東方霊無鏡 〜Per hour 2.5 minutes 【完結】 作:LOORUME
「「「「「「「乾杯!」」」」」」」
声が響いた。
途端にダムが決壊したかのように喋り出す女達。女三人集まれば姦しい。
ならば今は
正しくは
そう、参加者は7人。ただし八雲紫の式の藍が参加しているわけではない。
参加者は、八雲紫、八岐鏡映、ピサース・ミラル、ハニエル、博麗霊夢、霧雨魔理沙、そして古明地こいし。
誰も気付かないが、確かに参加していた。何気なく会話し、何気なく酌をし、し返したり。残された徳利が7つであることに気付いて霊夢が首を傾げるのは明日の話。
「酒!持ってきなさいよォ」
霊夢がべろんべろんに酔っていたのは鏡の世界に入る前に呑んだ酒によるものだった。
そして誰となく返事をしたこいしが追加の酒を持ってくる。
「はい、どうぞ」
「ああ、ありがと。こいし......ん?何考えてたっけ?まあいいや呑も」
一瞬違和感を覚えるが、一瞬後には無意識のうちに忘れている。使い方を誤れば危険な事が起きるであろう。霊夢でさえ防げないのだ。
そんな折であった。
「7人で....いや6人か、何言ってんだ私。
6人だけなら私も混ぜてよー」
乾杯の声に誘われ、酒の匂いの誘惑に負けてやってきたのは伊吹萃香である。
「やあやあ。紫、魔理沙、霊夢、どうも。
それにしても半分は見ない顔だ.....」
伊吹萃香が停止した
「どうしたの?」
と霊夢が覗き込んで聞く。
お察しの良い人ならお分かりであろうが、(このSSでは)伊吹萃香は
ーー酒呑童子は、八岐大蛇の子であると。
ーー生まれた子は、酒呑童子になってしまったと。
詳しい説明は省くが、とりあえずこの場は感動の再開の場となった。
「母ちゃん!」
萃香がそう叫び、鏡映に抱きついた。
「か、母ちゃん!?」
萃香と鏡映以外のこいしを含む6人は驚いた。
霊夢は確かに、と思うところはあった。萃香と鏡映が別室で話している間、萃香と鏡映の似ている点を探していた。
まず、何より、幼い。
二人とも、超幼女である。ペドペドしく、幼女幼女している。
勿論それは、精神的にでもあるのだが、おもに外面的にだ。
顔立ちも、言われてみれば確かに似ている。身長や、目の形も。
そして次に、ウワバミである。
八岐大蛇が語源になるくらいだから鏡映はわかる。その子である萃香が酒豪でなことにも納得できた。
そして最後に、性格が結構大雑把である。説明不要。
そんな感じで、残った女性5人+無意識1人は似ているところ探しをしながらくっちゃべっていた。
二人が別室から帰ってくると、仕切り直しで乾杯した。
「親子の感動の再開を祝して、乾杯」
「「「「「「「乾杯!」」」」」」」
本日二度目のダム決壊。
まだまだ夜は続く。
この話から側話帳と(ほぼ)同時投稿になります。
詳しくは活動報告を見てください。