形式を変更」
「え~~」
コントローラーのボタン等が押され、表示形式が変わる。確かあれはアニメ効果ではコマンド入力で、ライフを1000払って破壊か生贄だったんだよな。
シャイニート・マジシャン
ATK200
「そして《バルキリー・ナイト》を召喚」
バルキリー・ナイト
ATK:1900
「攻撃表示のシャイニート・マジシャンに攻撃!」
「うにゃああ!」
本音:LP0
決着ついたか。しかし低レベルモンスターの底力を改めて思い知った気がするな。
その後、俺もやったが《炎王神獣 ガルドニクス》の効果等使って一掃。ダイレクトアタックで勝ったことを言っておく。
はい、のほほんさんでした。竜羽さんの作品ではマドルチェでしたが、こっちも合いそうでしたので。
それと、展開もそろそろ変わります。