IS~透明だった少女は何を思う~   作:はにゅー

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今回で初めて篠ノ乃束が登場します。いやぁ、長かったなぁ。
 それと関係のない話ですが今期のガンダム凄く面白いですね!とても私好みで必ず三回は見直してます


第17話

~3日後、沖縄~

 

私達は篠ノ之束のお茶会に指定された沖縄にいた。とは言っても指定された場所は都市部の方ではなくおもいっきり海の上を差しているのだが。

 

 

「これって海の上でお茶会するのかな、一夏?」

「いや………昔から奇想天外なことばかりする人だからなぁ束さんは。文字通りのお茶会になることすら怪しいくらいだし……」

 

 

という一夏の意見だが、座標は海上を指している。グー〇ルマップで近辺を調べてみたところ、周囲には島らしきものはなかった。さらに言ってしまえば、その海域の近辺は潮の流れの影響で船は近づけないらしい。そのためか地元の人間はその海域には近づかない。

 

(まるで人目につきたくないかのようね。まぁ本人は国際指名手配を受けているのなら当然か)

 

 

なら、指名された地点に行くにはISでなければ行くことができない。ということなのだろう。幸い先日破損したエフィの陽炎はステルスシステムまでは壊れていなかったので問題はなかった。私は携帯を閉じながらさっき近くの売店で買ったサーターアンダギーを手に取り、口に入れた。なんだかドーナツに似ている味だった。

 

 

「ってまた食ってるんですか!」

 

 

と近くにいた一夏が私がサーターアンダギーをぱくついているのを見つけると

 

 

「まだ昼食食べ終わってから数分しか経っていないじゃないですか!しかもサーターアンダギー3袋目とか食べすぎです!」

「私の頭が甘いものを欲したのでつい」

「ついじゃありません!これは没収です」

 

 

と一夏は私が手をつけていたサーターアンダギーの袋を取り上げた。なんて殺生な

 

 

「返して、私の糖分」

「だめです、いくらなんでも糖分の取りすぎです!午前中から甘いものを食べすぎですよ!」

「か~え~し~て~」

「そんな幼児退行したような声で言っても返しませんよ」

「ちっ」

「何か今舌打ちが聞こえてきたんですけど………」

 

一夏とのサーターアンダギーをかけた駆け引きを繰り広げていたら

 

「サーシャさん、一夏君くだらないことをしていないでもう行きますよ!」

「………くだらなくなんてないし」

「分かりました。とりあえずエフィさんにこれをあげます」

 

 

と一夏はあろうことか私が買ったサーターアンダギーをエフィにあげやがった。

 

「わぁ、いいんですか!」

「いいんですよ」

 「私のサーターアンダギー………」

 

 

 勿論取り返そうとは思ったけれど、エフィは凄く嬉しそうだし、時間も押し迫っていることだし泣く泣くサーターアンダギーは諦めることにした。

 

 

 「…………………じゃあ行きましょうか」

 「なんかすごいテンション低いですね、サーシャさん」

 

 

 ~海上~

 

 現在私達4人はステルスシステムを起動させたISで指定された座標に飛んでいた

 

 

 「うぅ、陽炎のスラスターから変な音が出てますぅ。これいつスラスターが停止してもおかしくないですよ」 

 

 

 エフィの陽炎は3日経っても修復システムが完全に復旧してはいなかった。一応装甲とかは修復されているのだがスラスターなどの部分は一切直っていなかった。なので現在も陽炎のスラスターからゴトゴトと変な音が出ており、さらになにやら黒い煙も出ていた。

 

 

 (これは本格的に不味いかも………というか今にも爆発しそうな雰囲気醸し出してるし)

 

 

 これ以上陽炎のスラスターに負担をかけて爆発させる訳にはいかないと思ったので、私はエフィを陽炎を展開したままの状態でおぶることにした。

 

 

 「うぅ。恥ずかしいですね、これは」

 「文句言わない」

 

 

 エフィをおぶってから数分経ったところで篠ノ乃束に指定された座標に到着した。

 

 

 「やっぱり何もありませんね……」

 「………いや、海中の中に何かいる」

 

 

 私はアクティブレーダーを使用して、海中にいる何かを探っていた。

 

 ーーーレーダーに反応。水深二百メートル付近に大型ISの反応あり。

 ーーー警告。未確認大型IS浮上を開始しました。

 

 

 「みんな、高度を上げて。水中から大型ISが近づいてる」

 

 

 私の声と同時に一夏とシャルロットは一気に高度百メートルまで上昇した。私もエフィを落とさないように気を付けながら高度を上げたとき、ズドンと大きな音をあげ、巨大な潜水艦が勢いよく海中から飛び出してきた。

 

 

 「せ、潜水艦!?」

 「も、もしかしてこれもISなの!?」

 

 

 一夏とシャルロットは潜水艦がISということに驚いているようだが、私とエフィは潜水艦がISだったことに特に驚きはしなかった。ただ、この時代に潜水艦型ISが実用化されていることに驚いていた。

 私達がその潜水艦の登場に色々な意味で驚いていたとき、潜水艦のハッチが開き、中からうさみみを着け、アリスの服を着た女性が先程の海中から飛び出た潜水艦のように勢いよく飛び出した。一夏が疲れたような懐かしんでいるような複雑の表情で

 

 

 「お久しぶりです、束さん」

 と言った。対して束本人は潜水艦の甲板に着地すると

 

 

 「久しぶりだね!いっくん!そしてよく来たね!私が世界が誇る天才束さんだよ!ぶい!」

 

 

 この瞬間私が抱いていた篠ノ乃束博士に抱いていた憧れとか尊敬が砕け散り、やっぱり天才研究者は何処か頭がおかしいのかと諦めに近い思いを抱いた。




次回はお茶会です。まともなお茶会になるといいなぁ。…………無理か
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