IS~透明だった少女は何を思う~   作:はにゅー

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祝☆通算UA300突破です!私自身UA500くらいいけばいいかなくらいにしか思っていなかったのでとても嬉しいです!これからも精進していきますのでよろしくおねがいします!


第9話

  ~数日後~

 

一夏SIDE

 

 

 葬式会場でサーシャさんが倒れてから数日が経った。倒れた当初は40度の熱を出して1日中寝ていたけど、2日目の朝には熱も引いて元気そうにカレーライスを何杯も頬張っていた。

 全くあの人は。無表情でなに考えてるかよくわからないけれど、動揺しているときと旨い飯を食っているときはとても分かりやすい。表情は全く変わらないんだけど、何というかオーラというか纏っている雰囲気で分かるんだ。そういえば新しい生活を初めてもう半年は経つけどまだサーシャさんの笑顔をみたことはないんだよなぁ。エフィさんは表情豊かで何回も見たことはあるんだけど、なぜかサーシャさんのは見たことがない。というか、あの仏頂面の無表情しか見たことがない。気になって、ずっと一緒に居るというエフィさんに聞いてみたんだけど、彼女も見たことがないらしい。でもシャルのお母さんは見たことがあるって言ってたな。どうやってあの無表情を崩せたんだろうか。やっぱり食べ物なのかな。

 

 そういえば、シャルはというとサーシャが倒れてからずっと落ち込んでいて、食欲がなかったけどサーシャが目を覚ましてからは少しずつだが、食欲も戻ってきていた。

 ただ、目が覚めてからのサーシャさんはなんだか様子がおかしい。食事の時以外ずっとぼんやりとしているし、あまり寝ていないようだった。

 やっぱりシャルのお母さんが亡くなったのがかなりショックだったのだろうか。サーシャさんとシャルのお母さんはかなり仲が良かったらしいから。早く元気になってほしいと思うのは多分俺だけじゃないと思う。エフィさんもシャルも心配そうにしてたから。

 そういえば、他に変わったことといえばシャルもIS のトレーニングを始めたことだ。この前のIS 適正検査の時、Aランクを出したことから国に代表候補生にならないかと再三連絡が来ているのだがシャルがその誘いを断っていた。なんで断ったのか聞いてみたら、うーんとすこし悩んだ素振りを見せて、少し意地悪そうな笑顔を見せた後に「内緒♪」とおっしゃられた。

みんなそうやって隠すのはなんだか仲間はずれにされたような感じがしてならない。だけど誰にだって話したくないことはあるのだろうと思い追及はしていない。さて、今日もシャルと一緒にISのトレーニング頑張りますかね!

 

 

一夏SIDE OUT

 

 

サーシャSIDE

 

 

倒れた後、私はずっと"あのとき"よりも前のことを思いだそうとしていた。むしろ今まで気にならなかったことがおかしいくらいに記憶が抜け落ちているからだ。主に抜け落ちている内容としては、当時の訓練内容と教養以外の記憶のほとんどが該当している。これはいくらなんでも異常だ。家族のことですら忘れているのに戦闘に関する記憶は全く抜けていないことがおかしすぎる。そして何よりもこんな異常なことが起きているのに私はちっとも動揺していないことがなによりも異常だ。普通の人間なら恐怖するだろう、憎悪を抱くだろう、困惑するだろう、悲しむだろう。だが、私にはそれがなかった。まるでそれが当たり前のことだというかのように私の心は何の揺らぎも起こしていない。

ねぇ、博士。私は一体何者なんですか?私は本当にニンゲンなんですか?




シャルと一夏のISトレーニングの先生はエフィです。場所もちゃんと信用できる人から場所を借りています。シャルの使っているISはまた次回に
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