デュエルモンスターズ 赤の記憶を求めて   作:トパートパール

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声優ネタが本領発揮です。
明日香さんのかげが心配かも…


PIECE-21 闘神登場!紡げ、兄妹の絆

「さぁ、死合うとしよう」

「ハハハハハ、闇のゲームのはじまりだぜ!」

 

 

今閉鎖寮でデュエルが始まろうとしていた

きっかけはこうだ

明日香さんは記憶の戻らないお兄さんの吹雪さんを看病していたところ、知らない声に吹雪さんの記憶について取り戻したくば来いと言われ、気付いたらこの場にいたらしい

そして、明日香さんの姿がないことを聞いた私たちは、その気配をたどって同じく閉鎖寮にたどり着いた

寮のフィールドではゾークと名のるセブンスターズの白髪の男と明日香さんが向かい合っている場面を目撃した

 

 

「貴様ら、こんな場所で長々と何をしている」

 

 

その時、懐かしい声とともにゾークの目前に斧が降ってきた

シュタっと明日香さんの隣に現れたのは、試練の時に会った人物タイタンさんだった

現在、カウンターの鬼・闘神と呼ばれているらしい彼は、私立探偵兼デュエルGメンをやっており、何やら事件の予感がするとアカデミアの地に来たと言っていた

…そう言えば、三沢君にその名前を聞いたことがあったけど、まさかこの人だったとは…

ちなみに、十代君たちとも以前に何かしらあったらしい…、そのことについてタイタンさんは軽く詫びをいれつつも、当の十代君はあまり気にしていないらしいが

…この際、何があったのかについては軽く流すとしよう…、本人たちがそうなら部外者が口を突っ込むのもどうかと思うし…、まぁ明日香さんはムッとしているけど…

 

 

「いつまで待たせる気だぁ?そんなに群れたければ、まとめてかかってきやがれ!」

 

 

こちらで話し込んでいると、痺れを切らしてフィールドにいる明日香さんとタイタンさんを指してそう言った

 

 

「あなたなんかに頼らないわ」

「まぁいい、今日の私は紳士的、淑女をエスコートするのがぁ、紳士の務めだぁ」

 

 

ルールはバトルロイヤル

ゾークはライフ8000、他の2人は4000、フィールドと墓地は共有せず、また味方同士という扱いではないため援護も不可能

ターンは、ゾーク、タイタンさん、明日香さん、と回り、1ターン目は一巡するまでバトルは不可能

というものだ

 

 

「「「デュエル!」」」

 

 

ゾーク:LP8000

タイタン:LP4000

明日香:LP4000

 

 

「俺様のターン!ドローカード!俺様はモンスターを守備表示で召喚!さらに、リバースカードを1枚伏せて、ターンエンド!」

 

 

ゾーク:LP8000

フィールド:

【モンスター】

裏守備モンスター1体

【魔法・罠】

伏せカード1枚

手札:4枚

 

 

1ターン目は互いに攻撃はできない。にもかかわらず守備表示となると、守りのモンスターだろうか…

 

 

「私のターン!フフフフ、私のデュエリストの魂が叫ぶのさ、お前を倒せとなぁ!」

「ご託はいいから、さっさと進めな」

 

 

タイタンさんお決まりの決め台詞らしきものを遮られながらも、ディスクにカードを入れる

 

 

「私ぁ、はカードを3枚伏せて、ターンエンドだぁ!」

 

 

タイタン:LP4000

フィールド:

モンスター】

なし

【魔法・罠】

伏せカード3枚

手札:3枚

 

 

…あれ、カードを伏せただけ?

 

 

「モンスターを出さないのかな?」

「いや、カウンターの鬼と呼ばれるデュエリストだ」

「ああ、きっと何かを隠しているに違いない」

 

 

翔君のもっともな疑問に、三沢君と亮さんは何かあるとにらんでいる

 

 

「私のターン!ドロー!あなたが私にしたことを忘れたわけではないわ!だから、あなたには頼らない!」

 

 

明日香さんはタイタンさんをキッと睨み付ける

…何だろう、明日香さんはすごく怒っているけど…

 

 

「私はカードを1枚伏せる。さらに、『サイバー・チュチュ』を攻撃表示で召喚!」

 

 

明日香:LP4000

フィールド:

【モンスター】

サイバー・チュチュ:

★3 ATK1000

【魔法・罠】

伏せカード1枚

手札:4枚

 

 

これでターンは一巡した

…あのゾークという人は何をする気だろうか?

 

 

「俺様のターン!俺様はまず、リバースカードを1枚伏せる。そして、守備モンスターを反転召喚…」

 

 

…セットモンスターは…

 

 

「『メタモル・ポット』…」

「そうよ、さぁさっさと手札を墓地に送りなぁ」

 

 

ゾークが促す

…私以外に使う人は珍しいな…

 

 

「手札をすべて捨てた後に、5枚のカードをドローするカードか…」

「奴は一体何を…」

 

 

すると、ゾークは不気味に笑いはじめた

 

 

「いくぜ!俺様は墓地の悪魔族モンスター3体を除外して、『ダーク・ネクロフィア』を特殊召喚!」

 

 

ダーク・ネクロフィア:

★8 ATK2200

 

 

除外モンスターは『死霊伯爵』、『死霊導師 デスクレジット・メイジ』、『夢魔の亡霊』

…珍しいカードを使うな…、まぁそれよりも…

 

 

「あれは、青人のエースモンスター!」

「何であの人が?」

 

 

…いや、そんなことよりも…

 

 

「明日香、タイタン、気を付けろー!」

 

 

十代君がいち早く察して叫ぶ…

吹雪さんも何か言いたそうにしている…

 

 

「驚くのはまだ早いぜ、俺様は『メタモル・ポット』を生け贄にして『ディアバウンド・カーネル』を召喚するぜ!」

 

 

ディアバウンド・カーネル:

★5 ATK1800

 

 

…蛇と悪魔が一体になった化け物…

 

 

「バトルだぁ!『ダーク・ネクロフィア』で、そいつに直接攻撃!」

 

 

そこまで言ってヒャハハハハ!と笑いながら、明日香さんの方に向く

 

 

「…と言いたいところだが、そもそも貴様に用はないんでな…、その小娘に攻撃しろ!」

 

 

『ネクロフィア』が『チュチュ』に向かう

 

 

「罠カード発動!『ドゥー…』」

「罠に頼るザコがぁ!カウンター罠発動!圧殺の『誤作動』!ライフ500を支払い、罠の発動を無効にする!」

 

 

タイタン:LP4000→3500

 

 

「明日香さんの罠が」

「無効になった!?」

 

 

味方であるはずのタイタンの行動に、周りが騒然となる

 

 

「どういうつもり!?あなた一体…!」

「相手のカードをカウンターした瞬間に、私はこのカードを特殊召喚する!いでよ、『冥王竜 ヴァンダルギオン』!」

 

 

冥王竜 ヴァンダルギオン:

★8 ATK2800

 

 

現れた真っ黒の竜が、『ネクロフィア』を破壊した

 

 

「何!?俺様のモンスターが…」

「『ヴァンダルギオン』にはもう1つの効果がある。それは、罠カードを無効にした時、相手のカードを1枚破壊するのだぁ!」

 

 

ハハハ!と笑いながらタイタンさんは説明する

 

 

「あなた、私を…」

「言ったろう、今日の私は紳士的だと」

「だが、俺様にはまだモンスターがいるんだぜ!行け、『ディアバウンド・カーネル』!」

 

 

再び『チュチュ』に攻撃がいく

 

 

「何をボサッとしている?お前の伏せカードを発動しろ」

「えっ?…私の伏せカードが…」

 

 

残っていた

 

 

「わかったわ、罠カード『ドゥーブルパッセ』を発動!攻撃モンスターを直接攻撃に切り替え、対象モンスターで相手に直接攻撃する!《ヌーベル・ポアント》!」

「何だと?…ぐぁ!」

「きゃあぁ!」

 

 

ゾーク:LP8000→7000

明日香:LP4000→2200

 

 

「何で明日香さんの伏せカードが…?」

「そうか、『誤作動』の効果か…」

「え?」

「『誤作動』は条件がゆるい代わりに、罠カードを戻す効果がある」

「そこまで考えて…」

 

 

…さすがはカウンターの鬼…闘神

 

 

「チッ、俺様の邪魔をしやがって…」

 

 

ゾーク:LP7000

フィールド:

【モンスター】

ディアバウンド・カーネル:

★5 ATK1800

【魔法・罠】

伏せカード2枚

手札:3枚

 

 

「だが、この瞬間、俺様の墓地の『ダーク・ネクロフィア』の効果が発動する!」

 

 

…そうだ、『ダーク・ネクロフィア』には、相手によって破壊された場合、相手モンスターに憑依してコントロールを奪う能力がある!

 

 

「まずいぞ!」

「こちらのモンスターが奪われる!」

 

『ネクロフィア』が『ヴァンダルギオン』に憑依しようとする

 

 

「フハハハハ!モンスター効果だとぉ?貧弱すぎるわぁ!カウンター罠発動!断罪の『天罰』!手札1枚を捨てることで、モンスターの特殊効果を無効にする!」

 

 

雷が『ネクロフィア』の亡霊を直撃する

 

 

「かわしやがったか…」

「残念だったなぁ。私のターン!私は装備魔法、凶刃の『デーモンの斧』を『ヴァンダルギオン』に装備!」

 

 

ヴァンダルギオン:

ATK2800→3800

 

 

…攻撃力1000アップの装備魔法、…でも扱いにくそう…

 

 

「バトル!見せてみろ、貴様のもがきとやらを!『ヴァンダルギオン』、『ディアバウンド・カーネル』を攻撃!微塵に砕けろ、《冥王葬送》!」

 

 

口からの咆哮が打ち出される

…斧の意味は…あるか…

 

 

「甘いんだよ、永続罠『死霊の盾』を発動!墓地の悪魔族・アンデット族を除外することで、攻撃を無効にする!」

 

 

対するタイタンさんは少しキレ気味だ

 

 

「いつまでも罠に頼るかぁ!カウンター罠発動!絶望の『盗賊の七つ道具』!ライフを1000払い、罠カードの発動を無効にする!」

 

 

タイタン:LP3500→2500

 

 

またも相手のカードをカウンターする

…自分が使っていることに、ツッこまなくてもいいのだろうか?…

 

 

「皆殺しだぁ!ゆけぇい!」

「くっ!」

 

 

ゾーク:LP7000→5000

 

 

「私はカードを3枚伏せて、ターンを終了する!」

 

 

タイタン:LP2500

フィールド:

【モンスター】

冥王竜 ヴァンダルギオン:

★8 ATK3800

【魔法・罠】

デーモンの斧

伏せカード3枚

手札:0枚

 

 

「これが闘神のデュエルか…」

 

 

神楽坂君が、そうつぶやく

…ところで、さっきから静かな先生方はというと、大徳寺先生は隠れていて、クロノス先生はぶつぶつと独り言を呟いていた…

…どうしたのだろうか?

 

 

「私のターン!ドロー!私は魔法カード『融合』を発動!手札の『エトワール・サイバー』と『ブレード・スケーター』を融合し、『サイバー・ブレーダー』を特殊召喚!」

 

 

サイバー・ブレーダー:

★6 ATK2100

 

 

「バトルよ!『サイバー・チュチュ』でゾークにダイレクトアタック!《ヌーベル・ポアント》!」

 

 

くるくる回りながら攻撃体制をとる

 

 

「ところが、そうはいかないんだよなぁ。罠カード『自縛霊の誘い』!相手の攻撃モンスターの攻撃対象は俺様が決定する!」

 

 

『チュチュ』が『ヴァンダルギオン』の方へ誘導されていく

…これが成立してしまえば、明日香さんのライフは…

 

 

「笑止!カウンター罠、磔刑の『トラップ・ジャマー』を発動!バトルフェイズの罠を無効にする!」

「よって、攻撃はあなたに向かうわ!」

「ぐぉ!」

 

 

ゾーク:LP5000→4000

 

 

ここでもすかさずタイタンさんのカウンターが決まる

…何だかんだで、すごい連携だ

 

 

「続けて、『サイバー・ブレーダー』で攻撃!《グリッサード・スラッシュ》!」

 

 

すると、フフフフというゾークの笑い声が聞こえる

 

 

「永続罠『死霊ゾーマ』を発動!このカードを守備表示で俺様のフィールドに召喚する!」

 

 

死霊ゾーマ:

★4 DEF500

 

 

…これは、罠モンスター

 

 

「かまわないわ、『死霊ゾーマ』を攻撃!」

 

 

死霊に攻撃が炸裂する…

が、霊魂となって復活する

 

 

「な、なんなんだ!?あれは…」

「不気味なんだな」

 

 

そうこうするうちに、死霊は明日香さんを襲う

 

 

「「「「明日香!」」」」

「「「明日香さん!」」」

 

 

だが、命に別状はなさそうだ

 

 

「絶望するのは貴様らの方だったなぁ。これこそ『死霊ゾーマ』の効果だ。こいつが戦闘で破壊され墓地に送られた時、こいつはエクトプラズマーとなって相手プレイヤーに、現時点の攻撃力分のダメージを与えるのさ!」

 

 

明日香:LP2200→100

 

 

なるほど、今の時点の『サイバー・ブレーダー』の攻撃力は《パ・ド・トロワ》によって攻撃力が2倍になる前の2100…

 

 

「なんとか耐えたか…」

「だが、天上院君のライフも残りわずかだ…」

「後がなくなってきたな…」

 

 

明日香さんは少しフラフラしているが、立て直す

 

 

「私はカードを1枚伏せて、ターンエンドよ!」

 

 

明日香:LP100

フィールド:

【モンスター】

サイバー・ブレーダー:

★6 ATK2100

サイバー・チュチュ:

★3 ATK1000

【魔法・罠】

伏せカード1枚

手札:2枚

 

 

「しぶといねぇ、お2人さんよぉ。俺様のターンだ!ならよぉ、このターンでまとめて葬ってやるぜ!儀式魔法発動!『高等儀式術』!」

 

 

少し苛立ったような顔で、魔法カードを発動する

 

 

「魔法なぞ使ってんじゃねぇ!カウンター罠発動!殺戮の『マジック・ドレイン』!貴様は魔法カードを手札から捨てなければ、その魔法を無効にする!さぁ、魔法を捨てずに無効にされるか、ネズミのように魔法を捨ててコソコソ逃げおおせるのか、どちらか選べぃ!」

「ならお望み通り、魔法を捨ててやるよ!」

「ぶるぁ…」

 

 

カウンターは成功すれど、効果は無効にならず…

 

 

「『高等儀式術』…」

「デッキから儀式モンスターと同じレベルになるように通常モンスターを墓地に送って、儀式召喚する魔法カード…」

「一体奴は何を…」

 

 

周りがそう話している内に、レベル4の『地縛霊』と『首なし騎士』が墓地に送られる

 

 

「現れろ、我が分身『闇の支配者 ダークマスター ゾーク』!」

 

 

闇の支配者 ゾーク:

★8 ATK2700

 

 

…ついに現れたか、魔王…

 

 

「こいつの能力は強力だぜ!『闇の支配者 ゾーク』の特殊効果発動!舞え、洗脳ダイス!」

 

 

コロコロとサイコロが転がる

…サイコロによって決定する能力か…

 

 

「何が出る…?」

 

 

出た目は…

 

 

「1!ヒャハハハハ!スーパー・クリティカルだ!よって、相手モンスターすべて破壊だ!くらえ、《ゾーク・インフェルノ》!」

 

 

『ゾーク』の効果がモンスターを襲う

…モンスターが全滅、これは…

 

 

「さらに、『死霊騎士 デスカリバー・ナイト』を召喚!」

 

 

死霊騎士 デスカリバー・ナイト:

★4 ATK1900

 

 

アンデット族の通常モンスター…モンスターが2体に…

 

 

「2人の場にモンスターはない…」

「加えて、相手の場には2体の強力モンスター…」

「こちらのライフは残りわずか…」

「この攻撃が通れば…」

 

 

…攻撃を防ぐ手立てがなければ、終わりだ…

 

 

「さぁて、地獄に墜ちる準備はできたかぁ?まずは、その女の方から葬ってやるぜ!行け、『デスカリバー・ナイト』、奴を八つ裂きにしろ!」

 

 

死霊の騎馬兵が突進する…

 

 

「明日香ー!」

「罠カード『ホーリー・ライフ・バリア』を発動!手札1枚を捨てることで、このターンに私が受けるダメージは0になる!」

 

 

神聖なるバリアによって、事なきを得る

 

 

「気に入らねぇ…。ならば、『ゾーク』で貴様を抹殺だ!《ダークフェノメノン》!」

 

 

攻撃がタイタンさんの方へ向く

 

 

「まだだぁ、まだ終わらんぞ!カウンター罠、『攻撃の無力化』!貴様のバトルフェイズを終了させる!」

 

 

何とか乗り切ったと、周りはふぅと息をつく

 

 

「ケッ!俺様はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ!」

 

 

ゾーク:LP4000

フィールド:

【モンスター】

闇の支配者 ゾーク:

★8 ATK2700

死霊騎士 デスカリバー・ナイト:

★4 ATK1900

【魔法・罠】

伏せカード1枚

手札:0枚

 

 

「私のターン!ドロー!私が闘神と呼ばれた由縁を見せてやろう!魔法カード『逆転の宝札』を発動!自分のフィールドと手札にこのカードのみの場合、相手のフィールド上にあるカードと同じ数だけドローする!」

 

今、明日香さんのフィールドには何もなく、ゾークの場には3枚のカードがある

 

 

「私も使うぞ!破滅の儀式魔法『高等儀式術』!デッキからレベル8になるようにレベル4の『デーモン・ソルジャー』2体を墓地に送る。そして、『終焉の王デミス』を降臨!」

 

 

終焉の王 デミス:

★8 ATK2400

 

 

「『終焉の王』は私のライフ2000でそれ以外のフィールドのカードをすべて破壊する!覚悟はできたか?《ワールド・デストロイヤー》!」

 

 

タイタン:LP2500→500

 

 

…すごい、これなら…

 

 

「ライフ次第ですべてを焼き尽くす効果…」

「終焉の王…」

「何というカードだ…」

「これが、カウンターの鬼・闘神のデュエル…」

 

 

効果が止むと、『デミス』以外のカードはなかった

 

 

「ゆけぇい『デミス』!砕けろ、貴様の死に場所はここだぁ!」

「チッ、貴様!」

 

 

ゾーク:LP4000→1600

 

 

…あと、もう一息だ

 

 

「私はカードを1枚伏せて、ターンを終了する!」

 

 

その瞬間、『デミス』が相手のフィールドに移動していく

 

 

「な、馬鹿な!」

「どうして、ゾークのフィールドに…?」

 

 

フィールド上の2人から、声が上がる

 

 

「種明かししてやろうか?それはなぁ、こいつのお陰さ!」

 

 

見ると、『ダーク・ネクロフィア』が『デミス』に憑依していた

 

 

「俺様は『デミス』の能力発動時に、リバースカード『リビングデットの呼び声』を発動し、『ダーク・ネクロフィア』を復活させていた。そして、貴様に倒されたことで、効果を発動したのさ!」

 

 

タイタン:LP500

フィールド:

【モンスター】

なし

【魔法・罠】

伏せカード1枚

手札:0枚

 

 

「すまぬ…、私のモンスターが奴の手に…」

 

 

タイタンさんが明日香さんの方に頭を下げる

 

 

「いいえ、私こそ助けてもらったのに、意地を張ってしまって…。でも、もう私には…」

 

 

さっきまでのダメージがとうとう限界を超えたのか、明日香さんはバタリと倒れてしまった

…なっ!

 

 

「「「「明日香(さん)!」」」」

「天上院君!」

「ヒャハハハハ!ここまでのようだな」

 

 

…く、ライフが残っていてもこれでは、立ち上がれなければ敗けてしまう…

 

 

「吹雪さん、頼む。明日香に呼び掛けてくれ。あんたの声なら明日香に届く。そして、何があっても勝ってくれる!」

 

 

そんな中、十代君が吹雪さんに呼び掛ける

…確かに、兄妹である吹雪さんなら、その深い繋がりで奇跡が起こるかもしれない…

 

 

「あ…す…か…、あすか…」

 

 

何とか、呼び掛ける吹雪さん

 

 

「ぬぅ、私がついていながら…、むぅ?」

「「「「明日香さん!」」」」

 

 

想いが届いたのか、立ち上がる

 

 

「兄さんの声が…聞こえた…」

「よくぞ立ち上がった、私たちに撤退の2文字はない。あるのは勝利のみだ!」

「チッ、だが、そんな満身創痍で何ができる!」

 

 

明日香さんのターンだ

 

 

「魔法カード『融合回収』を発動!融合素材にしたモンスター1体と『融合』の魔法を回収する!」

「ふむ、融合か…なるほどなぁ…。灼熱の罠カード『蘇りし魂』!墓地から通常モンスター1体を守備表示で復活させる!」

 

 

デーモン・ソルジャー:

★4 DEF1500

 

 

タイタンさんは、明日香さんの狙いがわかったのか、『デーモン・ソルジャー』を復活させる

 

 

「モンスターが2体、これなら…。魔法カード『戦士の生還』!墓地から戦士族1体を手札に戻す!さらに、さっき戻した『エトワール・サイバー』と『ブレード・スケーター』を融合し、『サイバー・ブレーダー』を再び召喚!」

 

 

サイバー・ブレーダー:

★6 ATK2100

 

 

「『サイバー・ブレーダー』は相手モンスターの数によって効果が変わるモンスター!今、モンスターは2体、よって攻撃力が2倍になる!《パ・ド・トロワ》!」

 

 

サイバー・ブレーダー:

ATK2100→4200

 

 

「ばかな!攻撃力4200だと!?」

「バトルよ!『サイバー・ブレーダー』で『終焉の王 デミス』を攻撃!《グリッサード・スラッシュ》!」

 

 

ゾーク:LP1600→0

 

 

「チィ…、今回は、俺様の敗けってことにしといてやるぜ…。だが、いつか必ず…蘇…」

 

 

 

 

 

 

 

………………

…………

……

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、吹雪さんは記憶を取り戻したようだ

タイタンさんも仕事の予定があると言って、慌ただしく島を出て行った

万事解決めでたしめでたし、と言いたいところだったが、吹雪さんによると特待生寮で大徳寺先生が行ったテストデュエルによって、ダークネスの世界に引きずり込まれたらしい

そして、その不穏なことは現実となるのだった




21話終わりです。
キャラの面をかぶった声優ネタ回でした(主にタイタンが)

タイタンの仲間フラグ、セブンスターズの空席から、登場したら胸熱だなと(独り)思い、それから、吹雪さん関係なので明日香さんに乗り越えるべき場面と考えたら、今回のお話ができました。
ゾーク(バクラ)は、闇関係の場所&何度でも出てきそうなので、決定しました。

さて、タイタンのデッキですがイメージした結果【ヴァンダルギオン&デーモン&デミス】というトンデモデッキが出来上がりました。回りづらいことこの上ない…。そして、バトルロイヤルは考えるの大変ですね…。今度から考えよう…

さて、セブンスターズ編も後半、どういう展開になっていくのやら…


それでは、また。
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