魔法少女?リリカルなのはDiabolical Modified 〜魔改造された彼女たちの運命〜   作:アリヤ

18 / 27
なのは無双にならないようにするために魔法メインにしたけども、そうしたら異能一回しか使ってないことに(笑) 

というか憤怒の異能が便利すぎて、他より目立つ件についてwwww

傲慢の異能は使う場面がもう決まっているのでいいのですけど、なるべく他も使っているようにしたいな……




第十七話

「……な、なによこれ」

「ジュエルシードによる原因ということは分かるけど……」

「私の猫がただでかくなっただけって……」

 

 アリサ、なのは、すずかの順に目の前の光景について目が点になるほどだった。

 いつものように魔物などになって襲ってくると思っていたのだが、見る限りそのような気配はまったくもってないし、ただで大きくなっただけにしか思えなかったからだ。

 三人がすずかの猫がでかくなった姿を見ていると、丁度ユーノが結界を張り終えたらしく、なのはの肩に上ってきた。

 

「多分、大きくなりたいという願いが純粋に叶ったのでしょうね。とりあえずこのままにしておくわけにも来ませんから、封印しましょうか」

「ユーノの言うとおりね。今回はなのは一人で終わりそうだし、なのは一人に任せていいわよね?」

「うん、わかった」

 

 様子を見て、何かあった時に自分が行けばいいだろうと考え、アリサはこの場に居てもいつでも出れるように準備をしておくことにした。

 なのはは大きくなってしまった猫へと近づき、途中でレイジングハートを起動させてバリアジャケットの姿へとなり、ジュエルシードを封印しようとしていた。

 だが次の瞬間――なのはとアリサ以外の魔力反応があることになのはとアリサはすぐに気付き、その方向へ振り向こうとした。しかし振り向く前に大きな猫に黄色い弾丸みたいなものがぶつかり、猫が痛がるような鳴き声をだし、そのまま横に倒れていった。

 

「っ!? だ、誰なの!?」

 

 なのはは弾丸が飛んできた方向へと振り向くと、そこには黒い服のバリアジャケットをきた、なのは達と同じくらいの年齢をした金髪の少女が上空に立っていた。

 あの大きな猫を攻撃したということは目的はジュエルシードだろうとなのはは思い、目の前の彼女に警戒をする。

 彼女はなのはの姿を見つけると、小さく何かを呟いた。

 

「……同系の魔導師か」

 

 彼女はなのはがジュエルシードを回収しに来た人物だと思い、すぐさまなのはへ構えと射撃魔法を放とうとしていた。なのはもそれをみて魔法を放とうとするが、猫が起き上がる姿を見えたせいでそちらに気がそらされ、少し出遅れてしまった。

 そして、彼女はなのはに向けて放ち、なのはもすぐに彼女の方へと顔を戻すが、すでに放たれていた時だったため、魔法(・・)で防ぐことは不可能であり、彼女の射撃魔法を受けることとなった。

 

「な、なのはちゃんっ!!」

 

 それを見ていたすずかは思わず叫び、射撃魔法がなのはにあたるときに発生した煙の中へと近寄ろうとするが、それをアリサちゃんが右腕を使って止めた。一体どういうことなのかとアリサに問おうと思うが、その前にアリサがすずかに話してきた。

 

「たぶん大丈夫よ。だけど、なのはの事だから反射であれを使ってしまったかもしれないけどね」

「あれって……まさか――っ!?」

 

 すずかはアリサに言われて何をしたのかすぐに理解でき、そして煙は晴れてゆくと、案の定アリサの言う通りなのはは傷一つついてない状態で立っていた。

 なのはに一つも傷が付いていないところを見たすずかは安堵していたが、一方でなのはに向けて射撃魔法を放った彼女は驚きを隠せなかった。あんな一瞬で魔法で防げるような状態ではなかったし、完全に防がれるとは思いもしなかった。変わったところとして特になさそうだったけども、目の色が紅く変わっていたことにはすぐに気付いた。

 しかし、なのはもあの時魔法を放とうとしていた状態であったため、煙が張れた時にはレイジングハートの先で収束しているところが見えた。すぐにこの場に居たら当たると気付いたフェイトはすぐさま移動しようとするが、その前になのはがディバインバスターを放った。

 間一髪避けることができたが、それを見ていたなのはは思わず舌打ちをしていた。彼女からはまるでなのはが怒っているような顔をしているように思え、先ほど会った時のような顔ではないとすぐに気付いた。そして近くの木の上に足を付け、なのはの様子を見ることにした。

 

「……やっぱり避けられたか。自分の不注意で使ってしまったけども、やっぱり反射で使ってしまったのは面倒だね」

 

 冷酷のような口調に変わっており、先ほどなのはがフェイトに向けて放った第一声の時と全く持って違っていると彼女は思った。魔法を使うと人格が変わるのかと一度考えるが、先ほどもまでもバリアジャケットを着ていたころからそれはないと彼女は考えた。怒っているような顔になったのは自分がなのはに向けて攻撃をした後であり、もしかするとあの時に何かしたのではないかと彼女は考えた。

 となれば、その防いだ力に付いて確認する必要がある。そう思った彼女はなのはに向けて何度か攻撃することにした。フォームを死神みたいな形にしてなのはに向けて一気に近づく。

 それを見ていたなのはは目の前に来た直後、防御魔法を使わずに避けることを選択し、レイジングハートの後ろの先端で彼女に向けて思いっきり突いた。避けようとすることもできず、そのまま腹に直撃してほんの少し飛ばされた。

 そして隙を与えずとなのはは魔法弾――ディバインシューターを使い、それによって現れたいくつかの魔法弾が彼女に向けて放たれた。尚も腹を思いっきり突かれたことによってなのはが魔法弾を放ってきたことに対応ができていなかったため、彼女はもろに受けることとなり、そしてなのはは今度こそ確実に当てようとディバインバスターを彼女に向けて放った――

 彼女はディバインバスターをもろに直撃を受けてしまい、そのまま木々の中に飛ばされていった。それを確認したなのははすぐに猫の前へと近づき、ジュエルシードの封印を始めるのだった。

 

「なのはちゃん……すごい」

「確かにすごいけど……憤怒の力のせいでほとんど無表情だったということは正直見ている方は怖いんだけど」

「あははは」

 

 なのはの戦闘を一部始終見ていたすずかとアリサはそれぞれ感想を言い、アリサの感想にすずかは苦笑いをしてしまうほどだった。ちなみにユーノは異能を一度使っただけで、すぐに状況把握して、相手を倒してしまうということに驚いていた。というよりも、なのはが猫の方へ一度視線向けたこと自体、なのはが仕掛けたはったりだった。こういうはったりは、誘拐された時に何度もしたことでもあったため、あまり気にせずに行動することができたりするようになっていた。

 そのなのはは大きな猫からジュエルシードを取りだして封印し、猫は元の大きさになったのを確認してすずか達の方へと戻って行った。戻ってくるときには憤怒の副作用はなくなっており、いつものなのはに戻っており、それを見てユーノも結界を解いていた。

 

「とりあえず、封印は終わったよ」

「さて、なのはが戦った相手の様子でも見ようかと思ったけど、まぁ結界もなくなっていることだし居なくなってるでしょうから、私たちも戻りましょうか」

「そうだね。突然いなくなったらみんな慌てちゃうから、戻ろうか」

 

 なのは達は先ほどまで大きくなっていた猫と共にすずかの家がある方へと戻っていくのだった――




ちなみに今回なのはが魔法で勝てたのは誘拐されたときに幾度も殺し合いをしたからです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。