魔法少女?リリカルなのはDiabolical Modified 〜魔改造された彼女たちの運命〜   作:アリヤ

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なんか、セリフが多くなった件

次回はかなり飛びます。どこまでかは次回のお楽しみで。

それではどうぞ!!


第二十四話

 なのは達三人とフェレット一匹はクロノの後について行った。

 

「ところで、バリアジャケットは解除してもらえるか? そっちは元から着ていなかったようだが」

「私は基本的緊急時しか使わないからね。私が魔法を使ったら、無双になっちゃうし」

「アリサちゃん……前にその魔法をアルフさんに使ってたよね」

「……と、とにかく、なのははバリアジャケットを解除しなさい!!」

「無理やり話を逸らしたよね、今」

 

 ジト目でアリサの事を見ていたすずかだが、アリサは口笛を吹いてごまかそうとしていた。

 なのははクロノに言われた通り、バリアジャケットを解除した。

 

「それと、そこのフェレットもだ」

「……あぁ、ずっとこの姿な物でしたのですっかり忘れてました。そういえば、三人には本来の姿を見せるのはこれで二度目かな?」

「いや、まだ一度も見たことないよ。本来の姿ではないというのは知ってたけども……」

「あれ、そうだっけ? とにかく、これが本来の僕の姿だよ」

 

 フェレットの姿をユーノは突然と輝きだし、本来のユーノの姿へと戻った。

 なのはと同じくらいの背で、金髪の髪をしていた。元々フェレットの姿が本来の姿ではないと知っていた三人は、さほど驚いておらず、むしろユーノの本来の姿を見てそれぞれ感想を述べていた。

 

「金髪……想像以上に美少年だね」

「第一印象だけど、結構モテそうだよね」

「……ユーノの前で色欲の異能は使わないことにしよう。色欲の異能事態使う事を控えているけども、使った後の副作用が怖い」

「それぞれいい感想を述べてくれるのは嬉しくて照れるのだけど、なのはの感想はどういうこと!? いい意味で言ったのだと思うけど!!」

「ほ、ほら、ユーノなら色欲の異能を知ってるでしょ? だ、だからその――」

「それ以上は言わなくていい!! 何となく分かったから!!」

 

 ユーノは何を想像したのか、頬を赤く染め、なのはもほんの少し顔をそらしながら頬を赤くしていた。

 そんな二人の様子を見ていたすずかはなぜか気に入らなく、表情に出していなかったが気分を悪くしていた。

 

「……とにかく先に進むよ。あまり時間を取りたくないから」

「そうね、ほらなのはもユーノも行くわよ。なのは、いつそんな演技を習得したのか後で詳しく」

「にゃははは、アリサちゃんには気付いてたか」

『え!? あれって全部演技なの!?』

 

 すずかとユーノはなのはが演技をしていたという事に驚き、なのははなのはでまさかアリサに演技だと気付かれたことに内心驚いていた。

 なのはとアリサはクロノの後について行ったが、未だに演技だったことに信じられなかったすずかとユーノは少し放心していたが、慌てて後を追った。

 そしてクロノがある扉の前まで移動し、その扉を開けて中へと入るが、なのは、すずか、アリサの三人はその扉の先に見えた部屋を見て驚きながらも後に続いていった。部屋の中は日本の茶室に似て、その光景を見てなのは達は驚いていたのだ。

 赤い傘が中央にあり、そこに緑髪をしていた女性が座っており、クロノに連れていかれてなのは達はその女性のところまで歩いた。その女性は自分の近くまで近づいてきたときになのは達の方へと顔を向けた。

 

「ご苦労様クロノ」

「はい、艦長」

「それでは初めまして、このアースラーの艦長をしています、リンディ・ハラオウン提督と申します」

「アリサ・バニングスです」

「高町なのはです」

「月村すずかです」

「アリサさん、なのはさん、すずかさんね」

 

 というと、リンディは緑茶に砂糖を入れてゆき、それを飲んだ。それを見ていたなのは達は何も言わなかったが、思わず苦笑いをしていた。

 

「さて、どうしてあなたたちがジュエルシードを集めていたのか話してもらえるかしら」

「はい、ジュエルシードは僕が発掘したのですが、その搬送途中でジュエルシードをこの世界にばらまかれてしまったので、それを回収しようと」

「なるほど。実にすばらしいことね」

「けど、それと逆に無謀なことだ。しかも、よりによって魔法とは別の力――異能というものを持っている人間が多いこの世界に落ちてしまったのだから、なおさら!!」

 

 クロノがユーノの行動について、余りにも無謀な事だという事を話していると、突然アリサがため息を吐いた。魔法と異能の状況について詳しいアリサにとって、管理局の言い方に気に食わなかった。

 

「……ま、管理局ならそういうわよね。魔法と異能……それぞれが警戒しあい、昔から緊迫しあいし続けてるのだから」

「な、どうして君はそんなに魔法について詳しくっ!?」

「私の苗字を聞いて気付かなかった?」

「バニングス……まさか、あなたは!!」

「そ、あんたたちが何度も管理局に勧誘しに来てる一族よ。もう何度も断ってるのだから諦めればいいのに…… 大体、あんた達は断っているというのに土下座までして頼んでくるわ、あたしの魔法のレアスキルを知った瞬間に毎月のように来るわ、よく挫けずに何度も来るわね」

 

 アリサは途中から愚痴を言い始め、なのはとすずかはそれほど管理局にいい印象を持ってないのだろうと苦笑いしながら思った。毎月のように来たら小学三年生であるアリサですら嫌になるのだろうというのは分からなくなかった。すずかとなのはも研究所からの勧誘は会ったし、なのはに至っては誘拐されたほどだ。だからこそ、アリサが愚痴る理由もなのはとすずかには分かっていた。

 

「……なんか、すみませんね。こちらも人員不足と言いますか」

「だとしても、もっといい勧誘方法があるでしょうに。まぁ、今はその話はどうでもいいわね。思わず愚痴を言ってしまったけども」

「確かにそうですね。それで今後の事ですが、ジュエルシードの一件はすべて管理局が一任します」

「……くだらないわね。さっきと言ってることが矛盾してると思うのだけど」

「ですが、一般人に危険な目に合わせるわけには……」

「何度も言わせるつもりなの? ほんとくだらない。どうせ考えさせて、協力させようという魂胆だというのは分かるわよ」

「…………」

 

 リンディは何も言わなくなった。アリサに言われたことはリンディが考えていたことであり、事実だったために何も言えなくなっていた。

 しかし、リンディがそんなことをするはずがないと思ったクロノは、アリサの言葉に対して反論しようとした。

 

「艦長がそんなことをするはずが!!」

「……いいのよクロノ。事実だから」

「なっ!? 本当だったのですか!!」

「人材が欲しいのは事実。だから、あなたたちに考えさせて、手伝わせてもらおうと思っていたわ」

「そんな遠回しな事をせず、普通に手伝ってと言えば私も気分悪くしなかったわよ。それに、私たちの答えはすでに決まっているようなものだしね」

「ぜひ、手伝わせてください!!」

 

 本来ならばリンディ達の方が頭を下げるべきなのだが、なのはの方が頭を下げていた。誰かを助けることは、なのはにとって気にしていることであるため、ユーノのためにも集めたいという気持ちがあった。そしてもう一つ、フェイトを助けてあげたいという気持ちもあり、どうしてもジュエルシードを集めることをやめたくなかった。

 

「そう……分かったわ。でも、次元震を起こすようなことはこれから先しないようにしてください」

「まぁ、そりゃそうよね。私もなのはにそれは忠告しておいてあるから大丈夫よ」

「うん、私が暮らしている世界にはいろいろとあったのだけど、思い出もここにはあるから――」

「それが聞けただけ、良いとしましょう。今日はこのまま帰ってもらいます。ジュエルシードの反応があれば、こちらから報告をするという形で」

『分かりました』

「それではクロノ、送り迎えを」

「分かりました。みんなこっちへ」

 

 クロノについて行くようになのは達は立ち上がって、クロノのところまで移動する。そこでクロノは転移魔法を発動させ、なのは達を連れてなのは達が暮らしていた世界へと移動した。

 

「さて、艦長が言った通り、ジュエルシードの反応があれば、こちらから連絡をする」

「分かったわ」

「それでは、僕はこれで」

 

 クロノは同じように転移魔法を発動させ、アースラーへと戻って行った。

 場所は公園のようで、近くには海が見えていた。ここからならばなのは達もどうやって帰れるか分かるため、正直ここに降ろさせてもらったことにはありがたかった。

 

「さて、それじゃあ私たちも帰りましょうか」

「……ごめんすずか。なのはと一緒に先に帰ってもらえる? ちょっとした用事があるから」

「……そうなの? それじゃあ、なのはちゃんと一緒に変えるね。行こうかなのはちゃん」

「うん、また明日ね。アリサちゃん」

 

 なのはとすずかはアリサと別れ、なのはとすずかの姿が見えるまでアリサは手を振った。

 二人の姿が見えなくなると、振っていた手を降ろし、海が見える方向へと体を向けた。

 

「……いくつ落ちてるか分からないけど、いっちょやりますか。行くわよ、フレームアイズ」

〈了解です、マスター〉

 

 そして、アリサは一瞬にしてその場から姿を消したのだった――

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