魔法少女?リリカルなのはDiabolical Modified 〜魔改造された彼女たちの運命〜 作:アリヤ
本当ならサッカーのところまで飛ばそうかと思ったけど、アリサもいることだし魔法の練習もできるのではないかと思ってこんな感じになりました。
次回はたぶん翌日になってサッカーの回だと思われ。
それではどうぞ!!
あれからなのはは、魔法についてユーノとアリサに教えてもらいながらどのように使えばいいのかということは、何となくだけど理解することができた。
魔法の使い方については大きく使うことができないために、学校がない土日はアリサの家でアリサとユーノの二人に時間があるまで魔法の使い方を習うような感じとなっていた。そのことは魔法のことを伏せて異能の練習ということで、高町家の家族に伝えられており許可は取っていた。
そんなわけで、その約束した最初の土曜日である今日、なのははユーノと共にわざわざ家まで迎えにやってきたアリサ家のリムジンでアリサの家へと向かい、アリサの家に就くとアリサとすずかの二人が迎えに門の前で待っていた。
「来たわね」
「本当によかったの? わざわざ私のためなんかに毎週きちゃって……」
「いいのよ。っていうか親なんか逆に大歓迎なくらいなんだから。魔法を使える人なんて私たちの一家しかこの世界にはいなかったんだから」
こうも簡単に決まった理由は、実はアリサの親達――というよりアリサの父親が原因だった。昔からバニングス家は異能ではあるのにもかかわらず魔法を使えてた一家であるがために、管理局員でもない魔導師に会うのはなのはが初めてなのだ。魔法が自分たちと同じように使え、管理局への勧誘もないことが親としても嬉しく、しかもなのはがアリサと仲がいいこともあったために、魔法を教える場所として簡単に承諾してもらえたのである。
それから三人はアリサの案内で家の地下にある大きなホールみたいなところへ移動し、なのはとすずかは今までアリサの家にこんなところがあったことに驚いていた。
「ここは今の家が建つ前からあったりするらしいのだけど、私たちが魔法を鍛えるために建てられたものらしいの。技術は外の世界の大昔の技術を使っていたりもするし、異能力が増えた現在では異能対策も追加でくわえられているの。まぁ、魔法に関しては今まで相手になる人があまりいなかったからほとんど意味を成していなかったようだけどね」
魔法の技術を手に入れられたのはまだ管理局が設立される以前――正確には大規模次元震が起こる以前に得た技術であったりする。管理局とは設立された当時から仲が悪いし、時代が変化するたびに改良は加えたけども基本的には過去の技術であったりする。もちろん改良している間に異能力との対抗するためということで、異能力に対応した技術も付け加えていたりもしている
余談だが、異能力というのは遺伝もあれば、生まれた子供のみに異能力を持っていることもある。さらに言えば子供のみに異能力を持つ場合には、先天性と後天性の二つに分かれており、アリサ達をそれぞれ当てはめると、アリサが遺伝でなのはとすずかが先天的という感じになる。そもそもなのはとすずかの二人は先天性でも特殊な異能力に当てはまるのだけども、それは追々と話そう。
「とりあえず、ここにはいろいろと魔法を鍛えることができるのだけど、今日は午前中に魔法の基礎を復習して、午後はユーノが言うには、なのはは砲撃型というらしいから、それに合わせた特訓っていう感じね。明日はサッカーの試合見るようだし、始まった初日から一日中になってしまったけど」
「全然かまわないけど、どうして基礎から? もうジュエルシード4つも集めたけど……」
確かにジュエルシードを4つも集めたことを考えると、基礎魔法の練習は必要ないのではないかとなのはは思ってしまったが、アリサはそのなのはの言葉に対して横に首を振った。
「一応、念のためよ。まぁ、4回も魔法を使っているからだいたいなことは大丈夫だとは思うけどね」
「まぁ、アリサちゃんに従った方がいいと思うなら従うけど。それで私が魔法の力をつけて、私みたいなものを増やさないためならば――」
今のなのははこのように日常を暮してはいられるけども、その裏ではなのはみたいな実験を現在でも行われていることは知っている。最終的にはそれを無くすことだとなのはは思っているが、そのまえにこれ以上犠牲者を増やしたくないという気持ちがなのはの中でかなり強かった。
その表情を近くで見ていたすずかはなのはの事が心配になるけども、そのことについては何も言わずにある一言を言ってなのはを見守ることにした。
「……さて、それじゃあはじめましょっか。基礎的なことはこの世界にいる私よりも、魔法の事ならば私よりも優れているユーノに教えてもらった方がいいかな? ユーノが言うには私の魔法はかなり昔の魔法だと思うし」
「確かにそうかもしれませんね。まさか、こんなところでベルカ式を使用している一家に会うとは思いませんでしたが……」
「何度も管理局の勧誘を断っていたら、魔法の技術だって独学で進化するわけじゃないわよ。そうしようと思った先祖はいたらしいけど、結局いろいろと山場に当たって閉まったようだから諦めたようだけど」
話が脱線してしまったわね。と、アリサはそこで話を戻し、なのはの方へと視線を戻す。
「とりあえず先ほど言った通り、午前中はユーノに基礎的なことを教えてもらって、午後は私とユーノの二人でなのはに合わせた魔法を練習するから」
「分かった。ユーノ君よろしくおねがいします」
「あ、うん……ところで、僕は本来の姿に戻った方がいいのかな?」
「どっちでもいいんじゃない? ユーノがやりやすい方で」
「分かった」
ユーノはどっちの方がやりやすいかと考え、フェレット姿でなのはの肩の上から教えた方がやりやすいという利点があるし、本来の姿ならば遠くから見ないと分からないところも教えられる利点というのがあったが、今から教えるのが基本魔法ということもあって結局フェレット姿でなのはに教えることにした。
「それじゃあなのは、始めようか」
「よろしくお願いします」
「そんなにかしこまらなくてもいいよ。いつも通りでいいから」
苦笑いをしたユーノではあったが、そのあとはなのはに魔法ついて教え始めることにした。
アリサはなのはとユーノが魔法の基礎練習を始めたのをみて、すずかをつれてなのは達から離れ、ロングチェアーがある所へと移動してその椅子に座って二人の特訓を見ることにした。
「そういえば、どうして私もここに連れてきたの? 魔法も微弱しかないのに……」
「あぁ、それはすずかの天使召喚に使う魔法の使い方を一応確認したかったから。まぁ、そうじゃなくてもすずかを仲間外れにするのはどうかと思っていたし、そんな建前関係なく呼んでたわよ」
「でも、どうして今更?」
すずかの疑問は確かにそう思うだろう。召喚の時に魔法を使っていることをアリサが知っていたのならば、
「ユーノがいるから、魔法に詳しい人に見せてもらった方がいいでしょ? 私の家じゃあ、どういうものなのか正確に把握しきれないし」
「分かった。始めるのはなのはちゃんが終わった後でいっかな?」
「多分そうなると思うわね、だから午後は私がなのはを教えて、すずかはユーノに召喚魔法を見てもらって。それまでの間は特にすることないから私と一緒に待ってようか」
すずかとアリサの二人は午後の時間帯になるまで、なのはの魔法の練習を見ながら他愛無い会話を始めるのだった。
……そろそろ悪魔たちを出したいのだけど、出すタイミングがどうしても見つからん……