IS~透明だった少女は何を思う~   作:はにゅー

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第14話です!今回もいつもよりも長めです。


第14話(修正)

 エフィSIDE

 

サーシャさんと別れた後、私と一夏君とシャルちゃんの3人でショッピングを続けていた。

 

 「でも意外だなぁ。サーシャさんがアニメ好きだったなんて」

 

 一夏君はサーシャさんがアニメ好きだったことを初めて知ったようだ。

 

 「ふふ、サーシャさんは一夏君と出会う前からアニメが好きだったんですよ」

 「そんなに前から何ですか?てっきり最近ハマったのかと」

 「サーシャさんは自分のことを隠すのが上手いひとだから分からなかったのも無理はないと思うよ。」

「まぁ、確かに。自分の悩みとか抱え込んでしまうタイプですよね、サーシャさんは」

 

そんな他愛無い会話をしながらショッピングをし、買い物もひと段落し3人でカフェで休憩していた時だった。

突然外から銃声が聞こえた

 

「今のは!?」

「っつ!シャルちゃん一夏君伏せて!!」

 

エフィが叫んだ瞬間一夏とシャルは即座に床に伏せ、エフィも近くに居たウェイトレスを掴んで素早く伏せた。エフィが伏せたのとほぼ同時に店内に銃弾の嵐が襲った。店内に悲鳴が響いたが濃密な血の匂いがしなかったことからどうやら自分の警告のおかげで死人は出ずに済んだようだ。直ぐに撃ってきた方向を見るとアサルトライフルを持ったISが別の方向に飛んで行ったところだった。

 

(まさか日本でISテロ!?どうして)

 

外からまた銃声が聞こえてきたため考えるのは止めにして避難することにした。

 

「表はまだ危ない!裏口から逃げよう!」

それには賛成だった。いつさっきの奴が戻ってくるか分からなかったし、あのテロリストが1人だけとは到底考えられなかった。今はとにかく一夏とシャルを安全な場所に逃がさなければならない。

 

「一夏君、シャルちゃん立てる?ここから逃げるよ!」

「逃げるって何処に!?」

「見て一夏!あれって"自衛隊"じゃない?」

 

店の裏口から戦闘音がしない方向に走っていくとIS打鉄を身に纏った人たちが池袋の中心地に飛び去って行ったのが見えた。

 

「エフィさん、自衛隊の人たちはあのテロリスト達を倒せるんですか?」

走りながらシャルは不安そうに私に尋ねてきた。私はさっきちらりと見たテロリストが乗っていたISにつけられていたエンブレムを思い出しながら

 

「敵の数によっては自衛隊じゃ勝てないかも…………」

「え!?どうしてですか!?」

シャルが驚くのも無理はない。そこらへんのテロリストだったら自衛隊の敵じゃないのだが………

 

「さっきのISのエンブレムを見て確信した。テロリストの正体は今中東で一番大きい傭兵団『砂漠の獅子』だね

。あいつらは練度も高くて連携が強いからね。実践経験がない軍じゃ敵わないくらい強い」

「そんな………」

シャルがとても不安そうな表情をしていたが、でも大丈夫だよと言って続けて

「私も直ぐに加勢をするから」

 

と自衛隊のISを一機撃墜した『グラナーダ』を睨みつけながら私は2人に告げた。

グラナーダは最近テオラインダストリーが発売したばかりの量産機でスペックも実戦向けの万能機。それが最低6機いる。数も経験も負けている自衛隊ではいつ全滅してもおかしくはない。

 

「分かりました。シャルは俺が守るからどうか無茶だけはしないでください」

「一夏!?」

 

一夏は分かっているのか直ぐに了承したがシャルはありえないといった表情だった。

 

(無理もないか………シャルちゃんにはまだ話していないからね。私たちの"本業"を)

 

「大丈夫だよシャルちゃん。だって私傭兵だもん。こういった不利な戦況も慣れてるよ」

 

私は"陽炎"を起動させた。ハイパーセンサーには敵性IS"15機"と表示されていた。

 

(15機!?いくらなんでも多すぎない!?)

 

直ぐに私はサーシャさんに秘匿通信で連絡した。

 

「大変です!サーシャさん!池袋で………きゃあ!!池袋でISテロが……!なんとか一夏君とシャルロットちゃんと避難させましたけど……」

「自衛隊は?こんな時の為の自衛隊でしょう」

 

私たちがいる場所に流れ弾が飛んできたので慌てて"プライマルアーマー"を起動させて一夏達を守った。

 

「自衛隊は確かに動いているんですが何せ数が多くて………。今のところ自衛隊はかなり押されています。私も一夏君達を避難させたら戦闘に参加しようと思っています」

「すぐに向かうから無茶はしないで」

「了解です!」

 

通信を切り、私は空に上がった。

 

「あ?まだ残ってたのかよ。まあいいこれで最後だから」

 

と前方三百メートルに居た女が打鉄を撃ち抜きなが面倒くさそうに呟いた。

 

(こいつの言ってることが本当なら恐らく自衛隊は全滅………そして目的がわからない今こいつらを好きにさせるわけにはいかない!)

 

アサルトライフルを構えて直ぐにグラナーダに発砲した

 

「おっと」

 

だが相手も素人ではないのでこっちの攻撃を易々とかわしお返しと言わんばかりにこっちに発砲してきた。わたしはそれを上昇して回避しながら高速切替(ラピッド・スイッチ)でスナイパーライフルに変更してすかさず発砲した。流石の相手も避けられなかったのか胸辺りに着弾し、かはっとうめき声をあげながらも

 

「いい腕じゃねえか。こっちが避けづらい弾道で撃ってくるなんてよ。」

 

口元から流れる血を拭いながら女は楽しそうに笑いながら確信したように

 

「お前遠距離支援型だろ?」

 

と言った。

 

(やっぱりばれちゃうか)

 

元々私はスナイパー専門だったため、中、近距離戦は並みより上程度の実力しかない。なのでそのことが露見する前に片を付けたかったのだが相手がなまじ強かった為、一機中破させるのに時間がかかってしまった。

 

「それと私相手に時間かけすぎたのは痛かったね。ほら私の味方が次々と来てるよ?」

「まず!?」

 

後ろに殺気がし、咄嗟に避けようとしたが遅すぎたらしく何発か当たりそうになったのを"プライマルアーマー"で防いだ。

 

「っち!なんだよそのバリアーみたいな奴は!」

「落ち着け。バリアーといってもエネルギーと強度には限界がある。それにあいつは撃つのは上手いらしいが避けるのは得意じゃなさそうだしな。ここは私たちで十分だからお前たち2人で駅襲撃してこい」

「「了解!」」

「ッ!?させるか!!」

 

駅には一夏達がいる。わたしは何が何でも通すわけにはいかなかった。だが、四方八方から銃弾の嵐が襲ってきたのでやむなく回避した。

「おいおい何処にいくんだよ、スナイパー。私たちと遊ぼうぜぇ」

「あんたたち………!」

周りには13機のIS。バリアを展開すれば突破はできるだろうが、そのときは恐らくエネルギーが尽きかけてる。構うものかと"プライマルアーマー"を展開し突破しようとした時

 

「いかせるかよ!!」

 

と背中に重い衝撃が襲った

 

「かはっ……」

 

(うそ!プライマルアーマーを貫いた!?)

ハッとしてコジマエンジンの粒子量をみたら残りがもう少ししかなかった。さっきの戦闘で着弾しすぎたからだ。さらにいえばさっきの重い衝撃のせいで"プライマルアーマー"が減衰してしまった。

 

(くそ!陽炎のコジマ出力は低めなのが完全に裏目にでた!これじゃああの2機を追えない……!)

 

残りシールドエネルギー量は8割あるがこれだけの銃弾を受けたら一瞬で削りきられてしまう。かといって全てを避けながら離脱する技量は私にはない。だったらやることは1つだった。わたしは一夏君にプライベートチャンネルをつなげた。

 

「一夏君!よく聞いて。そっちに敵ISが2機行くわ。わたし"達"が行くまでなんとかして持たせられる?」

「分かりました!なんとか持たせてみせます。それと別にエフィさんたちの救助の前に全て倒してしまってもいいんでしょう?」

「何でフラグを立てていくんですか!?」

通信を切り、全方面からの攻撃を避けながら両手に持っているスナイパーライフルを相手に撃っていく。だが全ての攻撃は避けきれず、少しずつシールドエネルギーが削られていき、スナイパーライフルも一丁がダメになり、直ぐに高速切替でアサルトカノンに変更し撃っていく。

 

 数分の激闘で4機は落とせたがこっちもダメージレベルがCに突入しており、満足に動けなくなっていた。

 

 「ちっ!手こずらせやがって」

 

 残りのグラナーダ達がこっちに銃口を向けリーダー格だと思われる女が苛立ちながら言った。

 

 「だがてめえはこれで終わりだ」

 「それはあなたたちね」

 「!?」

 

 女の真横に銀色のISがいつの間にかそこにいた。そしてサーシャは相手が動く前に右手に持っていた対IS用ブレードでリーダー格の女の胴体をシールドバリアーごと引き裂いて両断した。

 

 「リーダー!?くそっ!リーダーをよくも!」

 

 リーダーがやられたことに激昂し、数人がサーシャにアサルトカノンを撃ったが、サーシャは全弾を舞うように回避し一気に詰めより、左手に持った大剣で女の両腕を両断した。

 

 「あぁぁぁぁぉぁ!!」

 「次」

 

 サーシャは高速切替で両手にマシンガンを装備しながら蹂躙を再開した。




戦闘シーンやっぱり難しいですね。なかなか他の作者さんのように上手く描写が出来ません。次回は一夏視点も入れていきます
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