IS~透明だった少女は何を思う~   作:はにゅー

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第12話です!今回は途中までダイジェストみたいになっています。許してヒヤシンス


第12話

 ~日本~

 

 

 乗る飛行機を間違えたとか、乗った飛行機がハイジャックされたなどといったトラブルもなく無事羽田空港に降り立った。

 

 

 「帰って来たんだな、俺」

 

 何やら一夏が黄昏た雰囲気で覚悟を新たにし、シャルロットが人混みに呑まれて迷子になったこと以外特に変わったこともなく一行は旅を楽しんでいった。

 

 初日は東京ディズニーランドで遊び、2日目はディズニーシーの方に行った。サーシャとエフィは自分達のいた時代にはこういった遊園地は存在していなかった為、全てが新鮮といった感じで楽しんでおり、一夏とシャルロットは聞いたことはあったが行ったことはないといった感じでこちらも純粋に楽しんでいたようだ。特にシャルロットは目を輝かせながら一夏を振り回していた様子で一夏も苦笑しながらもしっかりとシャルロットの手を掴んで迷子にならないように気を使っていた。

 

 3日目は秋葉原にいく組と池袋にいく組で分かれた。勿論秋葉原に行くのはサーシャ1人だった。相変わらずおしゃれとかに興味をもたない様子にエフィは苦笑しながらも5時までに池袋に集合だと言い別れた。

 

 「ようやく1人になれたわね」

 

 サーシャがここで空気を読めない発言をしたのには訳があった。それは織斑千冬に会いに行くという目的があったからだ。元々日本旅行を計画した目的の1つでもあったのだがなるべく一夏には知られたくなかったので単独行動が出来る時間を作ろうと思っていたのだが割と簡単にその時間が取れたので拍子抜けをしていた。だが、

 

(そっか………私と同じ趣味の人いないのか)

 

と結構落ち込んでいた。

 

織斑家の場所は以前仕事で百春についての調査を行ったときに特定していたため、特に道には迷わなかった。そしてついに織斑家にたどり着いた。

柄にもなく少し緊張しているようだ………それも無理はないか。これから会うのは現時点で世界最強の人物であり、そんな人物を相手に一夏について話をつけなければならないのだから。

私は一度大きく息を吸い、意を決してインターホンを押した。少し待つとインターホンから「はい?」と少年の声がした。私は

 

「すみません。私は友人の千冬さんに会いに来たんですけど千冬さんいますか?」

 

もちろん嘘だ

「そうなんですか、でもすみません。姉は今ドイツに行ってるんですよ」

「あ、そうなんですか」

 

ちょっとまてちょっと待て。織斑千冬は今ドイツに居るだと?これは予想外だ。私はあと2日でフランスに帰らなくてはならない。私が帰った後ドイツにまだ居るなら仕事のついでに会いに行けるけど居ないのならまた日本に来なくてはならない。流石にそれは面倒だ。

 

「千冬さんいつ帰ってくるか分かりますか?」

「後半年くらいは帰ってこないと思いますよ」

「そうなんですか………ではクラチカが半年後くらいにまた来ますと千冬さんに伝えてください」

「分かりました」

 

おそらく百春であろう人物に伝言を残し次の目的地に向かおうとしたとき織斑家を後にしようとした時、織斑家から1人の少年が出てきた。その少年はどことなく一夏に似ており目は何故かオッドアイだった。

変だな。前の資料を見た時百春の目はオッドアイじゃなかったと思うんだけど。

 

訝しんでいると、その目はいきなり光を放ち

 

「僕の物になれ!!」

 

と百春が叫んだ時、私は

 

 

(百春さん大好き!) ーーエラー。精神に異常が発生しています。

 

(もうあの人しか考えられない!)ーー解析完了。精神の浸食に対しカウンターを発動。

 

(私にはあのひとしかいないの!)ーー3、2、1。完了。精神の汚染を除去しました。

 

 

「ッ!!」

 

何だ。今何が起きた!?ああ思い出したくもない!私がこの男を一瞬でも好きになるなんて!早くここから離脱しよう。そうしよう!

私は踵を返すとありえないものを見たような唖然とした表情をした百春を置いて次の目的地に向かった。

 

 

次の目的地は鳳鈴音の自宅

 

 

「馬鹿な。神に選ばれた僕の力が通用しないだと!?まさかあの女、転生者か!」

 

 

 

~~~~数時間前のある港~~~~

 

朝早くまだ霧も出ている早朝の港に女性の団体がとある輸送船に集まっていた。

 

「もうすぐこの平和ボケしたくそったれなこの国に復讐ができる。この"兵器"でな!」

 

リーダー格の女が指を指した先に一つのコンテナがあり、中には金属の鎧のような物と銃器がずらりと並んでいた。

 

「手始めに今日の午後3時に"イケブクロ"を襲撃し我らの恐怖をこの国に刻むぞ!!」

 

おぉぉぉぉと歓声が鳴り響き熱狂が広がっていく中、少し離れた場所でスーツを着た青年がタバコを吸いながらまるでお気に入りのものを自慢するように呟いた。

 

「なぁ、見ているか天災≪篠ノ乃束≫。お前の作った物の模造品で戦争が始まるぜ?わくわくするなぁおい!」

 

せめて愉快に踊ってくれよ?あわれな道化師達。子供ように笑いながら呟いたその青年の呟きを誰も耳にした者はいなかった。




また新キャラ登場しましたね。このキャラはちゃんと後に出てくるので使い捨てではないです。そういえばまだ戦闘シーン一回しかやってないことに気づき頭を抱える今日この頃。
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