東方霊無鏡 〜Per hour 2.5 minutes 【完結】   作:LOORUME

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其泗話

「というわけなんだ。香霖、手伝ってくれないか?」

「お、おいおい魔理沙。いきなり来て事情を話して、手伝ってと言われても」

香霖が戸惑っている。

それもそのはず、夜にいきなり訪れたのだ。

まあいきなりじゃない訪れ方を私はあまり知らないのだが。

っていうか事情を話したんだからいきなりじゃないんじゃ?

 

「だから!この鏡を調べてくれって言ってるんだぜ」

「なんだ、そんな事か。話の前振りが長すぎるよ。それでそのかが...み...」

 

ん?香霖が停止?した?

 

「どうした?香霖。ツケならまだ払わないぜ?」

「いやそういうことじゃなくてだね」

「? はっきり言えよ」

「その鏡は、僕が霊夢に売った、

というか霊夢に盗られた物なんだよ」

 

は?

 

「じゃ、じゃあ、

どうして妖力や魔力がこもってるんだ?

どこかから拾ったお前なら何かわからないか?」

「うぅー......ん

それがわからないんだよ。

霊夢に盗られる以前からそれを見ていたんだが。

多分結界か何かでも張ってあるんじゃないのかい?」

「ふぅん...」

「とにかくそれは僕の専門外だ。

ああ、それは持って行っていいよ。

用途がわからないんじゃ売り物にもできないし。

鏡として使おうにも危険な香りがするし、ね」

「お前の蒐集物に加えるってことは?」

「ないね」

 

スッパリと言う。

「さっきも言ったけどその鏡は危険な香りがする。

僕は厄介ごとには巻き込まれたくないんでね」

「そう、か」

 

情報を十分に得られず、わかったことは鏡に結界らしきものが張ってあるということだ。

結界といえばの妖怪がいる。が、

できればそいつとは関わりたくない。

話が面倒だからな。

でも今は緊急事態だ。

明日はスキマの家に押しかける。

 

 

 

香霖堂を出て、家に向かう

 

 

 

それにしても今日は疲れた。

家に帰ったらすぐ寝よう。

 

 

そして家のドアを開けた。

 

にっこりと微笑み彼女は言う。

 

 

 

「おかえりなさい」

 

 

 

「...........」

 

「返事はただいま、でしょ?」

 

「お、おう......た、ただいま.......」

 

突然のことに頭の処理が追いつかなかった。

 

「っていうかなんで居るんだよ紫!」

 

彼女は、八雲紫。スキマ妖怪だ。

上半身をスキマから出しながら佇んで(?)いる。

 

「いいじゃない。話が有ってきたのよ」

 

話?こんな時に何の用だ?

 

「それなら私にも話があるんだが...」

 

「大丈夫。その話とも無関係じゃないわ」

 

やっぱりか。このタイミングならそうだと思っていたぜ。

いや、それ以外になんで話す場所が私の家なのかとかはあるけど...。

 

「さて、どこから話したものか」

 

「好きなところからでいいぜ」

 

「では、そうしましょう。

あれはーーー」

 

昔話のように彼女は語る。

 

 

 

 

其吾話へ続く

 




なんだか霖之助の性格が怖いような...?気にしないでください。
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