魔法少女?リリカルなのはDiabolical Modified 〜魔改造された彼女たちの運命〜   作:アリヤ

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お久しぶりです。かなり遅れてしまいました。

話は関係ないのですけども、ハーメルンに新作予定の「魔法少女リリカルなのは博麗参異伝」の予告を書かせてもらいました。東方とリリカルなのはのクロスオーバーですので、どちらも好きな方は是非とも読んでもらえるとうれしいです。

それではどうぞ!!


第十三話

 翌日、昨日の魔法の練習とは違って、今日はなのはの父親である高町士郎がコーチをしているサッカーチーム――『翠屋JFC』の試合を観戦するために、アリサとすずか、そしてフェレット姿のユーノと一緒にベンチに座って観ていた。

 

《へーこれがこの世界のスポーツというものなのか》

《そんな感じよ。ルールは見ているとなんとなくわかるかもしれないけども、相手側のゴールにボールを蹴れば点数が入るわけ。制限時間が終了した時点でより多くの点数を入れたチームが勝ちという感じよ》

 

 サッカーの試合を観ていたユーノは大体のルールをアリサから念話で聞き、サッカーというスポーツがどういうものなのかということを理解する。

 それから試合を観ていると、『翠屋JFC』がシュートを決め、そのままリードを保ったまま試合が終了した。その後、『翠屋JFC』のチームメンバーとコーチである士郎、士郎の娘であるなのはやなのはの友達であるすずかとアリサの二人と一緒に、なのはの母親である桃子が経営している翠屋へと向かい、なのは達三人は外にあるテーブルの一つの椅子にそれぞれ座っていた。

 

「そういえば、ユーノ君って普通のフェレットとはちょっと違うよね?」

「まぁ、元々フェレットじゃないし、人間だというところからして、フェレットとちょっと違っているんじゃない?」

「そういうことなのかな? 私は魔法について詳しくないけども……」

 

 現在のユーノのフェレット姿をみて、すずかがふと思ってその話題を振った。

 アリサは元々フェレット姿が本来の姿ではないということは初めて見た時から気付いていたし、フェレットとはほんの少し違うのも本来の姿ではないからだろうとアリサは思っていた。

 そんな話をしていると、ユーノの事を話してふと思ったなのははそれについて話す。

 

「そういえば、アリサちゃんがいうには今のユーノ君は本来の姿じゃないんだよね?」

「そうだけど、それがどうしたの?」

 

 一体なのはは何が言いたいのだろうかと、アリサはなのはの言葉を待つ。すずかも、なのはが何を言いたいのかよくわからなかったため、アリサと同様になのはの言葉を待った。

 

「ほら、今までフェレット姿しか見たことなかったなと思って、本来の姿ってどんな感じなんだろうなって」

「言われてみればそうだね。初めて会った時からフェレット姿だから、つい動物を飼っている感覚で話してたから」

「それは私も同意。魔法で動物姿にできることは知ってたけども、今まで魔法の存在なんて身近に居なかったからすずかと同じであまり気にしてなかったわね」

「ど、動物を飼う感覚で……」

 

 すずかもアリサもようやくなのはが言いたいことに理解できた。言われてみれば、今までユーノがなのは達に本来の姿を見せたことがないことに気づき、この前の練習の時も最後までフェレット姿でなのはに教えていたから見たことがなかったのだ。

 ユーノはユーノで、すずかとアリサが動物を飼うような感覚で話していたということに驚いていた。実際、魔法関係以外ですずかとアリサがユーノを見る視線は動物を飼っているような感じで、フェレット姿をしているから分からなくないけども、せめて魔法を詳しく知っているアリサだけでも人間として接して欲しかったとユーノは思った。

 そんな話をしていると、翠屋の中から『翠屋JFC』のメンバーが次々に出てきて、最後の士郎がメンバーに対して今日の結果について褒めた後、それぞれ解散していった。

 その中にいたメンバーの一人が荷物から何かを取りだし、ジュエルシードらしきものをポケットに入れる姿をなのはは偶然見かけた。なのははその人を見続けていたが、やがて姿が見えなくなっていった。

 

「……気のせいかな?」

「どうしたのなのは?」

「あ、なんでもないよ」

 

 たぶん気のせいだろうと自分で決めるが、それでも本当にジュエルシードだったらどうしようと考えていた。

 

〔妬ましい…… あのカップル妬ましい……〕

〔……突然を出さないでください〕

〔良いなー 良いなー なのはもあんな感じになればいいのに〕

〔アスモデウスまで何を言ってるの……〕

 

 そんなことを考えているとなのはの脳内にある七つの大罪との話せるような空間の部屋で、嫉妬のレヴィアタンが突然そんなことを言い出し、なのはは何も話していなかったのに突然声を出してきたことにほんの少し驚いていた。

 多分、レヴィアタンが妬ましいといった原因は先ほどなのはがジュエルシードらしきものを持っている人と一緒に歩いて行った彼女らしき人を見てだろうと思い、今なのはが考えている事とかなりどうでもいいことに妬ましく感じているだろうと思い、さらには色欲のアスモデウスまでもがそんなことを言い出したため、内心ため息を吐いていた。というか、内心ではなくて外にため息を吐きたかったレベルだった。

 

〔しかし、あれは主が現在集めているものではないのか?〕

〔遠かったからよく分からなかったんだよね。もし危ないものだと言って違ったらなんか嫌だし〕

 

 傲慢のルシファーの言葉になのはは答えた。なのはが追いかけなかったのは、間違えた時の恥かしさもあったからであり、多分そんなところにあるわけないだろうと気のせいと決めつけていた。

 だけどもし本物のジュエルシードだとしたらどうしようという考えに至ってしまい、先ほどからその繰り返しを脳内で繰り返していた。

 そんな様子を見かねたルシファーはため息を吐き、そしてなのはに言う。

 

〔ぐずぐずしてるなら今すぐ行動しろ。優柔不断になるな〕

〔でも……〕

〔私みたいに傲慢になれ。それこそ今回はマモンのように強欲でもいいだろ〕

〔ルシファーの言うとおりだよ。発動してからでは遅いのだから、強欲になって奪うような気持ちもあってもいい。それで何事もなく終わるんだから〕

〔……そうだね。ありがとう、ルシファー、マモン〕

 

 ルシファーとマモンに言われて、なのはは決意をして椅子から立ち上がった。

 突然の事にすずかとアリサは驚き、一体どうしたのかと思っていた。

 

「ど、どうしたのなのはちゃん。急に立ち上がるなんて……」

「……さっき、ジュエルシードっぽいものを持っている人を見かけたから追いかけようと思って」

「それ、本当ですか!?」

「多分本当。本物かどうかは分からないけども……」

「分かった。とりあえず私たちも追いましょ」

 

 すずかもアリサの言葉に頷き、なのはを含めて三人で追うことにした。

 居なくなることを翠屋の中でレジを任せられていたなのはの姉である高町美由希に伝え、なのは達は翠屋から離れていく。なのはが見てから数分は経過していたので少し駆け足で向かっていくのだった――




今回は悪魔たちを出せたけども、こうやってたまに出せたらいいな…… それに、すずかの天使たちも出さないといけないし……
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