IS~透明だった少女は何を思う~   作:はにゅー

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これで研究所襲撃は最後です。やっぱり戦闘描写は難しいですね。


第21話

私はエレベーターの近くに動けないように縛り上げたヴァルキュリアを置いて、ひとまず階段まで行った。武器をグレネードキャノンに切り替えて階段を破壊した。理由は単純でこの研究所の人間が逃げられないようにするためと研究者がヴァルキュリアを回収を出来なくするためだ。無事階段を破壊し終えた私はそのまま破壊したエレベーターの昇降路を使って下のフロアに降りて行った。

さっきの戦闘で戦力を使い切ったのか後は特に目立った抵抗もされなかった。だが、抵抗されなかったといってもこの研究所を潰すことが目的の為、研究所の職員は皆殺しにするので命乞いされても関係はなかった。下のフロアに行くにつれて人道に反するような研究が目立ち始めていた。中にはコードでつながれた脳髄がよくわからない液体の中で浮かんでいた部屋を見たときは嫌悪感が隠せなかったが、せめてもの情けとしてデータの抽出を終えた後グレネードキャノンでその部屋を焼き払った。それ以外にも酷い実験が行われていた部屋がいくつも見つかった。私は例外もなく全て焼き払った。そしてついに一番下のエリアに到着した。

 

そこにはひしゃげたエレベーターがあったため直ぐに一番下のエリアだと分かった。武器をコジマブレードに変えてエレベーターの天井を切り裂いてエレベーター内に入った。中にはミンチになった死体が転がっていたが特に気にもならなかった。私はひしゃげて開かなくなっていたエレベーターの扉を蹴り飛ばして開けた。そのエリアには残りの研究者が集まっておりどいつも絶望した表情をしていた。

 

「…………ヴァルキュリアはどうした」

 

その中でも一際絶望の色が濃かった男が話しかけてきた。

 

「気絶させて、放置してるが今から死ぬお前には関係ないでしょう?」

 

私はショットキャノンに持ち替えながら冷たく言い放った。男は「そんな馬鹿な………」と小さく零した。

「あれは私達の技術を結集させてやっとのことで作ったものだぞ…………いくらまだ未完成とはいえそんな簡単に負けるはずが………」

 

私は男の言い分にいい加減うんざりしてきたのでショットキャノンの引き金に力を入れた

 

「あの人形には魂がなかった。ただそれだけだよ」

 

その瞬間、室内に重い銃声がし、どさりと体の真ん中に大穴を開けた男の体が地面に倒れた。

 

「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「嫌だ!俺はまだ死にたくない!!」

「助けてくれ!い、命だけは!何でもしますから」

 

(いままで散々命を弄ぶようようなことをしてきたのにいざ自分の命が危うくなったら生にしがみつくのか………どの時代でもそういうことは変わらないのね…………)

 

「耳障りだからさっさと終わらせよう」と考え私はIS用ブレードを2本持ち片っ端から研究者たちを斬った。悲鳴の嵐の中数秒間の間切り続け気が付いたら周りは静かになっていた。念のため周囲の生命反応を調べてみたが反応は上のエレベーター付近のヴァルキュリアのものだけだった。そして奥に向かい最後の端末にケーブルを差してデータの抽出を終えた後、束博士に頼んで研究所の自爆を15分に設定してもらった。束博士が設定している間に急いでヴァルキュリアを回収してから研究所を後にした。やるせなさと後味の悪さを抱えながら私はヴァルキュリアを抱えてドイツの空に舞い上がった。




次回はついにサーシャの記憶が判明します(予定)
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