椿の花の色~あなたは私の胸の中で炎のように輝く~   作:桜華惨禍

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お久し振りです
覚えている人は居るのでしょうか?
生きてました
受験が終わって、消したり、書いたりと繰り返してる内に秋イベやら冬イベやら引っ越しやら大学やらが始まってこんなに遅くなってしまいました。
誠にすみません
では、十七話どうぞ


第十七出撃 閑話 アオバワレェ!

 睦月に深海棲艦の魔の手……などなく。

 いたって平和な鎮守府

 だが、その鎮守府に別の魔の手がのびていた。

 それは……

 

 

∽   ∽   ∽

 

 

 皆さんこんにちは!

 恐縮です、青葉ですぅ!

 さて、今回はとあるお方の依頼によりある駆逐艦の写真を入手したいと思います!

 その駆逐艦は睦月型のネームシップとなる睦月ちゃんです!

 いや~、初めてあったときは、本当に色々ありましからねぇ。

 まさか、戦闘中に出会おうとは、本当に驚きですよぉ。

 さてさて、なにやらすごい噂も出回っていて詳しくインタビューもしたいんですが、今回は、写真の入手です。

 依頼主からもできるだけ自然な状態でと注文されましたからね! 腕の見せどころです!

 では、張り切って、青葉出撃……いえ取材しまーす!

 

 

∽   ∽   ∽

 

 

 ども、青葉です。

 さて、今私は、目的である睦月ちゃんが居る演習場の物陰に隠れています。

 いや~、頑張ってますねぇ。

 あの夕張さん相手にあそこまで、噛みつけるなんてよっぽど努力したんでしょうねぇ。

 さて、その演習風景頂きますッ!

 

「!? きさま見ているなッ!」

 

 …………今、私の真横に演習用の実弾が通りすぎました……。

 

「ど、どうしたの睦月ちゃん!」

 

「はっ! す、すみません! なんか背筋にゾッとした悪寒が走って」

 

「そ、そう、私に向かってなら良いけど。演習用の実弾をそこら辺に撃ったら駄目よ? もしも、だれかが居たら大変だから」

 

「すみません……」

 

「じゃ、演習再開するよ~」

 

「「「「はい!」ぴょん!」」」

 

(確かに少し視線を感じたわね……。例の重巡かしら? 古鷹さんに連絡入れるべきかしら?)

 

  

 

 

∽   ∽   ∽

 

 

 

 まさか、撃ってくるとは、予想外でした……。

 まだまだ、シャッターチャンスを狙いたい所ですがメロンさんに気付かれたっぽいですねぇ。

 これ以上深追いすると、演習の邪魔という理由で古鷹さんを召喚されて、曳航される可能性も出てきます。

 睦月ちゃんの動きも少しぎこちなくなっていますねぇ……。

 ここは、一先ず引きますか……。

 

 

 

 ~青葉撤退中~

 

 

 

 さてさて~、演習が終わり、今はお昼! 

 つまり、食事風景が狙えるます!

 可愛らしく、愛らしく、お食事をする睦月ちゃんを撮るチャンスです!

 物陰からシャッターチャンスを狙いましょう。

 

 

 

 

∽   ∽   ∽ 

 

 

 

「お昼ご飯に誘ってくれてありがとうございます♪」

 

「気にしなくていいわ。赤城さん達が出撃して、同伴する相手が居なかったから。まぁ、そこに居るちんちくりんは、誘った覚えはないのだけれど?」

 

「はぁッ! 誰がちんちくりんよ! この冷血正規空母ッ!」

 

「そう、好きに言うと良いわ。今から、そこの睦月さんと()()で食べるから、食事の邪魔だけはしないことね」

 

「きぃいいいイイイッ!! むーかーつーくーッ!」

 

「五月蝿いわよ。七面鳥」

 

 

∽   ∽   ∽

 

 

 

 ……相変わらず仲が悪いですねぇ。

 正しく、犬猿の仲、一航戦と五航戦の仲、焼き鳥屋と七面鳥ってとこですかねぇ~。

 睦月ちゃんも苦笑いして、居心地悪そうですねぇ。

 あの表情は、どうしましょうかね。クライアントからは、自然体で、可愛らしくが注文内容ですからねぇ。

 お、食べ始めましたか、さっきとは、一転変わっていい雰囲気ですねぇ。

 おっと、いい笑顔に頬にケチャップがついてます。

 これは、シャッターチャンスですぅ!

 その表情(かお)頂きますッ!

 

「そこッ!」

 

 加賀さんが、真っ直ぐと此方にナイフを……

 

 バキィッ!

 

 あ、ああぁぁぁああああッ!

 私のカメラがッ! 嘘ッ! 嘘ッ!

 

「加賀さん……?」

 

「食事の邪魔をする蠅が居たので、追い払っただけです。さ、食事を再開しましょう」

 

「は、はい」

 

「あ、危ないわねッ! 後、少しで私の顔に直撃してたんですけどッ!」

 

「当たれば良かったのに」

 

「なんですって~ッ!!!」

 

 こ、此処は、喧嘩に乗じて引きましょう。

 だけど、私のカメラが~……

 

 

 

 ~青葉移動中~

 

 

 今回は、同じ間違えはしません

 近くで撮ろうとすると確実に迎撃してくるとわかった以上同じ作戦を取るなんて馬鹿の極みです

 失った物が大きいですが……

 私の一番のお気に入りのカメラ……

 今度は、ズームで撮影します。

 ということで睦月ちゃんが住んでる駆逐寮がギリギリ写るこの高台から狙わさせて貰います。

 ほほ~、今は同じ艦の皆さんで談笑中ですか~。

 四人まとめて、シャッターチャンスですッ!

 

 

 

 ……ん? あれ? 如月ちゃん此方に気づいてる?

 そんなことあるわけ……

 あれ? 口をパクパクさてますねぇ。必要だから、学んだ読唇術で試しに……

 

 

 

 

 ネ   エ   サ   ン   ニ   テ   ヲ   ダ   シ   タ   ラ   コ   ロ   ス   ♥

 

 

 

 

「  」

 

 

 

∽   ∽   ∽

 

 

 

「およ? 如月ちゃんどうしたの?」

 

「ごめんなさい少しぼうっとしてたわ。姉さんは何も知らなくて良いんですよ~」

 

「およよ?」

 

 

 

∽   ∽   ∽

 

 

 

 あれ本当に駆逐艦ですか?

 目から完全に漆黒の意思を感じたんですけど

 撤退するしかないじゃないですか……。

 

 

 

 ~青葉撤退中~

 

 

「あぁーッ!! ぜんっぜん上手くいかないッ! なんで、駆逐艦一人撮れないんですかッ!」

 

 頭を完全に抱えました。

 駆逐艦相手に何て様でしょうか……。

 これでも鎮守府一の腕前だと思ってたのですがかんっぜんにダメダメですぅ。

 自室で机の上に突っ伏してると

 

「はーいっ! 衣笠さんにお任せ!」

 

 姉妹艦の衣笠が部屋にそんな事を言って入って来ました。

 

「なんですか~、上手くいかない私のことを笑いに来たんですか~」

 

「違うよ~、青葉の手伝いをしに来たのよ~」

 

「へ~」

 

 私が失敗し続けてるのに衣笠に出来るわけ無いじゃないですか~。

 

「あっ! 信じてないね~。手伝うのは本気だよ? それに、青葉の変わりに撮ってきてあげようか?」

 

「出来るもんならやってみろって奴ですぅ~」

 

「言ったね? 成功したら報酬は半々だからね?」

 

「出来ましたらね?」

 

「じゃあ、行ってくるね~」

 

 

 

∽   ∽   ∽

 

 

艦娘達が集まる夜の食道

 

「はーいっ! 衣笠さんよ!」

 

「こ、こんばんわにゃしぃ」

 

「あ! 衣笠さんこんばんわぴょん!」

 

「こんばんわ」

 

「良い夜ですね~」

 

「はい、こんばんわ。皆集まってるんだ」

 

「「「「はい」ぴょん」」」

 

「うんうん、仲が良いことは良いことだね~。時に睦月ちゃん写真撮ってもいーい?」

 

「およ? 睦月ですか? 本当ですか?」

 

「うん、ちょーっとだけで良いから、ね?」

 

「は、はい! 睦月頑張ります!」

 

「そんなに気を張らなくてふつーにしてたら良いからね~」

 

「うーちゃんも! うーちゃんも! 写りたいぴょん!」

 

「私も、良い、ですか?」

 

「私も一緒に写っても良いですか?」

 

「別に構わないよ~、それじゃあ皆、笑って笑って、ピースして~。いいね! もう一回! ラスト! はーい! お仕舞い。ありがとね! 皆も夕食楽しんでね!」

 

「あ、あの衣笠さん」

 

「ん? なあに?」

 

「後で、その写真貰えませんかにゃー?」

 

「いいよ~。撮らせて貰ったんだからそれくらいお安いご用よ~」

 

「ありがとうございます♪ いひひっ!」

 

 

 

∽   ∽   ∽

 

 

 

「とってきたよー。報酬半分ね?」

 

「えぇ~……。本当に撮ってくるとは……。なぜ私は上手くいかなかったのでしょうか……。、」

 

「ま、日頃の行いだよね~。あ! 後、その集合写真一枚多めに刷っといてね?」

 

「別に構まいませんが何故に?」

 

「睦月ちゃんと約束したのよ~。一枚ちょーだいってね」

 

「はぁ、わかりました。現像してクライアントに渡してきますぅ」

 

「報酬半々忘れないでねー?」

 

「わかってますって」

 

 

 

∽   ∽   ∽

 

 

 

「あのー、どうでしょうか? 自然体ではないですが……。」

 

「うーむ。素晴らしく可愛らしい。しかも、集合写真で駆逐艦特有の愛らしさも出ている。良い仕事だ。青葉」

 

「ありがとうございますぅ~。では、報酬の方は?」

 

「うむ、こんな素晴らしい、良い写真(理想郷)だ。色もつけよう」

 

「ありがとうございますぅ~。次も御贔屓にお願いしますぅ~。()()()()

 

「此所ではながもんだ。青葉、次も宜しく頼む」

 

「いえいえ~、此方こそ、また宜しく頼みますぅ~。」

 

 

 

∽   ∽   ∽

 

 

 

「みてみて~、これ!」

 

睦月の手には、一枚の写真が

 

「あら、私は可愛らしく写ってるかしら?」

 

「うーちゃんが一番ぴょん!」

 

「……ふふっ」

 

「睦月達の記念すべき初めての集合写真だよっ!」

 

「あら? そうでしたね」

 

「ぷっぷくぷ~、そう言えばそうぴょん!」

 

「皆の記念……」

 

「壁に飾っておくね~。いひひっ! 記念か~。睦月、感激ぃ」

 

 

 

 こうして、姉妹の絆が深まった睦月達

 裏では、取引きがされているとは、露知らずに……

 

 閑話これにて終幕




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