交差する世界 騎士と暴君と五聖獣   作:狂戦士

24 / 35
あらすじ
タイタンとの闇のデュエルをカイが勝利!

場所を移して説明です。


元の世界からの迎え

「…そんなことが……」

 

「…信じられないでしょうが、事実です」

 

場所は変わって、保健室。

俺と結は、ここで俺達の事情を知っている面子に闇のデュエルのことなどを軽く話した。

異世界のことを信じてる面子だが、それでもやはり半信半疑のような感じで、仭が改めて不良とのデュエルを見せると、ひとまず納得した。(一夏達のISの無断展開は不問にされた)

 

「これは一夏と仭には、さっき話した」

 

「…ま、千冬さんに話に行こうとしたら、襲撃ですが」

 

「そうか」

 

「それはそうと大丈夫かカイ。怪我の状態は?」

 

「さっきのデュエルでかなり傷付いたみたいようだからな。見てみたが、動けない程ではないが」

 

「何とか大丈夫だ。結のおかげで」

 

「どういたしまして」

 

で、俺はさっきの闇のデュエルによる怪我の治療だ。

ちなみに結が《治療の神 ディアンケト》を俺に実体発動してくれ、Dark Hadesによる火傷や、シルバによる斬られた傷はある程度回復した。(このカードの実体発動により、面子が信用してくれたこともある)

それでも完全ではないので、仭やラウラが少し指摘してくれながら、結が包帯などを巻いてくれている。(現在進行形)

 

「はい、終わったわ」

 

「ああ、ありがとな」

 

「…それにしても本当に信じられませんわね」

 

「デュエルが命がけなんてね…」

 

椅子に座っているセシリアと鈴が言う。ちなみに椅子を結構増やされてるが、足りないため一夏、仭、楯無、織斑先生が立っている。

 

「さっきのを見ただろう。敗者は闇に消えるというところも…」

 

「そうだけど仭…」

 

「ん?」

 

鈴が仭の方を見る。他の面子も同じだ。

 

「それが1番信じられないのよ!!」

 

「…こいつか?」

 

『………』

 

仭が隣を指さす。そこにダルクが実体化している。そしてアウスも一夏の横に実体化してる。

何故か精霊が一夏と仭以外にも見えていたので、精霊のことも説明した。

タイタンのせいか?

 

「けど事実だ。触れられるし」

 

『ちょっ!頭をぐりぐりするな!』

 

ダルクの頭を指でぐりぐりする仭。

精霊たちも含め、何ともいえない表情だ。(全員実体化している)

 

「というかこいつ俺が持ってて…いや、保護してて大丈夫なのかカイ?」

 

「アウスもだが…」

 

仭と一夏が聞いてくる。それぞれダルクとアウスは気に入ったようだからな。

 

「まあ、精霊の意思もあるし、ISがあるからそう簡単に奪われないだろ」

 

「そうかい」

 

『というわけでよろしくな』

 

「…少しの間だがな。よろしく」

 

「よろしくアウス」

 

『よ、よろしく一夏』

 

「「「「「「………」」」」」」

 

…一夏への視線が。

 

「…それにしても、やれやれ。こうなった以上、これ以上大事になる前に鎮静させた方がよさそうだ。で、これからどうするんだカイ?奴らの襲撃を待つのか?」

 

「…それについては――」

 

俺がそれについて話そうとするが、突然フェニスとヒータの雰囲気が変わった。

他の精霊達も同じだ。

 

「…どうした?」

 

『カイ、またアリーナで…』

 

「また襲撃者か?」

 

『いいえ、この感じ…私達がこの世界に飛ばされた時と同じ感じが…』

 

おい、それって…。

 

「…またあの空間か?」

 

『あの?』

 

「カイ達が空間から出てきたのは言っただろうダルク」

 

『なるほど。それに似た感じか』

 

『ああ、間違いないぜ』

 

「ということはまた誰か来るということか?」

 

織斑先生が聞いてくる。

どうだろうか…。

 

「とりあえず行った方が早い。場所は?」

 

『襲撃されたとこと同じだ仭』

 

「またか。もういいかげんにしてほしい。3回目とか」

 

「…ひとまず行くか」

 

「そうね」

 

「更識姉にラウラは向かうぞ。それ以外はアリーナ外に残っていろ。一夏、仭。お前達もその空間とやらの識別のために来い。私も行く」

 

俺と結、一夏に仭。それと楯無にラウラ、織斑先生がアリーナに向かうことになった。

 

 

 

「…同じだな」

 

「間違いない。ただ、今回は地震が起きなかったようだが…」

 

混沌の渦。それがアリーナに現れていて、一夏と仭はこれが俺と結があっちから飛ばされてきたときに、出てきた空間らしい。

 

『って、ことはこの空間に飛び込めば私達は帰れるってことかカイ?』

 

「…どうだろうな」

 

あの天災が造った空間と考えると、どうも怪しいからな。

仭の言ったように、無事帰れるか…。

 

「ん?もしかして俺のせいか?」

 

「いや、まあ…」

 

『それよりどうします?飛び込むべきでしょうか?』

 

「よりによってこのタイミングでか…」

 

どうするか…。

 

「ん!?」

 

「何だ…?」

 

「渦から何かが…?」

 

「…またこのパターンか?」

 

上から一夏、ラウラ、楯無、仭だ。

すると

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

キイーーーーンと音を立てながら、渦から何かが出てきたと思ったら…人参が出てきた。

そして落下。………

 

「ふー、やっと着いたーー!!」

 

「「「「「「「!!」」」」」」」

 

プシューッと、音がすると共に、中から人が。…奴は!!

 

「「!」」

 

「せいせいせい、落ち着け落ち着け」

 

「仭…離せ」

 

「ちょっと彼女にやることができたから」

 

「いいからもう少し待てって。まだ人がいるようだ」

 

中から俺達を飛ばした張本人。アカデミアでの篠ノ之束が人参から出てくる。

突っ込もうとしたが、後ろから仭に首根っこを捕まれている。結も同様だ。

くっ…だが報復を諦めるわけには…!!

 

「おー、ひーくんにゆーちゃん。お久~~!」

 

「「………」」

 

「抑えろって!精霊達も手伝え!」

 

何か精霊たちも実体化して、俺と結を押さえ始めてきた。

 

「いつまで顔を出してる。邪魔だ」

 

「お~、ごめんごめんちーちゃん」

 

「!…あの人は…」

 

「ち、千冬姉!?」

 

「…なるほど。異世界の私か」

 

何とあっちの織斑先生まで来ていた。

何ということだ。

 

「ふー、窮屈だった…」

 

「この声は…」

 

 

ダッ!

 

 

「なっ!?」

 

仭が驚く声が。

そりゃそうだ。結が抜け出して、あの人参へと突っ込んだ。いや、飛んだのだから。

 

「か~ん~ざ~し~ちゃあ~~~~ん!!!!」

 

「お姉ちゃん!?ちょっ!」

 

結が人参から出てきた簪に抱き付く。当然あっちのだ。

しかし、普通簪から抱き付いてくるものでは?

 

「あっ、あっちの簪ちゃんね。なら私も…」

 

「せいせいせいせい!何を感動の再会(?)を邪魔しようとしてやがる楯無」

 

制服の袖からワイヤーを仭は出して、楯無の腕を絡めて止める。

 

「はぁっ!!」

 

「うぉ!?」

 

楯無はワイヤーを引っ張って、仭を自分へと寄せようとする。(俺は仭が手を離したため、引っ張られない)そしてそのままラリアット。

仭は両腕でカットする。しかし楯無は後ろに回って

 

「ジャーマーン!」

 

「おい、待て!お前マジで――ぐほぉっ!!」

 

ジャーマン・スープレックスを決める。

 

「か~~ん~~ざ~~し~~ちゃ~~~ん!!!」

 

「ちょっ!?もう1人!!!?」

 

そして楯無も結に続いて、突っ込んで簪を抱きしめる。

 

「ぐおおおお!!首がぁぁぁぁぁ!!!」

 

ちなみに地面に叩き付けられた仭は、そのままのたうち回ってる。受け身してたろ?

てか、叩き付けられた地面に、ひび入ってるんだが。

…多分ジャーマンが、たまたま大地の急所に入ったんだろう。きっとそうだろう。

 

しかし自由になったが…シスコン(結と楯無)と、友(仭)と、復讐(天災への報復)。どれを取るべきだろうか。

 

『カイ』

 

「わかってる。別にそこまでして報復するつもりはない。後でもできるし。…とりあえず(簪には悪いが)あれを止められそうにもないし…仭の様子を見るか」

 

何ともカオスなことになったな。てか天災も、こっちの世界の織斑先生に突っ込んで、アイアンクローをくらってるし。

 

 

 

「…で、迎えに来たと?」

 

「うん、そうだよ~」

 

結と楯無が、簪を愛でるのが終了し、仭も背中から落ちたのも大きかったために、負傷はしてなかったこともわかり、天災への報復も完了。そしてこの場の面子にアカデミアから来た者達だと説明。

で、何故3人はこっちに来たか説明してもらう前に、仭が軽くこの世界について説明(全員面倒臭がったから)してもらった。アカデミアの織斑先生達が来たのはやはり俺達を迎えに来たらしく、簪は早く結に会いたいために、一緒に来たらしい。

 

「しかし、世話になったな」

 

「いや、そうでもない」

 

どちらも織斑先生。上がアカデミアの方だ。違いは服装だな。

 

「…で、どうするカイ?」

 

「どうするも何も…」

 

「まだ帰れませんし…」

 

「どういうことだ?」

 

アカデミアの織斑先生に、聞かれる。

 

「実は…」

 

俺は話した。セブンスターズの1人タイタンがなぜかこっちの世界に復活していて、学園を襲ってきたことを。

 

「…何だと?」

 

「何で…?」

 

アカ…一々言うのもあれだ、IS学園の織斑先生を以後千冬さんと呼ぶ。

織斑先生と、簪が驚く。ちなみに簪は結に抱き付かれている。

 

「どういうことだ?」

 

「私達にもわかりません」

 

「ただ、俺と闇のデュエルをして、負けてまた罰を受けたようですが…」

 

「ううむ、また復活する可能性も否定できないな。それに黒幕も気になる」

 

…当の飛ばした本人はどこ吹く風だが。

ちなみに学園面子は

 

「教官が2人…感激だ!」

 

「おーい、ラウラ?」

 

何か織斑先生が2人いるからか、なんか感激してる。

 

「千冬姉が2人…あっちの千冬姉は何と呼べば…織斑先生だと…う~ん…」

 

苦悩してる一夏。千冬さんでいいだろ。

 

「………」

 

「いや、だから…ごめんね?」

 

「ごめんねで済むなら、俺の説教はいらねぇんだよ」

 

「ご、ごめんなさい」

 

正座をしている楯無に、説教?している仭。

やはり、さっきのジャーマンは相当痛かったようだ。

簪はそんな楯無を苦笑いしながら見ている。混乱してたが、背の違いと、服の違いで早々に理解したようだ。

 

「まあ、こんなことをしてる場合じゃないな。外で待機してる奴らにも説明しなくちゃいかないし…」

 

「そうよ、仭君」

 

「…もう1回言ってみろ」

 

「いや、本当にごめんなさい」

 

「土下座しろまでは言ってない。てか同情しないぞ」

 

「ちぇ~」

 

フェニスのときといい、本当に何してる。

 

「火渡、更識結。どうする?一応外で待機してる輩に説明しなくてはならんのだが…」

 

千冬さんが言ってくる。

確かに。けど色々混乱するだろうな。まず何か学園面子を見ている天災と、織斑先生を見て。後簪もか。

やれやれ、今日1日で展開がかなり進んでないか?

しかしこの後、さらに事が進み、俺や結にとっても予想外なことが起こることになる。

 

 

 

 




アカデミアの千冬、束、簪登場。
展開が本当に…。しかし次話でさらに進みます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。