IS~透明だった少女は何を思う~   作:はにゅー

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やっと第1話です。それでもあんまり話が無人島から進んでいないのは気のせいです。気のせいということにしてください!お願いします


第1話

~タイムマシン内~

 

 

「で、これからどうするんですか?サーシャさん?」

 

しばらく外の風景を2人揃ってぼぉーっと30分くらい見続けた後、先に我に返ったエフィから現実を突きつけるような言葉を言われた。

 

……………もう少し現実を逃避していたかったんだけど仕方ない。そこで今の自分たちの状況について考えてみた。

今いるこの場所は海に囲まれた無人島でタイムマシンが見つかる心配はほぼない。(まぁこの後念のため森の中に隠すが)食料も魚を釣るなり、森の中で採るなりすればいい。水はタイムマシンの中にある浄水設備を」使えば問題ない。雨水を凌ぐ場所もタイムマシンの中に寝ればいい。(タイムマシンは中がかなり広いので2人並んで寝ても全く問題ない位の広さ)ここまでは、何にも問題はない。問題はないんだけどなぁ

 

「標的を探すのどうしよう…………」

 

それが問題だった。なんせこの時代にはなんの伝手もなければ戸籍すらない。挙句のはてにはこの時代のお金もないとなると織斑千秋の情報を集めることができない。

 

「仕方ない。傭兵でもやるか」

 

それしかなかった。戸籍もお金もなく更には体が幼くなっている私たちが織斑千秋の情報を集めつつお金を稼ぐ方法と言ったらこれくらいしか思いつかなかった。エフィは渋々と承諾したようだ。あまり納得はしてないみたいね。無理もないか。やっと正規兵になれたと思ったのに、すぐに非正規兵になるなんて嫌だものね。私は気にしないけど。

 

「さて、最初はどこの国に行こうかしらね」

 

「アフガンがいいんじゃないんですか?あそこはしょっちゅう内戦が起きてたし、資産家も多いはずだから、雇ってくれますよ!多分」

 

見通しが甘すぎる気がするけど、傭兵をやるとしたらあそこが一番いいのかもね。成功したらたくさん報酬もらえるだろうし。

 

「そうと決めたらさっさと準備するわよ。移動用にIS持っていくんだからそっちの準備もしなければいけないんだから。」

 

何故ISを持って行かなきゃならないのかはここは無人島で移動手段が皆無であり、目的地のアフガニスタンまでの距離は千キロを超えているからと、もしものためというのもある。ちなみに、現代のISはステルス性能は基本的に高く、この時代のレーダーにはかからないくらいの性能のため、移動中に見つかる心配はほとんどない。本当に便利なのよねECSって。

 

「準備出来ましたー!」

 

とエフィの声が聞こえてきた。結構準備に時間かかったわねあの子。ISの調整にそんなに手間取ったのかしら?

 

「随分時間がかかったね」

 

「何を持っていくか迷ってしまいまして。」

 

持っていく物はマニュアル通りのものでいいのに………何を迷う必要があったのかしら。まさかとは思うけど、

 

「まさかお菓子とか余計なもので悩んでたんじゃないでしょうね」

 

と私がじと目で言うと、エフィは驚いた様子で

 

「サーシャさんすごいです、大正解です!もしかしてエスパーですか?」

 

と抜かしやがった。こいつにとって今回のは遠足みたいなものなのか?

 

「お菓子はチョコレートにしておきなさい。わかったらさっさと準備しなさい」

 

と言い放つとエフィは慌てて荷物をまとめだした。やれやれ緊張感がないわねこの子は。でも、彼女のその緊張感のなさのおかげで冷静でいられるのかしら。それともわざとなのだろうか?もしわざとだとしたらこの娘結構すごいんじゃないだろうか

「サーシャさん!バナナは持っていっていいですか!}

 

……………前言撤回。これ絶対素ね。先が思いやられるわ。

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