魔法少女?リリカルなのはDiabolical Modified 〜魔改造された彼女たちの運命〜 作:アリヤ
来年なんかはもう社会人(多分)ですから余計に執筆している暇はなくなりますけどね。
とりま、なるべく早く書いて行こうと思います。他作品もありますので一日おきに投稿とかはできませんけども。
《――聞こえますか、僕の声が聞こえますか》
すずか達と一緒に帰っていた時と同じように、突然脳内に響くような声がまた聞こえてきた。
寝ようと思っていたなのはではあったが、どうするべきなのか分からないでいた。声からして、あのフェレットが誰か反応するまで話しかけようとしているのだろう。
しかし、そのフェレットはなのはが住む世界とは別の次元世界の人間だ。この世界と次元世界の関係について知ってい入れば、迂闊に近づいていけないということをこの世界に住んでいるものならば小学生でも知っているくらいだ。
そのため、なのははこのまま家を出て動物病院へと向かっていいのか分からないでいた。さっきはすずかも救いたいと思っていたから、なのはも思った通りに行動を起こしたけども、今度は一人の可能性が高い。三人の中で動物病院に行くのになのはが一番近いため、今すぐ出たらなのはが一番早くついてしまう。すずかとアリサに連絡を取ってどうするべきか考えるというのが一番安全な方法ではあるが、そうしている間にも何か起こってしまうかもしれないという事をなのはは考えてしまい、それがなのはを迷わせていた。
だけど、このまま考えていても時間の無駄にすぎない。そう思ったなのははとりあえず家を出て、動物病院に向かいながらすずかとアリサにメールで伝えて向かう事にした――
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数分後、なのはは動物病院にたどり着き、中に入ろうとしていた。
しかし、突然動物病院の建物の一部が破壊され、その破壊によってでた建物の破片の一部がなのはに向けて飛んできた。このまま受ければ大怪我をするだろう。だが、その破片が飛び散って地面に落ちたあと、なのははその場に立っていたけども破片による傷は一つもついていなかった。
理由は簡単、なのはが反射神経並に異能力をしようしていたのだ。異能力の使用によってなのはの眼は金色に変化しており、七つの悪魔である憤怒によって自らのダメージをゼロにしていた。
だがなのはの異能力には強いけどもデメリットもあるは前にも言った通りだ。憤怒の場合は本来受けるダメージをゼロにする代わりになのはの怒りが増加し、怒りで発散させるというデメリットがある。さらにこれは憤怒の異能を使っているあいだも起こるため――
「ちっ。来てみたと思ったらいきなり建物が吹っ飛ぶし、何が起こったというの」
舌打ちをし、怒っているような強い口調でなのはは言っていた。
本来ならばこんなことでなのはは起こらない。それなのに今のような怒り口調で言うというのは、なのはの異能力の一つである憤怒が影響しているからだ。だけどこれでもまだ軽い方であるため、数分すれば戻るほうであったりする。
今までの中で一番酷かったのは、なのはがすずかと学校で対決することになった時だ。結果的にはなのはの勝利で終わったのだけども、すずかが召喚した天使には苦戦を強いられたため、幾度も憤怒をつかってダメージをゼロにしていた。
その時のなのはは怒り任せというわけではないのだけども、かなり怒鳴ったりしたり、対決している間ずっと怒り続けていた。そして勝利したとしても憤怒の影響は収まる事をせず、アリサの異能によって気絶させられるまでの参事になっていた。
それからなるべく軽いダメージであろう場合は憤怒を使う事を避けるようになったのだが、今回のように突然起きた場合は反射神経並に使用してしまう癖が残っている。結果的には使用して正解だったかもしれないが、なのはにとってはあまり使いたくない者であるためによければ良かったと思っていた。
「あ、あの。大丈夫ですか?」
なのは向けて話しかけてきた声を聴いて、なのはは聞こえた方へと振り向く。聞き覚えのある声だったため、なのはも誰が話しかけたのかすぐに理解できていた。
振り向いた方には、なのはが予想していた通りに今日の学校帰りに助けたフェレットの姿があった。喋ったことに関してはアリサから理由をなんとなく聞いているため気にせず、とりあえず状況を把握するためにもなのははそのフェレットに問いかける。
「大丈夫よ。それよりも、これはどういう状況なの?」
「……えっと、まず魔法というものは知ってますか?」
「なんとなく。っていうことはあれはそちらの世界のものという事か?」
「……あの、なんか怒ってます?」
さっきから強い口調で言っているために、彼?は怒っているように思えてたようだ。実際なのはは憤怒の異能の副作用で怒っているのだけども、そんな事を知らない彼はどうして起こっているのか分からないでいた。
だけどそんな事はどうでもいい。今は目の前のものをどうにかしないといけないとなのはは思った。
「それよりも、あれはどうやって倒せる?」
「あなたには、魔法の素質が――」
「魔法については知り合いに聞いていますので、とりあえず倒し方だけでも教えてくれるかな? 知っていると言っても、詳しくは知りませんから」
魔法の素質については夕方にアリサから聞いている。そのためなのはは説明を詳しく聞いている暇ではないと思い、苛立ちを見せながらも言った。
彼はなのはが魔法を知っている事に驚いていたが、知っているならば話が早いと思い、とりあえずどこまで知っているのかが分からない為、その辺りを聞いてみることにした。
「それでは、デバイスについては知ってますか?」
「知りません。デバイスというのは?」
「説明したいところだけど、どうやらのんびりしている場合ではなさそうなので――」
確かにその通りだとなのはは思ってた。今にも向こうは動き出しそうな感じではあったし、のんびりと話しているような状況ではなかった。
「とにかく、これを渡しておきますっ!!」
彼は自分が持っていた赤い玉をなのはに近づいて渡した。なのはは一体これが何なのかと思うが、先ほどの会話からみてデバイスなのではないかと思った。
「それで、渡されたけどどうすれば?」
「僕の言葉に続いて、次の言葉を言ってください」
少しずつ先ほどの憤怒の副作用が無くなりつつあり、強い口調が少し柔らかくなっていた。それほど受けていなかったために、怒っている時間がそれほどなかったようだった。
そして、なのはは彼の言葉の後に続いて同じことを言うのだった――
「我、使命を受けし者なり」
「我、使命を受けし者なり」
「契約のもと、その力を解き放て」
「契約のもと、その力を解き放て」
「風は空に、星は天に」
「風は空に、星は天に」
「そして不屈の心は」
「そして不屈の心は」
「「この胸に。この手に魔法を」」
「「レイジングハート、セットアップ――っ!!」」