既存のカードでどこまで戦えるか…
「シンクロフライトコントロール!リミッター解放レベル5!ブースター注入120パーセント!リカバリーネットワーク・レンジ修正、オールクリア!Go、シンクロ召喚!カモン、《TG パワー・グラディエーター》!」
画面の向こうで青いDホイールに乗ったサングラス姿の男性が、PCを調整するようなエフェクトとともにシンクロ召喚を行っている
胸がすごく高鳴る!
この世界にも、デュエルモンスターズがあればな…
………………
…………
……
…
…はっ!
目を開けると、ラーイエローの自室にいた
「これが、私の記憶…?」
夜眠れなくて、なんとなしに例のデッキを見てみようと思いたった
そして、デッキの一番上のカードをめくった瞬間、さっきの映像が流れ込んできたのだ
そのカードには《ペンタクルス》と書かれていて、イラスト部分には元のサイズの10分の1くらいと思われるコインの破片が描かれていた
試練のあった日に手に入れたカードである
「それにしても、あの記憶の中の私は…」
ワクワクしてた…、十代君と同じくらい
…もしかすると、こうなることを楽しみにしていたのだろうか…
「いや…」
明日は、亮さんとの闘いの日
余計なことを考えるのはよそう…
………………
…………
……
…
「俺ならここで永続魔法『つまずき』を発動しておくな。これで大方『激昂のミノタウルス』とのコンボが決まるぜ。」
「俺は、永続罠『イタクァの防風』だな。相手の攻撃を誘って、罠であることを生かして相手ターンに発動する。『古代の機械巨人』なら、守備力も高めで問題ないからな。」
「俺の理論は、それに一歩付け加えて永続罠『門前払い』を発動する。こうすれば、貫通攻撃モンスターを手札に戻して、次に相手による破壊を防ぐ。そうすることで、次の相手の油断も誘えるというわけだ。」
現在夕刻少し前、場所はラーイエローの食堂、ここで、小原君、神楽坂君、三沢君、小原君の相棒の大原君と貫通効果について話していた
亮さんとのデュエルに使うデッキは、もう完成している
後は、少しでも何かしておこうと思い、食堂にいた彼らに貫通効果の話題を振ったのだ
何といっても、あの『サイバー・エンド・ドラゴン』は脅威だ…
そんな時であった
「山白 青人はいるか?」
そこには、亮さんがいつもの無表情で立っていた
…ここ、一応イエロー寮なんですけど…
「あの人はカイザーじゃないか…」
三沢君が、驚いて立ち上がった
「あの人が、カイザー…」
「青人、お前カイザーと何かあったのか!?」
神楽坂君と小原君も驚いている
「うん、これから亮さんとデュエルなんだ」
「「「「え(は)?」」」」
一瞬の硬直…
「おい、何で言ってくれなかったんだよ」
えっと、小原君、こういうことはわりとプレッシャーあるし、噂になると…色々ねぇ…
「カイザーとのデュエル、実に興味深いじゃないか」
三沢君は、何だか笑っている
「独り占めする気かよ、全く」
「せ、青人君、水くさいよ…」
神楽坂君に、大原君…
「青人、灯台で待っているぞ」
それだけ言い残すと、踵を返していった
………………
…………
……
…
「「デュエル!」」
青人:LP4000
亮:LP4000
ラーイエローの4人が見守るなかで、デュエルがはじまる
先攻は、…私か…
「僕のターン!モンスターを裏守備表示でセット!カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
青人:LP4000
フィールド:
【モンスター】
裏守備モンスター1体
【魔法・罠】
伏せカード1枚
手札:4枚
「あのカイザー相手には、青人も慎重にいくしかないようだな」
三沢君の言う通りだ
あの『サイバー・ドラゴン』相手に後攻を取りたかったが、取れなかった以上は慎重に守りを固めるしかない
「では、俺のターンだ。『プロト・サイバー・ドラゴン』を召喚!」
プロト・サイバー・ドラゴン:
★3 ATK1100
「『プロト・サイバー・ドラゴン』?」
『サイバー・ドラゴン』より一回り小さいモンスターが現れるなか、小原君が首をかしげる
「『プロト・サイバー・ドラゴン』は、場にいる間『サイバー・ドラゴン』として扱う。さらに、俺はこの『プロト・サイバー・ドラゴン』と、手札の『サイバー・ドラゴン』で融合!現れろ、『サイバー・ツイン・ドラゴン』!」
サイバー・ツイン・ドラゴン:
★8 ATK2800
2体の『サイバー・ドラゴン』が連結して、2頭を持つ『サイバー・ドラゴン』が現れる
…初っぱなからそれかよ!
「『サイバー・ツイン・ドラゴン』…」
「1ターン目から、攻撃力2800のモンスターか…」
「この目で見るのは、俺も初めてだな…」
「せ、青人君…」
みんながフィールドを見つめている
「『サイバー・ツイン・ドラゴン』には、2回攻撃の能力がある!『サイバー・ツイン・ドラゴン』で攻撃!《エヴォリューション・ツイン・バースト》!」
一弾目が裏守備モンスター『ジャイアント・ウィルス』に炸裂する
「『ジャイアント・ウィルス』の効果発動!戦闘破壊された時、相手に500ポイントのダメージを与え、同名モンスターを2体デッキから特殊召喚できる!」
亮:LP4000→3500
ジャイアント・ウィルス:
★2 ATK1000
ジャイアント・ウィルス:
★2 ATK1000
そして、特殊召喚された『ジャイアント・ウィルス』に《エヴォリューション・ツイン・バースト》が炸裂する
「くっ!」
亮:LP3500→3000
青人:LP4000→2200
「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ」
亮:LP3000
フィールド:
【モンスター】
サイバー・ツイン・ドラゴン:
★8 ATK2800
【魔法・罠】
伏せカード1枚
手札:2枚
「何とか耐えたか…」
「ああ、『ジャイアント・ウィルス』で攻守を整えたが、攻撃表示で召喚される効果が裏目に出たな」
神楽坂君と三沢君がデュエルの状況を考察する
「僕の、ターン!」
そこに3人分の足音が聞こえる
「青人ー!」
「待って、アニキー」
「もう始まっていたわね」
十代君、翔君に明日香さんであった
「十代」
「三沢、お前も来ていたのか」
「ああ、だが、状況はカイザーがリードしている」
十代君に三沢君が、デュエルの状況について説明している
「そうでもないみたいだぜ。青人が仕掛けるぞ。」
そんな中、神楽坂君は少し笑って言った
「僕は、手札の『サンダー・ドラゴン』の効果発動!このカードを墓地に送ることで、デッキから『サンダー・ドラゴン』2体を手札に加える!」
よし、これで…
「来るぜ、青人のエースモンスターが…」
「亮さん、あなたが『サイバー・ドラゴン』を束ねるなら、僕は『サンダー・ドラゴン』を束ねる!魔法カード『融合』を発動!手札の『サンダー・ドラゴン』2体を融合!天空に木霊せし咆哮よ、赤き雷撃となりて轟け!融合召喚!出でよ、『双頭の雷龍 サンダー・ドラゴン』!」
双頭の雷龍:
★7 ATK2800
「ほう、『双頭の雷龍』か…」
「はい、『サイバー・ツイン・ドラゴン』よりレベルも低くて効果もないけど、それでも僕の『ツイン・ドラゴン』です!」
「フ…」
よし…
「バトル!行け、『双頭の雷龍』…いや、『サンダー・ツイン・ドラゴン』!《ライトニング・チャージ》…《バースト》!」
柄にもなく『ツイン・ドラゴン』に対抗してしまった
「あの冷静な青人が…」
「熱くなってる」
攻撃は『サイバー・ツイン・ドラゴン』に向かう
「攻撃力は同じ…、相討ち狙いか」と三沢君は呟くが…
「この瞬間、罠カード『和睦の使者』を発動!この効果により、モンスターとプレイヤーが受ける船頭ダメージは0になる!」
決まるか…?
「ならば、俺も同じく『和睦の使者』を発動する。迎え撃て、『サイバー・ツイン・ドラゴン』!《エヴォリューション・ツイン・バースト》!」
ドン!という炸裂音とともに、黒い煙がもくもくと上がる
…さすがは亮さん、防いでくるか…
「『ジャイアント・ウィルス』を守備表示に変更、更にモンスターを裏守備表示で出す!カードを2枚伏せて、ターンエンド!」
青人:LP2200
フィールド:
【モンスター】
双頭の雷龍:
★7 ATK2800
ジャイアント・ウィルス:
★2 DEF100
裏守備モンスター1体
【魔法・罠】
伏せカード2枚
手札:0枚
「すごい、青人君が亮と渡り合ってる」
「ああ、青人もカイザーもすげぇ!」
「青人君がお兄さんと…」
そんな中、亮さんは「フ…」と笑う
「やるな青人、俺の『サイバー・ツイン・ドラゴン』を捨て身で破壊しに来るとは…。だが、俺はさらにその上をいくぞ。手札から装備魔法『サイバー・ローアー』を『サイバー・ツイン・ドラゴン』に装備!その効果で、攻撃力300アップ!」
サイバー・ツイン・ドラゴン:
ATK2800→3100
く…、こちらの攻撃力を上回ったか…
「さらに『サイバー』モンスターに装備されたことで1枚ドロー!フ、2体目の『プロト・サイバー・ドラゴン』を召喚!」
プロト・サイバー・ドラゴン:
★3 ATK1100
「バトル!『サイバー・ツイン・ドラゴン』で『サンダー・ツイン・ドラゴン』と守備モンスターを、『プロト・サイバー・ドラゴン』で『ジャイアント・ウィルス』を攻撃!」
一気に3体分の攻撃が来る
青人:LP2200→1900
亮:LP3000→2500
「く、だが、『ジャイアント・ウィルス』がやられた時、500ポイントのダメージを与える!さらに、『メタモルポット』のリバース効果発動!互いのプレイヤーは手札を全て捨て、5枚のカードをドローする!」
『サンダー・ツイン・ドラゴン』はやられたが、これで次に繋がる
「ふむ、俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド。」
亮:LP2500
フィールド:
【モンスター】
サイバー・ツイン・ドラゴン:
★8 ATK3100
プロト・サイバー・ドラゴン:
★3 ATK1100
【魔法・罠】
サイバー・ローアー
伏せカード2枚
手札:3枚
「僕のターン!さっきのバトルで布石は整った!墓地の悪魔族モンスター『ジャイアント・ウィルス』3体をゲームから除外!漆黒に眠りし魂、今悪夢とともに解き放て!いでよ、死の世界の支配者『ダーク・ネクロフィア』!」
ダーク・ネクロフィア:
★8 ATK2200
「来た、青人の2枚目のエース!」
「だが攻撃力は2200だ、そのままではやられてしまう」
「いや、あいつのことだ、そんなことは計算済みさ」
十代君、小原君が話す中、神楽坂君はまたしても誇らしげに笑っている
…何か、王様の風格がある…
「バトル!行け、『ダーク・ネクロフィア』!この瞬間、速攻魔法『サイクロン』で『サイバー・ローアー』を破壊!さらに、ダメージ計算時に速攻魔法『突進』を発動!攻撃力700アップする!」
「『サイバー・ツイン・ドラゴン』を上回ったか…」
「くらえ、《ダーク・アイズ・ディシジョン》!」
サイバー・ツイン・ドラゴン:
ATK3100→2800
ダーク・ネクロフィア:
ATK2200→2900
亮:LP2500→2400
「カードを1枚伏せて、ターンエンド!そして、『突進』の効力は消えて、『ダーク・ネクロフィア』の攻撃力は元に戻る!」
ダーク・ネクロフィア:
ATK2900→2200
青人:LP1900
フィールド:
【モンスター】
ダーク・ネクロフィア:
★8 ATK2200
【魔法・罠】
伏せカード3枚
手札:2枚
「青人君が、お兄さんのモンスターを倒した…」
「ああ、だが、油断は禁物だぜ…」
その通りだ、事実亮さんは融合素材を『プロト』モンスターで代用していて、オリジナルはまだ1枚しか使っていない
「俺のターン、ドロー!伏せカード『リビングデットの呼び声』を発動!その効果で、墓地の『サイバー・ドラゴン』を復活させる。さらに、手札から魔法カード『パワー・ボンド』を発動!フィールドから2体、手札から1体の『サイバー・ドラゴン』を融合!『サイバー・エンド・ドラゴン』を融合召喚!」
サイバー・エンド・ドラゴン:
★10 ATK4000→8000
三つ首の『サイバー・ドラゴン』が現れる
来た、亮さんのエースモンスター!
「出た、俺がやられた、カイザー亮のエースモンスター!」
「しかも、『パワー・ボンド』によって融合しているために攻撃力が2倍か…」
「この攻撃が通れば、青人は…」
「せ、青人君…」
「…」
みんな、口々にもらす
「いくぞ、青人!『サイバー・エンド・ドラゴン』で、『ダーク・ネクロフィア』を攻撃!」
『サイバー・エンド・ドラゴン』が咆哮する
…私の場には3枚の伏せカード、おそらく前のターンの挙動から攻撃を止めるものはないと読んでいるのだろう
確かに、2枚は攻撃を止めるカードではない…、しかし残り1枚は…
「速攻魔法『収縮』!それにより、相手モンスター1体、すなわち『サイバー・エンド・ドラゴン』の攻撃力は元々のすうちの半分になる!」
サイバー・エンド・ドラゴン:
ATK8000→2000
…よし、これなら…
「ならば俺も速攻魔法を使う!『リミッター解除』!自分の機械族の攻撃力を2倍にする!」
サイバー・エンド・ドラゴン:
ATK2000→4000
くぅ!
「《エターナル・エヴォリューション・バースト》!」
「うわあああ!」
青人:LP1900→100
「「「「「青人(君)!」」」」」
い、今の一撃は効いた…
『リミッター解除』を握っていたとは、本当に油断できない相手だ
「俺は魔法カード『タイムカプセル』を発動する。デッキからカードを1枚選んでタイムカプセルに封印し、自分の2回目のスタンバイフェイズに手札に加える。俺はこれでターンエンドだ。そして、この時、『リミッター解除』の効果を受けたモンスターは破壊される。同時に『サイバー・エンド・ドラゴン』がいなくなったことで、『パワー・ボンド』によるダメージは発生しない。」
そうか、ここでは『パワー・ボンド』はそういう体裁なのか…
亮さんはダメージを防いだが、それだけじゃない…、破壊されたターンの終わりに発動する『ダーク・ネクロフィア』の効果…、相手モンスターを奪う効果をやり過ごしたんだ…
亮:LP2400
フィールド:
【モンスター】
なし
【魔法・罠】
タイムカプセル
伏せカード1枚
手札:0枚
それにしても、ここで『タイムカプセル』…
一体何のカードを…、いや、手薄である今のうちに決着を着ける
「僕のターン!」
『死者蘇生』のカード!
「僕は手札から『死者蘇生』を発動!蘇れ、『サンダー・ツイン・ドラゴン』!」
双頭の雷龍:
★7 ATK2800
「ほう、俺の『サイバー・エンド』ではないのか?」
「僕にとってのエースは、このカードだから…」
「フ、そうか…」
そう笑う亮さんはどこか、嬉しそう…
「バトル!行け、『サンダー・ツイン・ドラゴン』!《ライトニング・チャージ・バースト》!」
「カウンター罠『攻撃の無力化』!攻撃を無効にし、バトルを終了させる!」
…やっぱり、亮さんはすごい、だからこそ必ず勝つ!
これで、亮さんのカードはフィールドと手札を合わせて『タイムカプセル』のみ…、ここで封じさせてもらう
「罠カード『転生の予言』を発動!墓地の2枚のカードをデッキに戻す!対象は『サイバー・ツイン・ドラゴン』と『サイバー・エンド・ドラゴン』!」
これで、『死者蘇生』による反撃を防げる
「僕はこれでターン終了」
布石は整った…
青人:LP100
フィールド:
【モンスター】
双頭の雷龍:
★7 ATK2800
【魔法・罠】
伏せカード1枚
手札:2枚
「俺のターン、ドロー!」
ここだ!
「ドローフェイズに罠カード発動!『ラストバトル!』!」
「『ラストバトル!』…」
「このカードはライフが1000以下で相手ターンにしか発動できないけど、勝敗を決する効果を持っている!」
「ほう、俺に真っ向勝負を挑んでくるか…、面白い!」
「何度も強敵を呼ばれたら、勝ち目がないから…、いくぞ!」
一陣の風が吹く…
これこそが、アカデミア随一の相手にたいする、私の奥の手だ
「『ラストバトル!』の効果発動!自分フィールド上のモンスター1体以外の手札とフィールドのカードを全て墓地に送る!そして、その後相手はメインデッキからモンスター1体を選択してプレイヤーダメージ0の一騎討ちを行う!僕は当然、『サンダー・ツイン・ドラゴン』!」
「俺は『サイバー・ドラゴン』を選択。」
サイバー・ドラゴン:
ATK2100
双頭の雷龍:
ATK2800
よし、攻撃力はこちらが上!
「行け、『サンダー・ツイン・ドラゴン』!《ライトニング・チャージ・バースト》!」
ズドン!という音とともに『サイバー・ドラゴン』は破壊される
「か、勝った…」
「見事な戦術だった。君のその闘志は称賛に値する。しかし、その勝敗が決するのはターンが終わった時。そして、まだ俺のターンは続いている。」
確かに、ターンの終わりにモンスターが残っていた方が勝ちだ
「でも、亮さんの場にはカードは残っていないはず…」
「ああ、確かに俺の場にはない。だが、このターンのスタンバイフェイズに手札に加わるカードがある。」
それは『異次元からの宝札』!
『タイムカプセル』で除外されたのはそれだったのか…
「このカードは除外の次のスタンバイフェイズに手札に加わり、除外から手札に加わった時、互いに2枚ドローする。」
亮さんの手札が増えた…
封じたはずだったのに…、詰めが甘かったか…
「俺は魔法カード『融合』を発動!」
「『融合』?」
いや、例え融合デッキにモンスターがあっても亮さんの手札は残り1枚のはず…
「だが、俺には素材となるモンスターはいない…、だからこのカードで代用する!速攻魔法『サイバネティック・フュージョン・サポート』!このカードは、ライフを半分払うことで墓地のモンスターを除外して融合素材とできる!」
亮:LP2400→1200
なっ、『転生の予言』が裏目に…
「『サイバー・ドラゴン』3体融合!再び現れろ、『サイバー・エンド・ドラゴン』!」
サイバー・エンド・ドラゴン:
★10 ATK4000
そんな…
「『サイバー・エンド・ドラゴン』の攻撃!《エターナル・エヴォリューション・バースト》!」
勝てなかった…
でも!
「僕もただでは終わらない!墓地から『ネクロ・ガードナー』の効果発動!このカードを除外して、相手の攻撃を無効にする!」
「フ、負けず嫌いが…」
「迎え撃て『サンダー・ツイン・ドラゴン』!《ライトニング・チャージ・バースト》!」
大きな破裂音とともにフィールドは煙に包まれる
………………
…………
……
…
「青人、すごかったぜ!カイザーをあそこまで追い詰めるなんて…」
「うん、最後はお兄さんの敗けかと思ったもん」
「それにしても、あんなカードを入れてたなんて…、あなたって案外熱いのね」
十代君、翔君、明日香さん…、あれ、あ、そうか、周りにみんながいたんだった…、途中から集中してて全然わからなかったけど…
「見事なタクティクスだった…。さすがは、俺の好敵手だ」
「ああ、俺も新たな可能性を見つけることができた」
「あーあ、お前が勝ったと思ったんだけどな」
「青人君、惜しかった…」
みんな…
「面白いデュエルだった…」
「亮さん…」
「十代といい、青人といい、久しぶりに心が昂る闘いができた。そんな君たちのデュエルに敬意を払おう。そして、心から感謝する」
「ええ、僕も」
………………
…………
……
…
「亮さん、ブレーキブレーキ!」
「こうか?…うおおお!」
後日、ホイールに乗せるという約束を果たしたのだが…
向こう側で、ドシンという音がした
「亮さん、大丈夫?」
「ああ、問題ない」
この人意外と運転は苦手のようだ…、機械族使ってるのに…
まぁ、これ自体が複雑というのもあるのだが…
因みに、このホイール、右足ペダルがアクセル、左足ペダルがハンドブレーキ、右手ハンドル人差し指のところにあるのがブレーキ、親指がデュエルモード、左手ハンドルがライトといった具合に造られているのだ
…うん、何か納得した気がする
ていうか、亮さん免許あるのかな?
ホイールだから、関係ない?この町にライセンスないみたいだし
そもそも、これバイクとオート3輪足したようなもんだしなぁ
とはいえ、そろそろ止めないと壊れるかもしれない
9話終わりです。
今回は試練で手に入れたカード『ペンタクルス』と記憶、それからラーイエローの仲間も登場しました。そして、イエロー生たちは主人公との縁でカイザーとの闘いと熱くなる2人の姿を目撃しました。それが、彼らに一体どのような影響をもたらすのか?
ラーイエローといえば、1人もはや別人がいました。彼は、このお話では1人ではありません。アニメでの彼は、孤独で誰かに認めてもらいたい気持ちがあったように思いました。
さて、主人公のデュエルですが今回も引き分けでした。これで、明日香さんと亮さんに引き分けたことになります。明日香=亮?という冗談はおいといて、カイザー戦は熱いバトルで引き分けという構図を狙っていました。そして、『ラスバトル!』で決着を付けるということは実は決めていました。いかがでしたでしょうか?
そして、その亮さんですが、約束通りDホイールに乗ることができましたが相当手こずっておりました。カイザーが下手というわけではなく、主人公が異常なのです(汗)。というか、ブレーキといったら車なら右足が出ますもん…
とはいえ、機械音痴な亮さんも見ていて和むなと思ってしまいました。あしからず…
長々と失礼しました
それでは、また。