デュエルモンスターズ 赤の記憶を求めて   作:トパートパール

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デッキ展示のお話。ブラック・マジシャンを使うのはだれか?


PIECE-12 伝説からの挑戦者 VSブラック・マジシャン

あの出来事からまた少し経つ

 

ブルーの5人は、あの後しかるべき処分が下されたらしい、…要は罰則である

もっとも、罰則の大きさは問題ではなかった…、それは、亮さんが関わったことでブルー生が迂闊に私たちに近づけなくなったみたいだったからである

亮さんはアカデミアでは、絶大な影響力がある、…つまり、彼絡みの出来事はほとんど噂になると言ってよい

当然、今回のことも噂になる…、ちまたによると自分たちはあのカイザーのお気に入りで、私たちに対して仇なすことは許さないであろうということになっているらしい…、随分と真実と落差があるが…

 

…まぁ、これでしばらくは安泰だろう…

 

それから、小原君たちのことについても色々聞かせてもらった

高等部に上がってから、小原君と大原君はラーイエローであることや、体格について色々ブルー生に言われたらしい

最初は気の弱さもあり、なすすべなくやられていたが、私と亮さんとのデュエル以後はそれに焚き付けられて徐々に攻勢に出ていったらしい…、そう聞くとなんだか嬉しかった

それを聞いた神楽坂君と三沢君は「よく、ここまで耐えたな」「お前なら、きっと高みを目指せるさ」と、称賛を送っていた

 

何はともあれ、一件落着である

 

 

 

 

 

 

 

 

………………

…………

……

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ、遊戯デッキねぇ…」

 

 

 

特別な期間を設けて、伝説のデュエリストと呼ばれる武藤 遊戯のレプリカデッキが明日公開されるらしい

 

…随分と粋な企画だなぁ…

 

ここ最近は、この話題で持ちきりだった

何せ、デュエリストを目指す学生たちである、伝説と聞いて憧れないはずがない

そして今、自室にて落ち着かない夜を過ごしていた

 

…そういえば、あのカードは最近見てないなと思い、取り出すことにする

 

次の瞬間、私は違う場所に移動していた

 

 

 

 

 

 

 

 

………………

…………

……

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは展示場前?」

 

 

ディスクをし、いつものデッキを持った私は展示場前に立っていた

ふと、『ペンタクルス』のカードを取り出してみると、わずかに発光しているのがわかる

 

 

「青人」

「神楽坂君」

 

 

 

ふと、横を見ると神楽坂君がいた

 

「お前も、遊戯デッキを見に来たのか?」

 

「へ?」

 

「違うのか?てっきり、三沢たちと同じだと思ったんだけどな。途中ではぐれたみたいだけど…」

 

あの真面目な三沢君が…

て言うことは、まさか十代君たちも…

 

そう考えていると、目の前の扉が開いた

 

 

 

「行こうぜ、青人」

 

 

 

そう言うと、神楽坂君は前に進み始めた

 

…まぁ、なぜかここまで来てしまったし、この際だから見てもバチは当たらない気がする…

 

 

 

「これが、遊戯デッキか…、やっぱり俺のとは少し違うな…」

 

 

 

…釘付けだね、…まぁ遊戯デッキを研究しているって言うし当然か…

 

すると、展示してあったデッキ、神楽坂君のデッキ、それから私の『ペンタクルス』のカードが光り始めた

 

 

 

「え?」

 

「な、どうなっているんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

………………

…………

……

 

 

 

 

 

 

 

 

目を開けると、目の前に1人のデュエリストが立っていた、王様の風格をした…

 

 

 

「あの人は」

 

「デュエルキング、武藤 遊戯!」

 

 

 

すると、目の前の人影は振り返った

 

 

 

「久しぶりだな、青人君」

「知り合いなのか?」

 

「いや、初対面だけど…」

 

 

 

遊戯さんが親しげな表情でこちらに語りかけてくる

でも、私は初対面だ

 

 

 

「いや、君の持つその闇のカード、それが証明している。もっとも、『カップ』とは違うみたいだがな…」

 

 

 

…『ペンタクルス』が闇のカード?それに『カップ』って…、ん?『ペンタクルス』、『カップ』ときたら…

 

 

 

「で、何で伝説のデュエリスト、武藤 遊戯がここに?」

 

 

 

神楽坂君がもっともな疑問を述べる

 

 

 

「今の俺は、このデッキに眠る記憶。だが、例え記憶でもデュエリストの鼓動が疼くのさ!友とそれから、同じ『ブラック・マジシャン』使いのデュエリストに!」

 

「フッ、面白い!」

 

 

 

互いに熱くなる遊戯さんと、神楽坂君

 

 

 

「やろうぜ、青人!」

 

「うん」

「来い、2人まとめてかかってこい!」

 

 

 

何だか今の状況を忘れるほどに熱くなる

 

 

 

「「「デュエル!」」」

 

 

 

遊戯:LP8000

 

神楽坂:LP4000

 

青人:LP4000

 

 

 

「ルールは変則タッグデュエルでいくぜ!」

 

 

 

このデュエルでは、遊戯さん、神楽坂君、私の順にターンが進む

フィールド、墓地はパートナーと共有しないが、カードによる援護は可能

1ターン目は、攻撃不可能

 

…遊戯さんにとって不利なデュエルを仕掛けてくるなぁ…

 

 

 

「いくぜ、俺のターン!『クイーンズ・ナイト』を召喚!リバースカードを1枚セットしてターンエンド!」

 

 

 

クイーンズ・ナイト:★4 ATK1500

 

 

 

遊戯:LP8000

フィールド:

【モンスター】

クイーンズ・ナイト:

★4 ATK1500

【魔法・罠】

伏せカード1枚

 

手札:4枚

 

 

 

絵札のコンボモンスター…、どういう戦略なのだろう

 

 

 

「よし、俺のターンだ!『ビッグ・シールド・ガードナー』を守備表示で召喚!俺もカードを1枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

 

神楽坂:LP4000

【モンスター】

ビッグ・シールド・ガードナー:

★4 DEF2600

【魔法・罠】

伏せカード1枚

 

手札:4枚

 

 

神楽坂君も遊戯デッキ…、引けはとっていない

 

 

「僕のターン!モンスターを裏守備表示で召喚!カードを1枚伏せてターン終了!」

 

 

 

青人:LP4000

フィールド:

【モンスター】

裏守備モンスター1体

【魔法・罠】

伏せカード1枚

 

手札:4枚

 

 

 

布陣はこんな感じだろうか

 

 

 

「2人ともいい布陣だな。だが、それでは俺の攻撃は止められないぜ!俺は『キングス・ナイト』を召喚!さらに場に『キング』と『クイーン』がそろったことにより、デッキから『ジャックス・ナイト』を特殊召喚する!」

 

 

 

キングス・ナイト:

★4 ATK1600

 

ジャックス・ナイト:

★5 ATK1900

 

 

「絵札の三騎士がそろった!」

 

「ほう…」

 

 

 

でも、神楽坂君は余裕そうだ

 

 

 

「それだけじゃないぜ、魔法カード『古のルール』を発動!手札のレベル5以上の通常モンスター1体を特殊召喚する!いでよ、我が最強のしもべ、『ブラック・マジシャン』!」

 

 

 

ブラック・マジシャン:

★7 ATK2500

 

 

 

これが、遊戯さんのエースモンスター

 

 

 

「まだだぜ!魔法カード『千本ナイフ』!『ブラック・マジシャン』がいる時、相手モンスター1体を破壊する!青人君、そのカードおそらく得意の低レベル効果モンスターだろうが、このカードで封じさせてもらうぜ!」

 

「な、『ジャイアント・ウィルス』が…」

 

 

…こちらの手を読んでいる!

 

 

 

「俺のバトルフェイズ!いくぜ、『ブラック・マジシャン』!『ビッグ・シールド・ガードナー』を攻撃!《ブラック・マジック》!」

 

 

 

『ビッグ・シールド・ガードナー』は攻撃された後攻撃表示になるモンスター…、やはり読まれている

 

 

 

「フッ、ならば罠発動!『マジシャンズ・サークル』!魔法使い族が攻撃する時、互いのプレイヤーはデッキから攻撃力2000以下のマジシャンモンスターを特殊召喚する!いでよ、『ブラック・マジシャン・ガール』!」

 

「ならば俺も『ブラック・マジシャン・ガール』を特殊召喚する!」

 

 

 

ブラック・マジシャン・ガール:

★6 ATK2000

 

ブラック・マジシャン・ガール:

★6 ATK2000

 

 

 

神楽坂君の罠によって、2体の『ブラック・マジシャン・ガール』が現れる

 

 

 

「俺の『ブラック・マジシャン』を利用するとはな、だが『ブラック・マジシャン』の攻撃は続いているぜ!『ブラック・マジシャン・ガール』を攻撃!」

 

 

 

バトルが再開する時、神楽坂君の方を見て頷くと、神楽坂君も頷く

 

 

 

「そうはさせない!罠カード『和睦の使者』!このターン、バトルでのモンスター破壊を無効にし、プレイヤーへのダメージを0にする!」

 

 

 

ふぅ、これで一息…

 

 

 

「ターンエンド!さすがだな、見事なチームワークだぜ!」

 

 

 

こちらを見て微笑む遊戯さん

 

 

 

「遊戯さんこそ、モンスターを5体もそろえて、すごいです!」

 

「これぐらいしなければ、君たちには勝てないからな!それに、青人君のカードには厄介なのがそろっている…」

 

 

 

こちらに親しげに笑いかけてくる遊戯さん、…そういえば、最初の時久しぶりと言っていたっけ…

 

 

 

「おっと、俺を忘れてもらっては困るぜ!俺だって、遊戯さん、あんたに負ける気はないぜ!」

 

「忘れてないさ、君のマジシャン裁き、楽しみだぜ!」

 

 

 

互いにフッ、と笑う

 

…何か、遊戯さんが2人いるみたい…

 

 

 

「いいぜ、見せてやるよ!」

 

 

 

遊戯:LP8000

フィールド:

【モンスター】

クイーンズ・ナイト:

★4 ATK1500

キングス・ナイト:

★4 ATK1600

ジャックス・ナイト:

★5 ATK1900

ブラック・マジシャン:

★7 ATK2500

ブラック・マジシャン・ガール:

★6 ATK2000

【魔法・罠】

伏せカード1枚

 

手札:1枚

 

 

 

「俺のターンだ!魔法カード『蜘蛛の糸』を発動!前のターンに相手の墓地に送られた魔法カード1枚を使うことができる!俺が選ぶのは『古のルール』!」

 

 

 

へぇ、ということは…

 

 

 

「その効果で俺も手札の『ブラック・マジシャン』を呼ぶぜ!」

 

 

 

ブラック・マジシャン:

★7 ATK2500

 

 

 

…すごい、2人の場に『ブラック・マジシャン』と『ブラック・マジシャン・ガール』がそろった!

 

 

 

「バトル!『ブラック・マジシャン』で『ブラック・マジシャン・ガール』を攻撃!《ブラック・マジック》!」

 

 

 

遊戯:8000→7500

 

 

 

「そして手札から速攻魔法『光と闇の洗礼』を発動!場の黒魔術師は『混沌の黒魔術師』に姿を変える!」

 

 

 

混沌の黒魔術師:

★8 ATK2800

 

 

 

「さらに『黒魔術師』は召喚時、墓地の魔法カードを手札に加える!」

 

 

 

『蜘蛛の糸』を手札に加える。

 

 

 

「バトル続行!そして、この瞬間速攻魔法『マジシャンズ・クロス』を発動!このターン、魔法使い族は別の魔法使い族の力を得て攻撃力3000でバトルする!いけ、『ブラック・マジシャン・ガール』!《ダブル・ブラック・マジック》!」

 

 

 

遊戯:LP7500→7000

 

 

 

「わざわざ、俺の『ブラック・マジシャン』に2人がかりで来るとはな」

 

「『混沌の黒魔術師』の攻撃には除外効果がある。『マジシャン・ガール』は墓地の『ブラック・マジシャン』の数だけ攻撃力を300上げるカード。それがなくなるのは、惜しいからな。俺はカードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

 

神楽坂:LP4000

 

 

 

フィールド:

【モンスター】

混沌の黒魔術師:

★8 ATK2800

ブラック・マジシャン・ガール:

★6 ATK2600

ビッグ・シールド・ガードナー:

★4 DEF2600

【魔法・罠】

伏せカード1枚

 

手札:1枚

 

 

 

神楽坂君も負けてはいない

 

…わずか1ターンで黒魔術師の師弟を破るとは…

よし、今度は私の番だ

 

 

 

「僕のターン!魔法カード『天使の施し』を発動!」

 

 

 

これで…

 

 

 

「さらに墓地の『ニュート』、『ジャイアント・ウィルス』、『冥府の使者 ゴーズ』を除外!漆黒に眠りし魂、今悪夢とともに解き放て!いでよ、死の世界の支配者『ダーク・ネクロフィア』!」

 

 

 

ダーク・ネクロフィア:

★8 ATK2200

 

 

 

「来たか、青人のエース!」

 

「フ…」

 

 

 

みんな楽しそうだ

 

 

 

「さらにライフを2000払って魔法カード『次元融合』発動!互いに除外しているモンスターを可能な限り特殊召喚する!」

 

 

 

青人:LP4000→2000

 

 

 

ニュート:

★4 ATK1900

 

ジャイアント・ウィルス:

★2 ATK1000

 

冥府の使者 ゴーズ:

★7 ATK2700

 

 

 

…うまくいった

 

さっきの神楽坂君のプレイングに感謝しなきゃ

『次元融合』はお互いに効果が及ぶカード、つまり除外効果が発動していれば再び『ブラック・マジシャン』が復活していたということだ

 

 

 

「カードを2枚伏せ、『ブレイドナイト』を召喚!そして、今僕の手札は0枚のため、攻撃力は400ポイントアップ!」

 

 

 

ブレイドナイト:

★4 ATK1600→2000

 

 

 

「バトル!『ニュート』で『クイーンズ・ナイト』を攻撃!《グラビトン・パンチ》!」

 

 

 

遊戯:LP7000→6700

 

 

 

「『ブレイドナイト』で『キングス・ナイト』を攻撃!《ブレイド・アタック》!」

 

 

 

遊戯:LP6700→6300

 

 

 

「『ダーク・ネクロフィア』で『ジャックス・ナイト』を攻撃!《ダーク・アイズ・ディシジョン》!」

 

 

 

遊戯:LP6300→6000

 

 

 

「これでモンスターはいない!『ジャイアント・ウィルス』、『ゴーズ』、ダイレクトアタック!」

 

 

 

遊戯:LP6000→2300

 

 

 

「僕はこれでターン終了!」

 

 

 

青人:LP2000

フィールド:

【モンスター】

ニュート:

★4 ATK1900

ジャイアント・ウィルス:

★2 ATK1000

冥府の使者 ゴーズ:

★7 ATK2700

ブレイドナイト:

★4 ATK2000

ダーク・ネクロフィア:

★8 ATK2200

【魔法・罠】

伏せカード2枚

 

手札:0枚

 

 

 

よし、これでやるべきことはすべてやった

 

 

 

「さすがだぜ、俺をここまで追い詰めるとはな!だが、俺のターンだ!」

 

 

 

遊戯さんは勢いよく、ドローする!

 

 

 

「俺はカードを1枚伏せて、魔法カード『天よりの宝札』を発動!全てのプレイヤーは手札が6枚になるようにドローする!」

 

 

 

ここで、手札増強…

 

…来る、遊戯さんの本気が…

 

 

 

「さらに俺はカードを2枚伏せ、リバースカード『手札抹殺』を発動!全てのプレイヤーは手札をすべて捨て、捨てた枚数分ドローする!」

 

 

 

さらに、手札入れ替え?

 

 

 

「『強欲な壺』で2枚ドローする。そして、デッキの上から2枚除外して、魔法カード『復活の祭壇』を発動!墓地のカード『ブラック・マジシャン』を手札に加える!」

 

 

 

これで、手札5枚…

 

 

 

「魔法カード『心変わり』発動!相手フィールドのモンスター『混沌の黒魔術師』のコントロールをいただくぜ!さらに速攻魔法『ディメンション・マジック』発動!自分の場に魔法使い族がいる時、場のモンスター1体は手札の魔法使い族に姿を変える!『黒魔術師』よ、混沌より今一度姿を現せ!『ブラック・マジシャン』!」

 

 

 

ブラック・マジシャン:

★7 ATK2500

 

 

 

「この時、相手モンスター1体は破壊される!『ビッグ・シールド・ガードナー』を破壊!」

 

 

 

これで神楽坂君のフィールドは、攻撃力の劣る『マジシャン・ガール』1体に…

 

 

 

「リバースカード『黒・魔・導 ブラック・マジック』!」

 

 

 

『ブラック・マジシャン』の必殺技、あれは確か…

 

 

 

「こいつは、『ブラック・マジシャン』がいる時、相手の魔法・罠をすべて破壊する!」

 

 

 

まずい!それなら、せめて…

 

 

 

「罠発動!『威嚇する咆哮』!このターン、相手の攻撃宣言を無効にする!これで…」

 

「甘いぜ!カウンター罠『盗賊の七つ道具』!ライフポイント1000を払って、相手の罠を無効にする!」

 

「何!」

 

 

 

遊戯:LP2300→1300

 

 

 

しまった!カウンターでは、スペルスピード2以下のカードは発動できない!

 

 

 

「これで、罠による妨害はなくなったぜ!ここで、2枚目のリバースカード『ネクロマンシー』を発動!相手の墓地からランダムに守備表示でモンスター4体を復活させる!そのモンスターが破壊された時、相手モンスターは攻撃力を600ポイントダウンする!」

 

 

 

ビッグ・シールド・ガードナー:

★4 DEF100

 

バフォメット:

★5 DEF1800

 

クリボー:

★1 DEF200

 

見習い魔術師:

★2 DEF800

 

 

 

「最後に魔法カードを2枚発動するぜ!『バンプ・アップ』、そして『拡散する波動』!『バンプ・アップ』はこのターン、モンスター1体の攻撃力を2倍にするカード!『拡散する波動』は、ライフポイントを1000払うことでレベル7以上の魔法使い族の全体攻撃を可能にするカード!」

 

 

 

遊戯:LP1300→300

 

 

 

ブラック・マジシャン:

ATK2500→5000

 

 

 

これで、『ブラック・マジシャン』がネクロマンシーで復活したモンスター4体を破壊すれば、こちらのモンスターは全て攻撃力が2400下がることになる…

 

 

 

「く…」

 

 

 

「いくぜ、『ブラック・マジシャン』の全体攻撃!《ブラック・マジック・バースト》!」

 

 

 

まず、復活した4体に攻撃が及ぶ

 

 

 

ブラック・マジシャン・ガール:

ATK2300→0

 

ダーク・ネクロフィア:

ATK2200→0

 

 

 

「「ぐあああぁ!」」

 

 

 

神楽坂:LP4000→0

 

青人:LP2000→0

 

 

 

く、予感していたとはいえ、勝てなかったか…

 

 

 

「これがデュエルキングのデュエルか…。俺は楽しかったぜ!」

 

 

 

ハハハ!と笑いながら、神楽坂君は立ち上がる

 

 

 

「ああ、俺も楽しかった」

 

 

 

遊戯さんはそう言うと、歩いてこちらに来る

 

…は、そういえば…

 

 

 

「なぜ、あなたが現れたのですか?」

 

「最初に言ったように、記憶である俺、そして君たちはカードによって導かれた。おそらくだが、これからこの学園が、君たちが、もしくはその両方が邪悪な力にさらされる。」

 

「邪悪な力…」

 

「穏やかじゃないな」

 

 

 

さらされるというと、試練とは関係があるのだろうか?

 

 

 

「そうだ。そして、その危機について警告をするために、君たちのカードと共鳴したのだろう。」

 

 

 

なるほど…、だが、私にとっては記憶の手がかりが少しだが手に入った

『ペンタクルス』の他のカード、『カップ』の存在…、おそらく他にもカードがあるのだろう

 

 

 

「そうか、礼を言うぜ、遊戯さん」

 

「ありがとうございます」

 

「いや、こちらこそすまない。君たちのような人に、背負わせてしまって…。」

 

 

 

笑っている私たちに、遊戯さんは申し訳なさそうに頭を下げる

 

 

 

「デュエルキングが、らしくないぜ」

 

「そうです、そして任せてください」

 

「そうか、ありがとう!君たちとのデュエル、楽しかったぜ!」

 

 

 

会話が終わると、カードがまた輝きはじめた

お互い、その中で手を振る

 

 

 

「青人君、俺たちの時代で相棒とみんなと待ってるぜ!」

 

 

 

直後に、そんな声が聞こえた気がした

 




12話終わりです。
アニメでは神楽坂君が遊戯デッキを盗んで、十代君とデュエルを繰り広げるというお話ですが、今回は主人公と神楽坂君コンビが(記憶とはいえ)闇遊戯と戦うお話になっています。それにともなって、十代君は勝手に移動したデッキと戦うことになったのですが。

神楽坂君が遊戯デッキを使うということで、遊戯デッキVS遊戯デッキの構想はずっと考えていたことなのです。このお話で、後々の展開も兼ねてできていればなと思います。

ところで、デュエルで使ったカードですが、入試の話で出てきた『天よりの宝札』も該当しますが、今回の『マジシャンズ・クロス』など、アニメで登場したカードは時おり、都合に合わせてアニメ効果・原作効果で登場させたいなと考えております(より盛り上がると思うので)。


それでは、また。
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