とある部隊長の独白   作:⚫︎物干竿⚫︎

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ブラッド隊長

通称アナグラと称されるこのフェンリル極東支部は、世界中各地に点在する数多くの支部の中でも最大級の戦力を有している。もちろん数は本部に配属されるゴッドイーターより少ない。だが、代わりに個人個人の力量がこの極東支部においては1人で、他地域での複数人分に匹敵する戦力になる程高い。

 

まぁ、自画自賛するようであまりこう言うことは言いたくないが、俺程度の力量でもこの極東以外の地域でなら精鋭クラスでやって行けるくらいだ。まぁ、要するにそれだけこの極東地域ってところがヤバい。だから、自然とゴッドイーターの質は上がる。そうしないと死ぬからな。てか、それでも死にかける。

 

と、話が逸れたな。

 

極東支部に所属するゴッドイーター達は強い。年単位で生き延びている奴なんかは種類にもよるが、1人でアラガミの群れすらも退ける。防衛班と呼ばれている第二、第三部隊などが実際にそれをやっている。

俺? まぁ、出来なくはないがあんまりやりたくはない。アレは精神が磨り減る。

 

 

まぁ、そんな粒揃いが揃う極東支部においても精鋭と呼ばれる奴らは少なからず居る。

まずは、フェンリル極東支部独立支援部隊クレイドル。これに所属しているゴッドイーター達だ。

 

雨宮リンドウ、ソーマ・シックザール、アリサ・イリーニチナ・アミエーラ、神薙ユウ。

この4人を知らないゴッドイーターはまずもぐりもいいところだ。

 

雨宮リンドウ。未だに生存している数少ない俺と同時期にゴッドイーターになった奴の1人で、ある種生ける伝説とも言えるほどの凄腕ゴッドイーターだ。

ソーマ・シックザール。極東支部の前支部長の息子で、類稀な身体能力と神機との親和性からなる戦闘力は世界でもトップクラスだろう。

アリサ・イリーニチナ・アミエーラ。ロシア支部から転属してきた最初期の第二世代型神機の使い手で、これと言った弱点の少ない堅実で強い模範的なゴッドイーターの1人だろう。

神薙ユウ。こっちも最初期の第二世代型神機の使い手で、もちろん強いわけなんだが……こいつは多分、かの第零世代型と称される神機でも十分にアラガミと張り合えるんじゃなかろうかと言うバグだ。正直、強すぎて評しようがない。

 

 

そして、極致化技術開発局所属技術試験用特殊部隊ブラッド。

血の力、ブラッドアーツなど新たなゴッドイーターの姿とも言える部隊だ。

 

北峯サクラ。ブラッド隊隊長。「喚起」と言う血の力を持ち、聖域とされている螺旋の樹跡地で起きた一連の事件における最大の功労者である。指揮能力はもちろん個人の力量も素晴らしい。

シエル・アランソン。ブラッド隊副隊長。「直覚」と言う血の力を持ち、戦術的な戦運びを得意としているが、その場その場の状況に合わせた臨機応変な対応にも優れる優秀なブラッド隊の頭脳。

ギルバート・マクレイン。「鼓吹」と言う血の力を持ち、新規にゴッドイーターとなった者が多いブラッド隊において唯一の転属者である。素晴らしい戦闘力の持ち主の1人であると同時に優秀な技術者でもある。

香月ナナ。「誘引」と言う血の力を持ち、神機と血の力を活かした豪快かつ大胆な戦い方で、ブラッド隊の切込み隊長。

ロミオ・レオーニ。「対話」と言う血の力を持ち、仲間の支援を重視した戦い方を得意としていて、ブラッド隊における縁の下の力持ちとも言える。

リヴィ・コレット。現状血の力の目覚めは無いが……

 

 

 

「……なんで俺はデータベースで、ブラッドの連中の情報なんざ見てんだ……」

 

ついさっきまで見ていたページを閉じて、端末から離れる。

 

 

「あ、中尉さん!」

 

嬉しそうに頭に青い大きなリボンを付けた少女が駆け寄って来る。ちなみにこの子がブラッド隊隊長のサクラだ。背中にかかる程度の青みがかった黒い髪をしていて極東の人らしい顔立ちだが目が青色で、他地域の血が混じっているのが伺える。

 

「どうした?」

 

で、なぜだか知らんがやけに懐かれている。おいそこ、ロリコンとか言うんじゃねぇ。と、話を戻そう。そんなに世話した覚えも無いし、それどころか以前のアラガミの大進攻の時なんかは逆にお世話されちゃった側だから、なぜに好印象なのかが不思議でならない。

 

「これから時間ってありますか?」

 

「まぁ、少しくらいはあるな」

 

この後、隊の連中との訓練があるが……まぁ、大丈夫だろう。それにどうせあいつらサボタージュ決めこんで来ないだろうし、

 

 

「で、なんでラウンジ? 茶でも奢ってくれるのか?」

 

「ちーがーいーまーす」

 

「じゃあ飯でも奢ってくれるのか」

 

でも、別に金には困ってないし、それ以前に料理番のムツミちゃん居ないぞ。

 

「惜しい! 答えは……」

 

そう言うと、サクラはカウンターの中に入って行くと白いエプロンを着けて、

 

「中尉さんに料理をご馳走したいと思います!」

 

「悪い。用事入ったから失礼する……「逃がしませんよ?」……」

 

にっこり笑顔でカウンターの向こうから腕を掴まれて、身動きが出来ない。いや動けなくはない。でも、それやるとサクラに被害が行く、そうすると後々、面倒なことになるから出来ない。俺が大人しく椅子に座ると、俺の腕から手を放して、ご機嫌な様子で料理を始めた。

 

 

「どうぞ召し上がれ♪」

 

そんな言葉と共に俺の前に出されたのは……料理と呼んで良いのか分からない名状し難い何か《ダークマター》と暗に称されるものだった。これを食えと言うのか……

 

 

「えっと、サクラさん? これは一体?」

 

「黒い何か。私の得意料理です」

 

この子暗にダークマターって認めちゃったよ。それで、それを俺に食えと!?

 

「あ、漫画とかで良くある名状し難い破壊兵器とは違って、普通に食べられますよ」

 

「似てるっていう自覚はあるんだな!」

 

「味はどうとでもできるんですけど、見た目だけはどうしてもダメなんですよね。そう言うわけで、一口どうぞ!」

 

「……い、いただきます……」

 

まぁ、本人も味は大丈夫って言ってるし食っても大丈夫……だよな?

スプーンで皿の上のソレを掬って、口を開けて中へ放り込む。次の瞬間。

 

 

「普通に美味いわこれ」

 

「でしょ!? でも、皆食べてくれないんです」

 

「だろうな。普通、こんな見た目のもんを食えるのはよっぽど飢えた奴か、こういう見た目に慣れてる奴くらいのもんだ」

 

見た目最悪だが、味は普通に良い。なんでこんな黒いのにトマトケチャップに類する味がするのか不思議だ。

 

「これ、お母さんが良く作ってくれてたんです」

 

「へぇ、この娘にしてこの親って言った感じだな」

 

あ、なんかこれやみつきになるかも……ヒョイパクと口に運ぶ手が止まらない。

 

 

「ごちそうさまでした」

 

「お粗末様でした。あの……良かったら「待った。そのセリフは駄目だ。俺みたいなおっさんじゃなくて、もっとちゃんとした好い人言ってやんな」……」

 

マジで、俺はいつこんなに好感度稼いだんだ? てか、ここで受けたらマジでロリコン否定出来ない。

 

 

「まぁ、お前の良いところを見てくれる野郎はそこらじゅうに居る。そのうち見つかるさ」

 

サクラにそう言って、ラウンジから出ると、

 

「「ロリコン乙」」

 

部下2人がニヤニヤしながらそう言って来た。

 

「よーし、揃ってるな? そんじゃま……訓練がてら、オウガテイルをモグモグしに行くぞー。1人頭ノルマは10匹で」

 

バカ言ってる2人の襟首をつかんで引っ張ってミッションを受けるための総合カウンターに向かい、適当に任務を受ける。さーて、今日は何匹間引くか……

 

 




……まさかの続きだよ。ネタ出来ちゃったよ。
とりあえず、中尉さんとその部下はオリキャラで、ゲームでは存在しない第五部隊(笑)でござるよ。

さて、ブラッド隊長のサクラちゃん。キャラはRBでわっちが使ってるキャラがベースでござる。
なんでか分からんけど、オジコンキャラになりました。自分でもなぜこうなったのか分からぬぇ!


とりあえず、この子の使ってる神機もゲームでわっちが使ってるのと同じ感じで、


刀身:シロガネ長刀極型
銃身:シロガネ狙撃極型
装甲:シロガネ大盾極型
制御ユニット:アサシン
強化パーツA:銃弾強化 弾丸
強化パーツB:隠型の達人
デバイス:黄泉返り
BA:疾風ノ太刀・鉄or無尽ノ太刀・蒼

こげな組み合わせだ。素人乙? 好きにスキル組めるんだから、見た目に走って何が悪い。
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