交差する世界 騎士と暴君と五聖獣   作:狂戦士

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あらすじ
デュエルは引き分け。
調子に乗りすぎた楯無は、結にお仕置き。

一ヶ月以上空いた…。
今回はW簪のデュエルです。六花が…


HEROVSヒロイック

楯無の制裁が終了したようで、結は真っ白になっている楯無を引きずりながら体育館倉庫から出てきた。

それで、保健室に連れてったほうがいいんじゃないか?と焔から提案があったが、『この学園では生徒会長を倒した場合、その者が生徒会長になってしまう。特に今の時期は全員生徒会長の座狙ってるから、やめたほうがいい』といったため、ここで休ませることに。

 

「何だかんだ言って、楯無のことを心配してるんだな」

 

「他の者が生徒会長になったら、私物化されるだろうからな。ま、その時はその時で、下剋上起こさせてもらおう」

 

現状楯無が生徒会長なのが、マシなのかよ。

てか野心家か。

 

「別に生徒会長になる気はない。前も言ったが、俺が今なると面倒だから」

 

そうか。

仕事も面倒だからというのが、あるんだろう。

 

「ねぇパパ」

 

「ん?」

 

すると六花が話しかけてくる。

 

「何だ」

 

「叔母ちゃんのことなんだけど」

 

叔母ちゃん?

 

「誰だ」

 

「ん」

 

「「え?」」

 

そう言って2人の簪を指さす。…え?

 

「ああ、そうか」

 

「何がだ仭」

 

「いや、六花と焔は、未来じゃお前と結の娘だろ」

 

「だろと言われてもな…」

 

「それもそうか。で、結の妹である簪は、六花達にとっては叔母になる」

 

「「叔母…」」

 

「なるほどな」

 

本人(達?)にしてみれば、少し複雑か?

 

「で、簪がどうかしたんだ?」

 

せめてどんな制服着てる簪と言え仭。

 

「いやねジンジン。昔の叔母ちゃんは、胸が縮んでるなーって思って」

 

その瞬間、世界が凍った。

 

「…縮んでる?」

 

ちょ、ヤバい。

不穏な空気が…。

 

「ア、アハハ…。お、叔母ちゃん?」

 

言った張本人の六花は、2人の剣幕に後ろへと下がってきている。

マズイな。(特にアカデミア簪)

 

「仕方ない…」

 

「おっ、行くかカイ?」

 

「止めてこい仭」

 

「俺が!?」

 

「こういうのを止めるのがお前の仕事だろ?」

 

「いつから俺はそんな役割(ポジション)になった!」

 

「いいから逝け」

 

「逝かねぇよ!お前の娘の失態だろ!」

 

結局逝かないか。

 

「ち、使えん」

 

「1回マジで殴りあうかお前!?」

 

とりあえず、ダブル簪の肩に手を置いて静止させる。

 

「ま、落ち着け」

 

そう言うとダブル簪は此方を向く。

 

「ちょっと来い。六花を殺るのは、それからでもいいだろ」

 

「実の親の言うこととは、とてもじゃないが思えんな」

 

仭が仕返しか、そう言ってくるが無視する。

六花もマジ泣き(のふり)をしてるが、これも無視する。

で、ひとまずダブル簪と共に、皆から少し離れる。

 

「…で、何お義兄ちゃん」

 

「お義兄ちゃんって…」

 

アカデミア簪が、俺をそう呼ぶ。

これはかなりやばい状態だな。結もこの状態の簪相手には使えんし。

 

『カイ、思うんですけど仭さんの時といい、性格悪くなってません?』

 

気のせいだ。

最近、結とイty…いや、色んなことがありすぎるせいだ。

 

「まあ、六花にも悪気はなかったんだ2人共。それに、六花のあの言い方は、おそらく悪い意味じゃないぞ」

 

「「?」」

 

「六花のあの言い方はつまり、将来には…」

 

「!」

 

「それに、結と楯無も同じような奴なんだ。お前も、同じようになるかもしれないぞ」

 

「私も…」

 

『仕方ないとはいえ、男が言うとあれだな』

 

うるさいヒータ。

これでも滅茶苦茶恥ずかしいし、言葉を選んでんだよ。

 

「そういえば、ママも少し胸が縮んでる」

 

マジ泣き(のふり)をやめた六花の声が、聞こえる。

そして再び世界が凍った。

 

「「へぇ~」」

 

ダブル簪が、そう言いながら俺に背を向けて、結の方へ…。

 

「え?ちょっ!か、簪ちゃん…?」

 

くっ…このままでは。

そう思った俺は仭を探す。何故?丸投げするためだ。

…あれ、いねぇ。一夏も。

 

『さっき一夏さんを連れて、体育館から出て行きましたよ』

 

逃げやがったあの野郎!!

 

「か、簪ちゃん…?何か獲物を狙うような目をしてるけど…」

 

そうこうしてる内に、2人は結へと近づいて行ってる。

結の方は、壁際に追い込まれた。

 

「「ふふふふ」」

 

「ちょっ…」

 

その後は知らない。

というのも、フェニスに耳を、ヒータに目を塞がれたからだ。

 

 

 

――ここからは音声のみでお楽しみください――

 

『きゃあっ!?ちょっ、簪ちゃん!?』

 

『この魔乳が…この魔乳がさらに…?』

 

『今のうちに…』

 

『何を言って…?っていだだだだだ!!!??』

 

『ちょっとあんた達!!』

 

『『・・何?』』

 

『あたし達も加勢するわ!』

 

『ああ!』

 

『2人共!?何でぇ!!』

 

『あんたは、あたしの敵よ!!』

 

『(くすぐられた)恨みを思いしれぇ!!』

 

『いやあああああ!!!???』

 

『や、やめないか2人共!』

 

『そうだよ!』

 

『うっさいわよ!どうせあんた達にあたし達の気持ちなんかわからないわ!!』

 

『…同意』

 

『…その通り』

 

『皆おかしいですわよ!?』

 

『だ、だったら楯無ちゃんもそうなるでしょ!!』

 

『!なら簪!あんたの姉の方に行きなさい!!』

 

『ならば私も行こう』

 

『いいかげんやめてぇぇぇ!!!!!!!』

 

 

 

一方。

いち早く体育館から離脱した2人。

 

「…アウス」

 

『?』

 

「いつまで耳を塞がれてなきゃいけないんだ?」

 

『……』

 

「まだ駄目なんだな。わかった」

 

アウスの少し上から見下ろす無言の睨みに、再び目を閉じる一夏。

今の一夏の状態はアウスによって耳を塞がれ、目を閉じている。

何故こうしてるかというと、体育館で悲鳴が聞こえたかと思うと、アウスに前からいきなり耳を塞がれたからだ。

では何故目も閉じているか?

一夏の顔の前に精霊として小さい姿のアウス。そしてアウスは、一夏の耳を両手を使って塞いでいて、一夏の顔を上から若干見下ろすような状態。

これで察してほしい。

 

ちなみに仭の方は

 

「~~♪」

 

どこから取り出したのか、ヘッドフォンを付けて音楽を聞いていた。

その隣には、ダルク。それも後ろから、いつの間に来たのかエリアの手によって、耳を塞がれたダルクの姿。

 

(早く終わってくれないかな…)

 

ダルクは、そんなことを考えていた。

 

 

 

「…何があったんだ」

 

ようやくフェニスとヒータが離れた。

で、目の前の光景を見ると…結が真っ白になって、死んでいた。

周りは清々した顔や、真っ赤に染めてると分かれている。精霊の方も、真っ赤だった。

…本当に何があったんだ。ろくでもないことがあったのだけは、想像がつくが。

 

「ようやく終わったようだな」

 

『!』

 

入り口の方から、仭と一夏が入ってきた。

ダルクにアウス、後何故かエリアも一緒に。

 

「逃げやがってこの野郎…」

 

「おいおい、手洗いくらい好きなときに行かせてくれよ」

 

この野郎…。

笑みを僅かだが浮かべてるのは見逃さなかったぞ。

 

「…というか、何か仲が良くなってる気がするな」

 

ダブル簪の方を見て、仭がそう言う。

まあ、色々あったんだろうよ。

 

「そして楯無もさっきより真っ白になってる気が…」

 

…色々あったんだろうよ。

 

「鈴や、ラウラも何か清々したような表情だ」

 

色々(以下略)

 

「あっ」

 

「どうかしました六花」

 

「いやね。叔母ちゃん達、胸の大きさそれぞれ違うなーって。ママ達は大体同じなのに」

 

再び世界が(もう以下略)

 

「……」

 

ああ、ったく…

 

「何でそうお前は、油を注ぐ。あれか?お前はやはりアホ娘か?」

 

「誰がアhにぎゃああああああ!!!!????」

 

「ちょっ、仭さん…」

 

それと同時に、ものすごい悲鳴が聞こえたのでそちらを見ると、いつの間に近づいたのか、仭が六花にアイアンクローを食らわしてる。

指が食い込んでる辺り、かなり力を入れてるようだ。

しかしそれでも大丈夫とは、さすが我が娘。

 

『納得するとこですか?てか助けなくていいんですか?』

 

ほっとけ。

仏の顔も三度までと言うが、そう何度も黙認するか。

 

『「ほっとけ」に「仏」。洒落ですか?フフ…』

 

「……」

 

『え?あっ、ちょっ、カイ!(カードを)曲げないでください!ダイレクトにダメージ来ますから!!』

 

さて、どうするか…。

 

「カイ」

 

「ん?ってお前…」

 

「…!!…!!!」

 

声をかけられたので振り向くと、未だアイアンクローで、六花の顔面を掴んでいる仭の姿。六花は足がつく範囲で引きずって連れてきた?ようだ。

六花は、ギブと必死に腕を叩いている。

 

「とりあえず、死んでる結を回収しとけ」

 

「あれは止めなくていいのか?」

 

「なら、あれを見ろ」

 

「…なるほどな」

 

見ると学園の簪の方は、デュエルディスクを展開している。

 

「わかった。じゃあ、結を回収する」

 

「ああ…って、うおっ!」

 

「!」

 

「お返し!!」

 

六花が仭のアイアンクローから逃れ、その腕を掴んで身体を反転、背負投をかけた。

 

「…筋は悪くない」

 

「「!」」

 

しかし仭は足から着地。

その時の音が体育館内に響く。

 

「まあ、ともかく…」

 

「!ぐぇっ!?」

 

「早く結を連れて、離れさせろカイ」

 

平然と話を勧めるな。

ちなみに、仭は着地した後、そのまま六花の手を振りほどいて、バックステップ。

六花の頭が仭によって抱え込まれ、スタンドでのフロントチョークを決めた。

フロントチョークは平たく言えば、首(頚動脈や気管)を絞めあげる技だ。

六花が苦しみながらバタバタしてるのを見届け、俺はあの2人がデュエルを始めようとしてるので、結の元へ急いだ。

 

「「デュエル!」」

 

簪(アカデミア):LP4000

簪(学園):LP4000

 

結をお姫様抱っこで抱えながら、観戦組の方に行くとデュエルが始まった。(視線が当然来るが、無視する)

結対楯無は前にもやったが、今度はその妹対決。見分けは服だな。

学園の簪が少し怖い。ちなみに先行はアカデミア簪だ。

 

「私のターン、モンスターをセット。カードを1枚伏せてターンエンド」

 

簪(アカデミア):LP4000

手札4

セット

伏せ1

 

「私のターン、自分フィールド上にモンスターがいないので《フォトン・スラッシャー》を召喚」

 

フォトン・スラッシャー

ATK:2100

 

「さらに装備魔法《アサルト・アーマー》を発動して、フォトン・スラッシャーに装備。装備されているアサルト・アーマーの効果。このカードを墓地へ送る事で、このターン装備モンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる」

 

攻撃が2回とも通った場合、アカデミア簪はダメージを結構食らうな。

 

「バトル。フォトン・スラッシャーで、セットモンスターを攻撃!」

 

「セットモンスターは、《幻影の魔術師》戦闘で破壊された魔術師の効果。デッキから攻撃力1000以下のモンスターを守備表示で特殊召喚できる。デッキから《M・HERO ファウンティン》を召喚!」

 

幻影の魔術師

DEF:700

 

M・HERO ファウンティン

DEF:1400

 

「M・HEROか。らしいといえばらしいな」

 

俺の隣にいる仭がそう言う。(1番視線がマシそうだったのと、デュエルが前の方だからよく見えるというのもあって俺が隣に来た)

ちなみに六花は、背後から絞め上げられている。

アカデミア簪のデッキは、正確にはM・HEROとE・HEROの混合だがな。

 

「フォトン・スラッシャーは、このターン2回の攻撃が可能。ファウンティンに攻撃!」

 

叩きのめされるファウンティン。

 

「罠発動《ヒーロー・シグナル》!デッキから《E・HERO エアーマン》を召喚!そしてエアーマンの効果で、デッキから《E・HERO ワイルドマン》を手札に」

 

簪(アカデミア):手札5

 

「おい、カイ。これってもしや…」

 

「多分お前の読みは当たってるよ仭」

 

このまま学園簪がターンエンドすれば、おそらく1キルされる。

水属性のモンスターと、E・HERO、そして攻撃力1400以上のモンスターが手札に。ということは、十中八九手札にミラクル・フュージョンと、マスク・チェンジがあるだろう。

ちなみ、六花は仭の制裁が終わって、そこら辺で死んでいる。

まあ、あまり気にしない。

 

「…私はカードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

簪(学園):LP4000

手札3

フォトン・スラッシャー

伏せ1

 

「私のターン。手札から《ミラクル・フュージョン》を発動!」

 

やっぱりか。

 

「墓地の水属性のファウンティンと、フィールドのエアーマンを融合!来て、私のフェイバリットヒーロー!《E・HERO アブソルートZero》!」

 

E・HERO アブソルートZero

ATK:2500

 

「そして《マスク・チェンジ》を発動!Zeroを墓地に送って、変身召喚!《M・HERO アシッド》」

 

予想通りの結果に…。

 

M・HERO アシッド

ATK:2600

 

「Zeroの効果で相手モンスターを全滅。さらにアシッドの効果。特殊召喚に成功した時、相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊し、相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は300ポイントダウンする。チェーン処理により、アシッド、Zeroの順で効果を発動!Acid rain!絶対零度―Absolute Zero!」

 

魔法・罠ゾーンには、銃から降り注ぐ攻撃の雨が降り、モンスターゾーンのフォトン・スラッシャーは凍り付き、粉々に。

そして何もなくなる。

本当に極悪だ。仭も思わず引いてるぞ。

 

「E・HERO ワイルドマンを召喚!」

 

E・HERO ワイルドマン

ATK:1500

 

「これで終わり!ワイルドマンと、ザ・ヒートでダイレクトアタック!ダブル・ヒーロー・アタック!」

 

アシッドの攻撃と、ワイルドマンの攻撃が学園簪に向かう。

終わりかと思った瞬間

 

「手札から《速攻のかかし》を捨てて、ダイレクトアタックを無効!そしてバトルを強制終了する」

 

『!』

 

凌いだか。

あの極悪コンボの1キルを凌ぐには、他にはネクロ・ガードナーとかフィールド外のカード効果を使うしかない。

 

「私はカードを1枚伏せて、ターンエンド…!?」

 

アカデミア簪がターンエンドすた瞬間、学園簪のフィールドにモンスターが出現。

そして手に持ったライフルを発砲、アシッドの身体を貫いた。

アシッドは破壊される。

 

「魔法カード扱いとして、セットされた《白銀のスナイパー》の効果。相手のカードの効果によって破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時、このカードを墓地から特殊召喚し、相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する」

 

「くっ…」

 

なるほど。

うまいとこ破壊を逆手に取ったか。

 

簪(アカデミア):LP4000

手札1

E・HERO ワイルドマン

伏せ1

 

「私のターン。《おろかな埋葬》を発動。効果で、デッキから《H・C ダブル・ランス》を墓地に。そして手札からH・C ダブル・ランスを召喚!」

 

H・C ダブル・ランス

ATK:1700

 

「ダブルランスの効果で、墓地からダブル・ランスを表側守備表示で特殊召喚!」

 

H・C ダブル・ランス

DEF:900

 

「さらに通常魔法《二重召喚》を発動。効果で、通常召喚をもう1度行う。《レスキューラビット》を召喚!」

 

レスキューラビット

ATK:300

 

「レスキューラビットの効果発動。このカードを除外して、デッキからレベル4以下の同名通常モンスター2体を特殊召喚する。《E・HERO クレイマン》を2体特殊召喚!」

 

E・HERO クレイマン

ATK:800

 

学園簪のフィールドに戦士が5体並ぶ。

 

「私はレベル4の白銀のスナイパーと、グレイマン2体でオーバーレイ!」

 

3体のモンスターは、光となって渦の中へ飛び込んでいく。

 

「3体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろ《H-C クサナギ》!」

 

H-C クサナギ(ORY3)

ATK:2500

 

「そしてレベル4のダブル・ランス2体でオーバーレイ!」

 

今度はダブル・ランス2体が、光となって渦の中へ飛び込む。

 

「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!光纏いて現れろ!闇を切り裂くまばゆき王者!《H-C エクスカリバー》!」

 

H-C エクスカリバー(ORY2)

ATK:2000

 

学園簪のフィールドに、アーサー王伝説に登場する剣、三種の神器の剣の名を持つ戦士がそれぞれ並ぶ。

 

「エクスカリバーの効果!オーバーレイユニットを2つ取り除いて次の相手のエンドフェイズ時まで元々の攻撃力の倍にする」

 

H-C エクスカリバー

ATK:2000→4000

 

「バトル!エクスカリバーで、ワイルドマンを攻撃!」

 

「速攻魔法《マスク・チェンジ》!ワイルドマンを墓地に送って、変身召喚!《M・HERO ダイアン》!」

 

もう2枚あったのか。

そしてワイルドマンは光り始め、新たなモンスターに変身する。

 

M・HERO ダイアン

DEF:3000

 

「けど、エクスカリバーの方が攻撃力は上。エクスカリバーでダイアンを攻撃!一刀両断!必殺真剣!」

 

「くっ…」

 

エクスカリバーに斬り裂かれるダイアン。

 

「クサナギでダイレクトアタック!」

 

簪(アカデミア):LP1500

 

「ターンエンド」

 

簪(学園):LP4000

手札0

H-C クサナギ(ORY3)

H-C エクスカリバー

 

「私のターン。《壺の中の魔道書》を発動。お互いのプレイヤーはデッキから、カードを3枚ドローする」

 

手札増強カードが来たか。

 

簪(アカデミア):手札4

簪(学園):手札3

 

「さらに《融合》発動!手札の《E・HERO プリズマー》と、《M・HERO ガスト》を融合!現れろ渦巻くHERO!《E・HERO Great(グレイト) TORNADO(トルネード)》!」

 

E・HERO Great TORNADO

ATK:2800

 

思うんだが、何だこの上級モンスター合戦は。

 

「TORNADOが、融合召喚に成功した時、相手フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの攻撃力・守備力を半分にする。タウン・バースト!」

 

H-C クサナギ(ORY3)

ATK:2500→1250

 

H-C エクスカリバー

ATK:4000→2000

 

エクスカリバーと、クサナギ。どっちを攻撃するか。

 

「TORNADOで、クサナギを攻撃!スーパーセル!」

 

「くっ…」

 

簪(学園):LP2450

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

「エクスカリバーの攻撃力はさらに下がる」

 

H-C エクスカリバー

ATK:2000→1000

 

簪(アカデミア):LP1500

手札0

E・HERO Great TORNADO

伏せ1

 

「私のターン。エクスカリバーを守備表示に変更」

 

エクスカリバー

DEF:1000

 

「カードを2枚伏せて、ターンエンド」

 

簪(学園):LP2450

手札2

H-C エクスカリバー

伏せ2

 

「私のターン。速攻魔法《禁じられた聖槍》を発動!TORNADOに対して発動し攻撃力が800ポイントダウン」

 

それを伏せてたのか。

 

E・HERO Great TORNADO

ATK:2800→2000

 

「そしてこのカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない」

 

学園簪の伏せカードが、除去系だとしても聞かないな。

 

「TORNADOで、エクスカリバーを攻撃!スーパーセル!」

 

巻き起こす風に、クサナギと同じように呑み込まれるエクスカリバー。

 

「ターンエンド。TORNADOの攻撃力は元に戻る」

 

簪(アカデミア):LP1500

手札1

E・HERO Great TORNADO

 

「私のターン。罠発動!《ヒロイック・ギフト》!」

 

「何?」

 

思わず声に出してしまった。

確かそれは…

 

「相手のライフポイントが2000以下の場合に発動できる。相手のライフポイントを8000にして、自分のデッキからカードを2枚ドローする」

 

「え?」

 

簪(アカデミア):LP8000

 

簪(学園):手札5

 

やはり、普通に8000…。

 

「ああ、とうとうやったか」

 

「どういう意味だ仭?」

 

「…彼女…学園の簪にも、カードショップとかで異名があってな」

 

「それで?」

 

「せかすな。そして簪がヒロイック・ギフトを発動したら、対戦相手は大抵こう言うそうだ。…『圧倒的攻撃力を誇ったエクスカリバーに、やられた』、と」

 

「?」

 

「《H・C スパルタス》を召喚!」

 

H・C スパルタス

ATK:1600

 

「さらに永続罠《コピー・ナイト》!効果で召喚されたスパルタスと同じ、レベル4同名モンスタ(戦士族・光・攻/守0)として、モンスターカードゾーンに特殊召喚する」

 

レベル4のモンスターがこれで2体。

 

「私はレベル4のスパルタスと、コピー・ナイトでオーバーレイ!エクシーズ召喚H-C エクスカリバー!」

 

2体目か。

 

「装備魔法《エクシーズ・ユニット》を発動。エクシーズモンスターのエクスカリバーに装備。装備モンスターの攻撃力は、装備モンスターのランク×200ポイントアップする」

 

H-C エクスカリバー(ORY2)

ATK:2000→2800

 

「エクスカリバーの効果!オーバーレイユニットを2つ取り除いて、元々の攻撃力を2倍に!エクシーズ・ユニットの効果で、取り除くオーバーレイユニットの1つに!」

 

H-C エクスカリバー(ORY1)

ATK:2800→2000→4000

 

「装備魔法《ストイック・チャレンジ》!自分フィールド上に存在するモンスターエクシーズのエクシーズ素材を全て墓地へ送り、装備する。装備モンスターの攻撃力は、このカードの効果で墓地へ送ったカードの枚数×600ポイントアップ。そして装備モンスターの戦闘によって発生する戦闘ダメージは2倍になる。エクスカリバーのオーバーレイユニットを1つ取り除いて、600アップ!」

 

H-C エクスカリバー

ATK:4000→4600

 

これで攻撃が通ったら、ダメージは1800×2。

だが、次の自分のスタンバイフェイズに、破壊されてしまう。

 

「通常魔法《ヒロイック・チャンス》を発動!エクスカリバーの攻撃力がさらに倍に!」

 

H-C エクスカリバー

ATK:4600→9200

 

「攻撃力9200…」

 

「TORNADOとの攻撃力の差は…6400。そしてダメージは12800か…亮かよ」

 

恐ろしいな。

 

「…多分、まだ終わらん」

 

「何?」

 

「あれを見ろ」

 

学園簪の方を見ると…怖かった。

 

「フフフ、さらに装備魔法《ヒロイック・グロース》を発動。エクスカリバーに装備。自分のライフポイントが相手のライフポイントよりも低い場合、装備モンスターの攻撃力は倍になる」

 

「なっ!?」

 

おいおいまさかこんな形で、ヒロイック・ギフトのデメリットが役に立つとか…。

 

H-C エクスカリバー

ATK:9200→18400

 

『攻撃力18400!?』

 

「TORNADOとの攻撃力の差は15600。ダメージは31200」

 

『ダメージ30000超え!?』

 

やはり結が楯無と同じように、容赦無いのなら、妹も同じらしい…。

アカデミア簪は、汗をかきまくってる。

 

「バトル。エクスカリバーで、TORNADOに攻撃。一刀両断! 必殺真剣!!」

 

「きゃああああ!!!??」

 

簪(アカデミア):LP0

 

8000になったのを一撃で0にするとか、パワー・ボンドとリミッター解除併用のサイバー・エンドじゃあるまいし。

ダメージ超過は、20000超えのオーバーキルだぞ。

 

 

 

 




どちらも凶悪。(汗)
それと結、(ついでに)六花も終了のお知らせ。

オリカ

幻影の魔術師
☆3/闇属性/魔法使い族/効果モンスター/攻600/守700
戦闘で破壊された時、デッキから攻撃力1000以下のモンスターを守備表示で特殊召喚できる。

M・HERO ファウンティン
通常モンスター
☆4/水属性/戦士族/攻撃力1000/守備力1400

M・HERO ガスト
通常モンスター
☆4/風属性/戦士族/攻撃力1500/守備力1600

ストイック・チャレンジ
装備魔法
自分フィールド上に存在するモンスターエクシーズのエクシーズ素材を全て墓地へ送り、そのモンスターエクシーズに装備する。装備モンスターの攻撃力は、このカードの効果で墓地へ送ったカードの枚数×600ポイントアップする。装備モンスターの戦闘によって発生する戦闘ダメージは2倍になる。装備モンスターは次の自分ターンのスタンバイフェイズ時に破壊される。

ヒロイック・グロース
装備魔法
戦士族モンスターにのみ装備可能。自分のライフポイントが相手のライフポイントよりも低い場合、装備モンスターの攻撃力は倍になる。 
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