東方霊無鏡 〜Per hour 2.5 minutes 【完結】 作:LOORUME
魔理沙は友を見つけ出し、鏡の世界から抜け出せるのか。
そしてなぜ霊夢が鏡の世界に居るのか。
《霊無鏡 第2章》
随時更新予定
※BGMをかけながらお楽しみください
其壱話
BGM:「鏡の国の幻想曲 〜Inversion World」
目が覚めるとそこは、知らない天井だった...。
いや、目の前にあったのは天井というか地面なんだがな。
どうやら、無事鏡に来れたみたいだ。うん。
ただ数分の間だけ気絶してたみたいだけどな。
むっくと起き上がり、あたりを見回す。
どうやら森の中みたいだ。危険さなら魔法の森に負けていないと思う。そんな香りがするぜ。
飛び上がってあたりを見回してみるか...
あ、しまった。
箒を忘れてしまったようだ。
まああれは飾りで 箒がなくても一応は飛べるんだがな。魔法使いとしてイメージが、なぁ?
仕方ない取りに行く...か......?
さっきは気づかなかったが、後ろに鏡があった。ちょうど私と同じくらいの高さだ。デザインはあっちの世界の鏡と同じ。
ただ、
鏡にヒビが入り、壊れてしまっている。
鏡面にはバラバラになった私が映る。
これは、私がくる時に使った鏡....だろうな。
.....勘だがおそらく帰ることはできないだろう。あの巫女には負けるが私の勘もかなり当たるのだ。
案の定帰れなかったし。試すだけ無駄だったか。
...で、この際魔法使いとしてのイメージは諦めてしまおう。
それより周りの様子を見渡すんだったな。
「よっと」
ふわりと飛び上がり、森の木の上へ出る。
さらに上昇し、かなりの高さまで来た。
「あれ.......?」
ありえない既視感を覚える。
いや、ありえなくはないんだが、十分にありえるのだがそれは......
......自分の勘を信じよう。
おそらくここは幻想郷の、鏡の世界。
地形も全く同じだ。
いま、私がいた森はおそらく鏡の中の魔法の森だろう。
ただ、違うところがある。
ひとつは、有るべき建造物が無く、
無いはずの建造物がある。
例えば、あそこ。あそこには守矢神社があったはずだ。だがあそこには神社の影さえ無く、代わりに大きい洋館が建っている。
あとは私の家。
でかい鏡があったところには私の家があったはずなのだ。
他にも違う所があり、多分そのせいで既視感を疑ってしまったのだろう。
ふたつ目は、ところどころが歪んでいること。
それは私の眼がおかしくなったわけではない。世界が壊れていく感じだぜ。
なんていうのか、そう、ノイズ?
ちなみに今、世界が歪んでて今にも酔いそうだ。
おえっ。
......が、我慢しろ私。
さて、霊夢を探さないとな。
あとは情報収集と帰る方法か.....。
「お?」
あっちに人...いや妖怪がいる。
話しかけてみよう。
第弐話へ続く。