東方霊無鏡 〜Per hour 2.5 minutes 【完結】   作:LOORUME

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設定というより歴史っていう感じですかね?
(追記:「其世界設定」から「其の後の世界」に変更。やっぱこっちのほうがしっくりくる気がしますし、
設定は設定で多分あとでやります)


其の後の世界 蛇足世界-04

幻想郷の各地にいくつもの鏡が設置され、自由に行き来出来るようになった。

その時に、鏡の世界の明確な呼び名を決めることになった。

 

名前は「鏡源郷」

 

鏡源郷と幻想郷の地形は同じなので、各地の鏡で移動した場合、その位置に対応する全く同じ位置にワープする。

 

つまり、魔理沙の家からワープすると何もない森へ。守矢神社からワープすると桃源郷の山の上にある館へ行く、といったような具合だ。

 

勿論、霊夢や魔理沙が入って行ったような手鏡サイズで携帯できる鏡もあるし、一応販売もされている。

だがしかしかなり高額で、一部の商人や、名家などしか買うことが出来なかった。

さらに、買うためには八雲紫か八岐鏡映に会わねばならず、そのため蓄えのある強力な妖怪しか買えなかった。

 

もちろん例外もいる。

その例外の例が博麗霊夢や、霧雨魔理沙だ。

彼女らは異変(というほどの規模ではないが)による郷の糊付に協力したため、無料で手鏡を渡された。

 

したがって普通の人間達が鏡源郷に行くには設置された大きい鏡を使うしかない。

もっとも、設置されているのが里の外ではなくちゃんと里の中にあり、人間も自由に行き来できる。

 

思い出してもらいたいのが、幻想郷の24時間は鏡源郷の1時間であるということ。

 

つまり幻想郷の人間が1泊して鏡源郷から帰ってきたら1ヶ月経っていた、なんてこともありうるのだ。

なので進んで鏡源郷に行こうなどという者は蓬莱山輝夜やレミリア・スカーレットなど、よっぽどの暇人だけだ。

 

 

本編では話に出てきていないが、鏡源郷にも人間はいるし、人里もちゃんとある。

そのうち、幻想郷に行こうとする者も決して少なくない。

それに、鏡源郷からすると幻想郷の時間の流れは24分の1で、一日の休みを24日間過ごせるということだ。

これは好都合だとでも言わんばかりに鏡源郷の人間たちが次々と休みを希望し、今鏡源郷の人里はがらんとしている。

対して幻想郷の人里は人口が二倍ほどに増えたかのように人に溢れ、行く道も人で埋め尽くされていた。

 

どちらの人にとってももう一つの人里、一度も会った事がない人間というのは新鮮で、いい刺激になったという。

 

鏡源郷の過疎状態、幻想郷の過密状態はしばらく続いた。

 

人間の反応は以上。

続いて妖怪の反応だ。

 

幻想郷も鏡源郷の妖怪には学校も試験も何にもない。すると当然大勢の妖怪が次々と興味のままに設置された鏡に入って行く。

その時、ほとんどの妖怪がもう一つの郷に行ってしまったため、ただ妖怪を交換したような状態になった。

 

先程も書いたように、紅魔館一行や蓬莱山輝夜(永遠亭のメンバーは仕事で忙しい)などが鏡源郷に行った。

 

彼女らからすると、見た目だけ違う幻想郷に見慣れた妖怪共がいるのだ。人里を覗いてもガランガラン。

誰がこんなところに喜んで来るのじゃ、ええい離せ、払った金を返せとレミリア・スカーレットと蓬莱山輝夜は地団駄を踏んだらしい。

 

 

 

幻想郷と鏡源郷の関係は順調で、良好にいつまでも続いた。

 

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