魔法少女?リリカルなのはDiabolical Modified 〜魔改造された彼女たちの運命〜   作:アリヤ

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ってなわけで、前回の分割した分の続きです。

一応次回は行間に入ると思います。必須な内容を書く必要があるためなんですけどね。

次々回はKY+αですね。αはその時まで秘密です。

また、小説用のツイッター垢作りましたので主にそちらで報告などをしていきます。

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第二十二話

「くっ、一体何が……」

「二人が衝突したことによって、次元震が起こったのよ。まったく、まだ軽度で済んだけど、下手したらこの世界が滅んでいたわよ」

「なっ!? それは早く言ってよ、アリサちゃん!!」

 

 なのはが居たところにアリサが近寄り、なのはとフェイトが同時にぶつかったことがあまりにも危険だったのだとアリサに言われ、なのはは思わず驚いていた。

 とにかく、ジュエルシードを封印することが最優先だとジュエルシードを二人は探すが、すでにフェイトが手で押さえようとしていた。そのように気付いたアリサはフェイトの行動に、あまりにも驚かされることとなった。

 

「なっ、バカじゃないのあの子!? 手で止めようとしているわけ!? 止めたところでかなりの負担がかかって手から血が出るわよ!!」

 

 アリサがデバイスを使って封印すればそんなことをせずに済んだはずなのに、ジュエルシードを手に入れるためにそこまでするのかと思った。

 何とかジュエルシードは封印することとなるが、案の定フェイトはそのまま意識を失った。アルフも気絶しているため、二人は逃げることができなかった。

 丁度その時にすずかと方に乗っていたユーノがこちらに来ることに気づき、この状況がどういうことなのかと思い、ユーノはなのは達に聞く。

 

「あの……これは一体? さっき、次元震が起こったような気がするのだけど」

「えぇ、その結果がこれよ。暴走したジュエルシードを無理やり抑え込み、そのままあの子は気絶したわけ」

「なるほど。ジュエルシードは一応大丈夫なのかな?」

「まぁ、大丈夫でしょう。今回はジュエルシードをあの子たちに渡すとして、とにかくなのはと一緒に……あれ、なのはは?」

 

 アリサとすずかとユーノが話していると、なのはが近くに居なくなっているという事に気付く。一体どこへ行ったのかと思っていて周りを探すと、フェイトの前で立っていた。

 一体何をしようとしているのかとアリサ達は思うが、なのはは一度こっちを向いて、すずかとアリサが聞こえる程度の声で話しかける。

 

「ねぇ、移動する前にこの怪我を治していいかな?」

「それは別にかまわないけど……なのはって相手の怪我を治す異能の力なんてあったっけ?」

「……まさかなのはちゃん。あれを使うつもり?」

 

 アリサは知らないような感じだったが、すずかはなのはが何を使おうとしているのかすぐに理解した。

 なのはが持つ異能の中でも、一番使いたくない異能であると前になのはは言っていた。この異能の力によって、人の欲望というものが幾度もなのはは見てきたらしく、その異能のおかげでなのはを道具扱いする人もいたらしい。これらの事はすべてなのはが誘拐された時にあった出来事であり、酷い人によってはなのはが完全な操り人形みたいだった為に人を生き返らせる機械と皮肉を言った人もいたらしく、それらすべての原因となった異能をなのはは使おうとしていた。

 傲慢の力――ルシファー。なのはの異能を知っている人ならば、誰もが欲しがる生物を生き返らせ、病気や怪我を完全回復させる力――なのははその異能を使おうとしていた。

 アリサに伝えていなかったのはなるべくこの異能を自分が持っているという事を知らせたくないからだ。なのはが生き返らせる力を持っていると知った人間は、自分の欲望の為に利用するように行動してきた人が多かったため、傲慢の力だけは教えることはしなかったために、アリサも知らせていなかった。

 

「うん。この子は……どこか私と似ているような気もするから……」

「似ているって……どういうこと?」

「誰かに服従するためのただの道具。それに近いことを、実の母親(・・・・)から受けているんだと思う」

「母親って……どうしてわかるの?」

「さっき、彼女が口走っていたからというだけだよ。とにかく、始めちゃうね」

 

 母親となのはが断定していたのは先ほどフェイトが怒りに任せて放った言葉をしっかりと聞いていたからだ。

 そしてなのははフェイトの方を向き、紅色へと目が変化させてフェイトの体に触れた。

 

「ぐっ、ぐぁあ゛あ゛あ゛ああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああああああ゛あ゛ああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛あああ――――っ!!!!!!!!!!」

「な、なのは!? どうしたの!?」

 

 傲慢の力を使った代償――それは、回復させるためにその痛みをすべてなのはが味わうことになる。一度に一気に味わうことになるため、普通の痛みよりもかなりの痛みをなのはは味わう事となる。

 アリサはなのはが何をしているのか分からないため、すぐになのはを止めようとするが、すずかによって止められた。

 

「どういうつもりよすずかっ!! どうしてなのはを止めないの!!」

「あれは……なのはちゃんがいつも受ける副作用だよ。アリサちゃんはなのはちゃんの力を一つだけ知らなかったよね?」

「たしか、傲慢の力だよね? それだけはなのはが教えてくれなく……まさかあれって」

「そう――あれがなのはちゃんが伏せていた傲慢の力。ただ回復させるだけならばよかったのだけど、あの力は死者すら体がほとんどなんともなければ生き返らせてしまうという異能。ここまで言っちゃえば、アリサちゃんならば今までなのはちゃん伏せていた理由は分かるでしょ?」

「人間の欲望か……」

「そういう事らしいよ。っと、どうやら終わったみたい」

 

 なのはがフェイトから手を放したのを見て、すずかとアリサはなのはとフェイトが居る所へと向かう。

 アルフも丁度意識が回復していたようで、すぐにフェイトが倒れていることに気づきフェイトのところへと向かった。

 しかし、アルフはなのはの異能を見ていなかったため、フェイトの姿を見て無傷で怪我ひとつないのに気絶していることに疑問に思えた。そしてすぐに近くにいたなのはを睨み付けるが、なのははすでにそのまま立っていられなくなりそうな感じで立っていることに気づき、さらに驚いていた。

 

「な、なにをしたんだい? どうして、あんたの方が今にも倒れそうな感じに……」

「……フェイトちゃんは………ジュエルシードを…………手で…止めようと……しました……。その時に……負ったダメージを…………私が…異能で……怪我をすべて……なくしたの……。ジュエル…シードは………フェイトちゃんの……手に…ありますから」

「よくわからんが、とにかくこのまま帰らせてもらうよ。それでいいんだよな」

「はい…………今回の……ジュエルシードは………フェイトちゃんが……自力で………止めましたから……」

「分かったよ。とにかく、あんたはもうしゃべらない方がいい。向こうもあんたを迎えに来てくれるようだからさ」

 

 アルフは一言を残して、フェイトを抱えて姿を消した。その様子を見終わったなのはは、立っているのが辛くなり、そのまま倒れていきそうになったが、すずかがすぐに支えた。

 

「すずか……ちゃん………?」

「……あんまり、無理しないで。死ぬんじゃないかと、思ったのだから」

「……この力で……死ぬことは…ないよ…………最悪………意識を……無くなる……だけ…だから……」

「とにかく、今は眠りなさい。私たちが運んであげるから」

「ありがとう…………すずか……ちゃん………ありさ……ちゃん…………」

 

 そのままなのはは意識をなくし、すずかにすべての体重がかかり、バリアジャケットが解除される。

 なのはが意識を無くなったのを確認して、アリサはすずかに向けてこれからどうするか話しかける。

 

「これからどうしよっか? なのはの家にそのまま帰すのはいろいろと面倒だし、意識が回復するまで待つのも時間かかりそうだし……」

「今日は、私の家に泊めていくよ。私の家なら、なのはちゃんの事情は詳しいし、家に伝えない方がいいというのは多分分かると思うから」

「なら、すずかの家に一度行けばいいのね。ここならすずかの家付近まで結界が張られていそうだし、ユーノ――いいわよね?」

「うん、すずかの家の付近までは結界を維持しておくよ」

「ありがとう。それじゃあ、魔法で私が運ぶ――」

「いや、天使を使うことにするよ。ウェルキエルならなのはちゃんを運んでくれるだろうし」

「了解。それじゃあ行こうか」

 

 すずかとアリサはすずかがウェルキエルを呼び、ウェルキエルの上にすずかとなのはが乗っかりながら上空へと飛び、アリサも魔法で後を追うのだった――

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