とある部隊長の独白   作:⚫︎物干竿⚫︎

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遺された神機

さて、俺達ゴッドイーターがアラガミをぬっころすのに使う神機だが、これの中には、遺された神機と言うある種神機の残骸のような物がある。作戦行動中のゴッドイーターがアラガミに捕喰されることは日常茶飯事(まぁ、ここ数年極東支部から殉職者は出ていないがな)で、そうなった場合は、神機だけでも回収するものだが、作戦エリアに強力なアラガミが居るなどで回収出来ない場合もある。そうして、戦域に残された神機を『遺された神機』と呼称して、回収をしている。

 

もちろん残骸の為、遺された神機は神機として機能しない。だが、それでも死んでいるわけではなくて、神機としての力は残されている。その残った力をゴッドイーターの間ではスキルと呼び、それを自分達が使っている神機に取り込むことで様々な能力を高めることが出来る。

 

 

「……さて、強化の素材を集めるためにミッション行きまくったは良いが、のこじんの在庫が凄まじいぞ」

 

 

アキラとマギーを引き連れて、ミッション行ったは良いが、なかなか目的の素材が出なくて、何回も何回も行きまくってたらとんでもない数になった。一応、言っておくがのこじんって言うのは、遺された神機のあだ名みたいなもんだ。

 

この膨大な数の中から使えるスキルを選ぶわけだが、数が多いからなかなか選べない。

てか、スキルの組み合わせなんてこれまで考えた事もなかった。神機の性能はもちろん大切だが、神機の性能が良いだけでどうにかなるほどアラガミは甘い相手じゃない。

 

だから俺は、神機の強化よりも自分の強化……ダミーアラガミを使った模擬戦とか戦術の勉強とかばっかりをやってた。まぁ、無駄どころか実になってるから後悔はしていない。て言うか、そもそものこじんを使った神機の強化ってごくごく最近可能になったばっかで、いまいち良く分からない。

 

……今なら「ここをこうしてこれをそうして云々」と頭をこねくり回してる銃型のゴッドイーターの気持ちが分かる気がする……

 

 

 

「まぁ、こんなもんか」

 

隣の端末で俺と同じようにのこじんでの強化をやっていたアキラがそう言って端末から離れる。

え、もう終わったのか? 流石、若者は新しいのに慣れるのが早いな……はぁ、俺も老けたな……

 

「アキラ、ちょっと良いか?」

 

「なんすか?」

 

ここは若いのの手を借りよう。おい年長者と言う声が聞こえてきそうだが、分からんもんはしょうがない。

 

「この遺された神機のがな……」

 

少し横に退いて、アキラに画面を見せると、

 

「……隊長。もしかしてのこじんでの強化、1回もやってないクチっすか?」

 

「その通り。おっさんには良くわからんからな」

 

「誇れる事じゃないっすよ。まぁ、隊長の腕ならのこじんで強化しなくても十分やってけるんでしょうが」

 

そう言いながら、アキラがせっせと操作をして表示されたのこじんの中から色々と選んでいく。そして、50前後の数を選んだところで、

 

「隊長の戦い方ならここらへんのスキルが相性良いと思うっす」

 

「どれどれ……」

 

アキラに変わって、リストアップされたのこじんを見る。そこには近接攻撃強化やらアスリートやら整息、捕食時回復だのなんだのとずらずらりと並んでいた。これだけの数をあんな短時間で……アキラ凄いな……

 

「とりあえず、バースト時間延長は挿れとくか……それに近接強化、と……」

 

継承させるスキルを選択して、登録しておく。ここから先は整備班の仕事だ。次のミッションまでには登録したスキルが継承されているだろう。

 

 

「ありがとな。やっぱ、年取って来るとこう言う新しいのに付いてくのがキツいわ」

 

「じゃあ、なおさら隊長は第二世代に乗り換え出来ないっすね。第二世代に乗り換えたらのこじん以外にバレットエディットと言う苦行が……」

 

「ああ、あれな」

 

バレットエディット。銃型の神機を扱うガンナー達が最高の弾丸を目指して、日々知恵を絞る苦行だ。まぁ、データーベースに各銃身ごとのエディットの参考があるからそれを使うのも手ではある。ちなみに我が極東支部のデーターベースのエディットの参考例は本部認定のものの凡そ倍はある。

 

それと言うのも、ブラッド隊の副隊長のシエル・アランソンがそれは大層バレットエディットに熱心な探求者であるためだ。アサルトから最近導入されたばかりのショットガンに至るまで豊富に存在する。噂では、近々彼女が作成したものがフェンリル公式エディット参考例に幾つか追加されるとか、

 

 

「バレットエディットって大変だよね。私なんか半分シエル任せにしてるし」

 

「いやいや、流石に人任せはダメっしょサクラさん」

 

「そうだぞ。銃を使うならもっと銃弾にもな……」

 

ん?

 

「「いつの間に現れた!?」」

 

ナチュラルに会話に参加していたサクラに今更ながら驚く、

 

「そこで男2人でターミナルでなにかやってる時?」

 

つまりはほぼ初めから居らしたんですね!

 

 

「ま、まぁいいか……そうだサクラ。お前はのこじんはどうしてるんだ?」

 

「あ、俺も気になる」

 

サクラはそんなに期待しないでくださいよと言って、

 

 

「まぁ、普通に使えそうなのがあったらインストールしますけど、そうでないなら数あっても邪魔なだけですし、リビルドして整理……って、どうかしました?」

 

「なぁサクラ? そのリビルドってなんだ」

 

聞くとサクラはしまったとでも言いたげな顔をして、

 

「すみません。まだリビルドは試験的なもので私がそれのテストをしてるんです。多分、そのうち他の人達も出来るようになると思うから期待しててください。まぁ、頑張るのは私じゃなくてリッカさんだけど」

 

整備班班長のリッカか……リンクサポートデバイスやらサクラだけが現在使用可能なブラッドレイジシステムの開発などで、本部からもその技術を高く評価されている技師で、この前神機をやらかした時に俺もお世話になっている。

 

 

「それはそうと、中尉さんの神機の強化のための素材集め、なんで誘ってくれなかったんですか? 中尉さんと一緒に行けるの楽しみにしてたのに」

 

「あーそう言えば、すっかり忘れてたな」

 

「隊長。女の子との約束忘れるとか、流石にないっすわ」

 

「だよねっ! そういう訳で、中尉さんにはこの後、罰として私とお出かけしてもらいます!」

 

あれ? なんか話がどんどんわけわかめな方向に……

この後どうなったかって? 俺ロリコン疑惑が極東支部外にまで広まったとだけ言っておこう。チクショウメッ!




なんか知らんけど、ヴィータさんがバグってゴッドイーターが出来なくなった(血涙
緑ランプが点滅した状態で停止して画面完全に真っ暗!

くそうくそう。こうなったら、出来ない分の鬱憤をぶつけて更新しちゃる!
内容? ただの自己満ですが何か?
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