東方霊無鏡 〜Per hour 2.5 minutes 【完結】   作:LOORUME

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其四話

 

「『その鏡は今(・・・・・)どこにあるんだ?(・・・・・・・・)』ですって?」

 

「ああ」

 

「なによ、そんなの犯人が持っているに決まっているでしょ?勿体ぶる必要が無いわ」

 

「霊夢、甘いぜ。 もしそうなら、鏡の世界から鏡に入れば犯人とご対面できるぜ」

 

「甘いのは魔理沙よ」

 

「なんでだよぉ」

 

霊夢はやれやれといった(てい)で話す。

 

「そもそもどうやって鏡の世界に行くのよ。行ける鏡が無いじゃない」

 

「あれ?そっかぁ。名案だと思ったのになぁ。なんだかあれだぜ、まるで催眠術にでもかかっているみたいだ」

 

「!....そうなのよ。ねえ、なんかずっと前から催眠術にかかってる感じなのよ。

いつものわたしなら分かったはずなのに分からないと言うか、そんな感じ」

 

「ああ、わかるぜ。お茶飲んで落ち着いている今でもそうだ」

 

「これは、まだ異変が終わっていないのかもしれないわね...........

..........え!?」

 

「どうした?霊夢?

..............あ」

 

その時、八岐鏡映の溢したお茶によって紫の『理解と不可解の境界』の操作が解除された。

そうなってしまうと二人が事態を理解するのは数秒とかからない。

 

「あぁーくそぉ!紫に操られてたぜ!まあ、なんにせよ元通りなんだ。今更術をかけなおそうたってそうは行かないぞ?

紫。」

 

虚空に話しかける二人。

 

「そうね。たとえ勘や思考力を下げようと、一度手にいれた記憶は消えないわ!」

 

「さあ出てきな紫!!」

 

「そこに居るのはわかってるのよ!!」

 

「そげそげ!」

 

と三人目。

 

 

................?

霊夢と魔理沙の思考は一度停止した。

 

「.......なんであんたが紛れてるのよ」

 

「いや.........なんとなくバレないと思って...」

 

二人と一緒に座ってい誤魔化すようにはにかんでいるのは勿論、八岐鏡映だった。

 

「っていうかあんたも犯人の一人だったの?まぁそんな予感もしてたけど」

 

「予感て、後出しジャンケンは見苦しいぜ」

 

「うるさいわね」

 

「.........まあ、犯人とも言えるかもね」

 

「訳を話してくれるよな?」

 

「ああ、勿論。あと、紫、友人を一人にしないで出てきなよ。」

 

「はぁ〜い」

 

鏡刻塔に現れた時とは打って変わって元気がない。まるで、いたずらの準備中に見つかってしまった子供のようだ。

 

「...紫も座ったね。うん。

じゃあ、こっちの時間で1ヶ月くらい前の話だよ」

 

八岐鏡映の語りが始まる。

 

 

 

其五話へ続く

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