椿の花の色~あなたは私の胸の中で炎のように輝く~   作:桜華惨禍

11 / 23
第十一話です。
タイトルの子が、出てきますが、今回は、余り出番が、ありません。
次の話から出番が、多くなります。
では、本編をどうぞ!


第十一出撃 ぽいぽい!

皆さま、こんにちは、睦月です。

さて、足もそこそこよくなり。一人で、歩けるようになりましたが、松葉杖が、ないと辛いです。

さて、こんな私ですが、最近妙な視線を感じるんです。

 

最初は、気のせいかと思いましが、日に日にましてゆくので、怖いな~、嫌だな~、と思いましたが、恐る恐る元を探したら一発で発見しました。

……えっ!なんでわかったって?

いや、だって、ねぇ……

 

 

「じぃ~~~っぽい」

 

 

 

……わざわざ、口に擬音をだしてこっちをみてるんですもの……今まで気付けなかったのが、恥ずかしい……

 

と言うかどちら様でしょうか?

 

しかも、俺と視線が、合った瞬間に、隠れるんですけど。いや、バレてますよ?

 

取り合えず如月ちゃんに、聞くことにした。

 

「えっと、如月ちゃんあの子誰?」

 

「睦月姉さん、あの子は、白露型の夕立ちゃんですよ。…………それにしても睦月姉さんをずっと見つめて、許せない(ボソッ」

 

「そっ、そうなんだ」

 

ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、夕立ちゃんの視線より恐ろしいお方が、近くにいた。

カムバーック昔の如月ちゃーーん!!

 

……一体本当に何が彼女をこうさせるのだろう?

 

……あっ!俺か!

 

取り合えず如月ちゃんに、関しては、後々考えるとして、夕立ちゃんの方に、近づく。

夕立ちゃんは、ビクッ!と驚いて、逃走を謀ろうとしていたが、素早く手を取って挨拶する。

 

「こんにちは、夕立ちゃん」

 

「こ、こんにちはっぽい。睦月ちゃん」

 

「えっと、なんで私の方をずっと見ていたの?」

 

「その……」

 

取り合えず彼女の言い分は、なんでも私とお友達になりたかったのだが、どう話しかけて良いのか分からなかったそうだ。

 

……なに、このかわいい生き物。

 

「うん、いいよ。夕立ちゃん。睦月とお友達になろうよ!」

 

「やったー!嬉しいっぽい。これからよろしくっぽい!睦月ちゃん」

 

「うん、よろしくね夕立ちゃん!」

 

ちゃららちゃちゃーん

 

睦月は、友達が、一人増えた。

 

隣で、どす黒いオーラを放っている如月ちゃんは、スルーする。

 

 

 

 

 

∽      ∽      ∽

 

 

 

 

 

本日の演習は、全員が、合同でする様だ。

俺は、安定の見学だけどね。

教官は、どうやら川内さんの様だ。

 

「じゃあ、皆今日は、夜戦について実践するよ!」

 

……夜戦か、文字の通り夜に戦うということなのかな?

 

すると、質問が、入る。

 

「川内さん、夜戦ってなんののですか?」

 

と、電ちゃんが、質問する。

 

「おっ!良い質問だねぇ。夜戦っていうのは、凄く良いものなんだよ!」

 

答えになってない。

 

「もう!姉さん、ちゃんと教えてあげてください!」

 

ポニーテールの女性が、突っ込む。

 

確かあの人は……

 

「あぁ、初めての方が、多かったですね。初めまして私は、川内型の神通と申します」

 

そうだ!思い出した。

彼女は、神通さん。確かにあの華の二水戦の旗艦を勤めていたすごい人じゃないか!!

 

そして、神通さんが、夜戦について説明する。

 

「いいですか、夜戦と言うのは、昼戦で、うち漏らした敵に対しての追撃です。夜戦というから夜に仕掛けるので、闇の中での攻撃になるので大変なんです。その代わり夜戦は、雷装と火力を足した一撃になるんです」

 

その説明に対して川内さんは、「まぁ、夜戦を補助する装備もあるけどね」と言っていた。

 

俺は、この説明に、対してこの疑問をぶつけた。

……もし、これが可能ならば……

 

「あの、神通さん!」

 

「なんでしょうか?睦月ちゃん」

 

「夜戦は、雷装と火力を足した一撃になるんですよね?」

 

「えぇ、そうですが?」

 

「……なら、戦艦クラスも倒せるんですか?」

 

そう答えると回りが、ざわめき始めた。

 

俺の質問に、神通さんは、淡々と答える。

 

「えぇ、倒すことも出来るでしょう」

 

「なら!「ですが」

 

「貴方達の今の実力では、不可能でしょう」

 

そう、はっきりと答える神通さん。

 

「な、何で……」

 

「倒せない訳では、ありません。今は、です」

 

「あっ!」

 

そうか、成る程。今は、ね……

 

「解かってくれたようですね。確かに、今は、実力が、足りません。ですが、しっかりと演習を続けたら貴方たちでも戦艦を倒せるんです」

 

「ですから、皆さん今からやる演習に、真面目に、取り組んでくださいね?」

 

俺も含めて、全員が、はい!と答える。

 

……そうか、倒せるんだ……

 

……睦月ちゃんの仇である。あいつを……

 

……俺の手で……

 

 

 

 

∽      ∽       ∽

 

 

 

 

皆が、暗くなった部屋のなかで、砲雷撃戦をしていると神通さんが、此方に来る。

 

「こんにちは、睦月ちゃん。さっきは、いい質問をありがとうございます」

 

「いえ、そんな大したことしてないのです」

 

「いえ、そのお陰で、皆が、演習を真面目に取り組んでいるので本当に大助かりです」

 

「そんな、睦月は、気になったことを質問しただけなのね」

 

「いえいえ本当に助かったんです……あっ! 後、すみません。内の姉が、お見舞いにいっていなくて……」

 

そういえば川内さんだけ来てなかったね。

 

「それこそ大したことないにゃしぃ!」

 

来てもらえるだけでも凄く良いのに、それに、ついて謝られるなんて……

 

「そうですか……気にしてなければいいんですが……」

 

「全然気にしてないのです!」

 

本当に、礼儀正しい人だなぁ。

 

「……そうですか、ならいいんですが……では、私は、指導に戻ります。睦月ちゃん、脚が早く良くなるといいですね」

 

「はい、また指導して貰う機会があればよろしくたのみます!」

 

「はい、その時は、鬼の神通として、指導させて頂きますね?睦月ちゃん、見学しっかりとしておいてくださいね?」

 

「はい! 機会が、あればよろしく頼みます!」

 

「えぇ、こちらこそ」

 

そう言うと神通さんは、指導に戻られた。

 

指導している姿の神通さんは、まさに華の二水戦といった所だ。

 

 




ここまで読んで頂きありがとうございます。
次回の更新も楽しみにしていただけたら幸いです。
誤字・脱字などがありましたら報告お願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。