魔法少女?リリカルなのはDiabolical Modified 〜魔改造された彼女たちの運命〜   作:アリヤ

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……実はこれ書き上げた時には15kbもあったw 分割しましたけどもww

分割した残りは明日のこの時間帯に投稿します。今日だけでどんだけ書いたんだよ……

正直一話で済むと思って書いていたら、まさかの倍の文量に…… 書いててびっくりしたわ。

とりあえずどうぞ!!


第二十一話

 その日の夜、なのは達は学校が終わって家に居たユーノと合流してジュエルシードを探していた頃、突然と橙色の魔法の色をした光が柱のように上空に昇っていく姿が見えた。

 

「まさか、あいつっ!?」

「こんな街中で強制発動!?」

 

 アリサとユーノはこの魔法を使った人物――フェイトとアルフが何をしてきたのかすぐに理解し、ユーノはすぐさま結界を発動させる。

 すぐになのはとアリサはバリアジャケットの姿へと変化させ、それから少ししてジュエルシードの青白い光が空へと昇った。

 

「すずかちゃん!! 私とアリサちゃんは先に行っているから、後から付いて来て!!」

「うん。わかった!!」

 

 なのはとアリサはすぐに上空へと飛んでいき、青白い光の元であるジュエルシードが見えるところまで上がっていった。

 そして、そこでフェイトがジュエルシードを封印しようとしているところを見て、なのはも急いでジュエルシードを封印するために魔力を収束させ、そのまま放った。

 それはほぼ同時であり、丁度ジュエルシードに向けて放たれた二つの魔法が同時にぶつかることとなった。

 

「ジュエルシード――」

「シリアルXIV――」

『封印――っ!!』

 

 二人の魔法によってジュエルシードの封印をすることが終えるが、正直ここからが問題だった。

 どちらの手にジュエルシードが渡るのか――これからそれを決めるために戦うこととなるのだから――

 なのははフェイト達の方へと向けレイジングハートをフェイト達の方へと向け、フェイトに向けて話しかけた。

 

「それで、どうしよっか? どうせ、お互いに引くつもりはないのだろうから」

「フェイトの邪魔はあたしがさせないよ!!」

 

 フェイトに話しかけていたはずなのに、アルフが突然となのはの方へと向かって攻撃を仕掛けてくる。

 しかし、なのははそれに対して何もしなかった。なぜならば、先ほどからずっと居たアリサがアルフをどうにかしてくれる堕オルト思っており、そしてその通りにアリサは動いてきた。

 アリサはアルフの攻撃に対して防御魔法――フレーム・プロテクションを展開させていた。

 

「げっ、あんたもいたのかい」

「あんたの相手は、私よ!!」

 

 アリサが居ることに気付いていなかったため、アルフはアリサが居ると知った時に思わず嫌な顔をした。

 アルフがアリサの存在に気付いていなかったというのは、アリサ自身が自分の存在を認識させないように魔法を使っていたからで、アルフの攻撃をアリサが防がれるまでフェイトもアルフも気づいていなかった。アルフもなのは一人だと思って襲いかかったようなものだったため、アリサが居るとは思ってもいなかったし、最悪だと思っていた。

 アリサの存在はなのはからも聞いていたフェイトだが、あの後アルフのダメージをみて思わず何があったのかアルフに聞いていた。ダメージ的には数日で治る程度ではあったが、アルフから聞いた言葉は――

 

『あのアリサっていう子、只者じゃねぇ。一撃も攻撃は通らないし、防御してもなぜか貫通するし、あたしが彼女の手のひらで踊らされたくらいだ。正直こんなことを言いたくないが、フェイトですら勝てるとは思えないし、戦うことになったらジュエルシードを諦めて次のチャンスを待つしかないだろうね』

 

 アルフがそのように評価したのは今まで初めてだった。アルフもフェイトの使い魔ではあるため、強い魔導師であろうともダメージは与えられるはず。それだというのに一撃も攻撃が当てられなかったというのは異常なほどだと思い、自分でも攻撃を当てることはできないのではないかとフェイトは思った。

 しかし、相手がアリサ一人だけじゃない。なのはもいる。なのはも戦闘に関しては長けているというのは前回の時に把握しているが、隙を見つければジュエルシードを手に入れられるという可能性はあった。けどそれは、アルフにアリサを任せるという方法を使わなければならないという事だった。

 とにかく、それしか手段がないと思ったフェイトはアルフに念話で伝える。

 

《アルフ、アリサの相手を頼めないかな》

《フェイトが言うには構わないが、それほど時間は稼げるとは……》

《それだけで十分。ジュエルシードを封印するだけを最優先すれば》

《それしか、方法がないというわけね。分かったよ》

 

 アルフは乗り気ではなかったが、それしか彼女たちに勝てる見込みがないとフェイトは考えたのだろうと思い、その通りに動くことにした。

 アルフもフェイトも、なのはとアリサの実力は知っている。それに、二人とも異能というものにさほど使っているわけではなく、フェイト達と同じ魔法を多く使おうとしており、本気を出しているわけではない。せめて自分にもこの世界の異能があればとフェイトは思うけども、ないものを言っても仕方がないため、とにかく今は目的のためにもジュエルシードを手に入れることを優先することにした。

 

「……ねぇ、一つ聞いていいかな?」

「……なに?」

「どうして、ジュエルシードを集めているの? 年齢的にあなたの目的とは思えないし、誰かの為にジュエルシードを集めようとしているのでしょ?」

「…………」

「無言か。大体は推測付くけども、はっきり言ってそんなものを集めようとしている人物なんて、フェイトちゃんのことなんかまるっきり考えてないよ。実の両親だろうとも育て親だろうと、事情は知らないがそんな奴に従っている時点でやめた方がいい」

「母さんを、悪く言うな――っ!!!」

 

 なのはの言葉に切れてしまったフェイトは、思わず命令した張本人の名前を言ってしまいながらも、なのはに向けてフォトンランサーを一気になのはに向けて放っていた。

 フェイトの怒りを買ってしまう事を言ってしまったのかとなのはは思ってしまい、とりあえずフェイトの怒り任せに放った攻撃をよける。フェイトはすぐに怒りを任せて攻撃してしまったことに気づき、すぐさま冷静になった。ここで怒りに任せてしまえば、ジュエルシードも手に入らなくなると思ったからだ。

 すぐに冷静になったフェイトを見たなのはは正直感心していた。怒りがどんなものなのかというのは憤怒の力を使うなのはがすぐに解っているため、それを抑え込んだことに驚いていたわけだ。

 

「……怒りを抑え込むなんて、正直驚いたよ。感情というものは、抑え込んだとしても少しは漏れ出して、多少冷静的な思考ができないというのに、完全に怒りを抑え込んでいる。まぁ、これもまた異能のせいで詳しくなったようなものだけどね」

「感情? あなたの異能は感情を操る者なの?」

「間接的にはそうかもしれないね。この際私の異能について言ってもさほど問題ないから言っちゃうけども、私の異能は七つの大罪を持つ悪魔の力を使用する異能なの。私がダメージを与えられなかったのは憤怒(サタン)の力によるもの。ダメージをすべて受けない代わりにそのダメージ分を怒りで発散させるというもの。他にも空腹になる代わりに未来を見たり、人を見ると嫉妬深くなる代わりに相手の思考を見るなどの異能がある。まぁ、基本的憤怒以外使わないようにしてるんだけどね」

「……どうして、急に教えようと思ったの?」

「単なる気まぐれ? まぁ、憤怒は私でも無意識のうちに使う癖が付いてるから、余程な事がない限り突破されることはないからね」

 

 余程な事というのは何かというと、なのはに気付かれないように攻撃を仕掛けられたとかそのような時などの事を指す。無意識といえども、攻撃に気付かなければなのはでも防ぎようがない。

 しかしフェイトはそんなことには気づかず、とりあえずジュエルシードを最優先に考えていた。だからこそ、これ以上時間をかけるのはアルフが危ないし、ジュエルシードも取られてしまうと思った。だからこそ、なのはの事は一瞬でも足止めしてた間にジュエルシードを手に入れようと考えた。

 

「サンダー――スマッシャー――っ!!」

 

 フェイトは先ほどまでなのはと話していたというのにも関わらず、突然となのはに向けて砲撃魔法を放った。

 避けられる距離ではないと思ったフェイトはなのはが防御魔法を使ってくれることを祈り、たとえ避けられたとしてもすぐにジュエルシードのところへと向かえばなのはは追いつけないだろうと考えていた。

 

「なっ!?」

 

 突然の砲撃に対して、なのはは驚いていたが、フェイトの思惑通り、すぐさまプロテクションを使って防ぐ行動に出る。プロテクションが割られた時の為に憤怒の力を開放しておき、ダメージを与えないようにしていた。結果的にはプロテクションだけで防ぎきることができたが、砲撃が終わった時にはすでにフェイトの姿はなかった。

 

「っ!? まさかっ!!」

 

 フェイトがどこにいったのかという予感が浮かび、すぐさまジュエルシードがある方へと振り向く。すでにフェイトがそちらに向かっており、このままでは間に合わずフェイトにとられてしまうとなのはは思った。

 すぐに周りに何かないかとなのはは探しだし、五十メートル(・・・・・・)の範囲で小さな石が見えた。そしてなのはは目を天色(あまいろ)へと変わり、その直後に先ほどの石ころとジュエルシードの位置が入れ替わった。

 

「なっ!?」

 

 何が起こったのかフェイトには理解できなかった。フェイトからすれば、突然とジュエルシードが無くなったためすぐさまなのはの方へと振り返った。すると、丁度フェイトとなのはの中心にジュエルシードがあることに気づき、すぐさまフェイトはジュエルシードを取ることに急いだ。

 なのはも少し急ぎすぎたかもしれないと思ったが、このままフェイトを放置しておくわけにもいかないため、なのはもジュエルシードを取りに動いた。

 

「っ!? ちょっと待ってなのはっ!! ロストロギアが同時にぶつかったらっ!!」

 

 アルフを気絶させ、なのはの様子を見ようとしていたアリサは、なのはとフェイトが同時にジュエルシードに向けて移動していたことに危険を感じ、思わずなのはに向けて叫んでいた。しかしアリサのこえはなのはに届いておらず、そのままなのはとフェイトのデバイスが同時にジュエルシードへと衝突するのだった――

 刹那、地球が地震のように大きく揺れだし、なのはとフェイトのデバイスはひびが発生し、二人は一度ジュエルシードから距離を取るのだった――

 

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