デュエルモンスターズ 赤の記憶を求めて   作:トパートパール

7 / 41
オリカ祭りです。苦手な方はご注意ください。
今回は色々と超展開でございます。


PIECE-6 封魂石、再び!闇のデュエル

私がデュエルアカデミアに入学してから早いもので、もう一月になる

明日香さんのあの騒動以来は、同じ寮の三沢君や小原たち、時にはレッドの十代君たちやブルーの明日香さんたちと行動をともにすることが多く、暇さえあれば詰めデュエル実践論にのめり込むという平和な時間を過ごしていた

授業、それから先日は月一の試験があったりと、どこか響きが懐かしいと思いながら日々を送り、例の試練のことは頭の隅に追いやられていた頃だった

…月一と言えば、実技で後攻初手『ダーク・ネクロフィア』、『サンダー・ドラゴン』、『融合』、『神聖なる魂』、『ハリケーン』、それから樺山先生から選択の幅が広がると頂いた『苦渋の選択』からの一撃は考えられるものがあった…

相手も複雑な顔してたし…、何か変に目立ったかも…

まぁ、十代君は十代君でブルーの万丈目君相手に、攻撃力3000のモンスターを成長した『ハネクリボー』で爆散させて目立ってたけど…

…とりわけ、そんな平和な時間が当たり前だったから、これから起こることは全く想定していなかった

 

 

 

 

 

 

 

………………

…………

……

 

 

 

 

 

 

 

「つまり、難しい詰めほど実践から解離したものが多くなる、逆転現象が起こっているというわけか…」

 

 

キリがいいところで、読んでいた『現代詰めデュエル論』の本に栞を挟む

…わりと、疲れたかも…

そのまま、ベットに横たわる

その時、ふと例の試練で使ったデッキが気になって、デッキケースから取り出した

次の瞬間、デッキは光はじめ、視界が白くなる

 

 

 

 

 

 

 

 

………………

…………

……

 

 

 

 

 

 

 

 

…ん?、ここは…

 

 

「外?」

 

 

というか、森…?…その奥には、何の建物だろう?

それから、私の傍らにはDホイール…

…何が起こっているんだ?

そう考えていると、3つほどの人影がその中に入っていく

 

 

「あれは、十代君か?」

 

 

なぜかはわからないが、追いかけた方がいい気がした

 

 

 

 

 

 

 

………………

…………

……

 

 

 

 

 

 

 

 

中々、広い…

あれからどれくらいの時間がたっただろうか…

歩けども、暗い部屋ばかり…

 

…いい加減疲れてきた…

 

 

「来ぅるなあああ!」

 

 

男性だろうか、厳めしい叫び声が聞こえた

…あぁ、面倒だ!…、屋内だからとホイールの使用を控えていたが、かまっていられるか!

Dホイールにまたがると、声が聞こえた方に全力で進んで行った

そして、

 

 

「そこか…!」

 

 

発生源と思わしき場所へ、ハンドルを切った

 

 

 

 

 

 

 

 

………………

…………

……

 

 

 

 

 

 

 

はずだった…

 

 

「ここは…?」

 

 

一直線に広がっている薄赤色の道に、本日2度目の発言…

すると、後ろから黒い炎のような何かが追って来ているのが目に入った

 

 

「デュエルモード・オン。オートパイロット・スタンバイ。」

 

 

そうこうしているうちに、乗っているホイールから電子音が聞こえてきた

…ここでデュエルだと?ということは、これが例の試練だというわけか…

右腕のデッキを見ると、オートシャッフルが始まっていた

 

 

「く、いきなりか…。だが、試練ならば…」

 

 

受けるしかないか、くっ!

いいだろう…

 

 

「かかってこい!デュエル…!」

 

 

青人:LP4000

???:LP4000

 

 

どうやら、相手は声を出さないようだ

 

 

「僕の先行!いくぞ!…って、ん?」

 

 

何やら、お互いの場にフィールド魔法が発動しているようだ…

 

 

『ワールド』

フィールド魔法

 

このカードはルール上、破壊されない。

①:お互いは、このカード以外の魔法を発動できない。

 

 

…は?魔法不可能?

 

 

「なんだよ、このむちゃくちゃなフィールドは!」

 

 

他人がいたなら自重していたが、自分だけならその考えは働かない

…まぁ、『封魂石』はおおよそが罠カードとのコンビネーションだ

機能停止は防げる

 

 

「先攻ターンにドローはなしか…。ならば、私は『封魂石 スカーレット』を召喚!」

 

 

封魂石 スカーレット:

★4 ATK1200

 

 

緋色の剣を携えた剣士が現れ、私のホイールに合わせて前進する

 

 

「カードを3枚伏せて、ターン終了!」

 

 

青人:LP4000

フィールド:

【モンスター】

封魂石 スカーレット:

★4 ATK1200

【魔法・罠】

伏せカード3枚

手札:1枚

 

 

一応、布陣は整えた

魔法禁止のデュエルで先攻を取れたというのは中々大きかったと思うが…

 

 

「…」

 

 

マインD:

★5 ATK2000

 

 

『デーモンの召喚』のような顔を刻んだ『スフィア・ボム』のようなモンスターが自分の場に表れた

…何にも言わないのね…

仕方ないので、ホイールのディスプレイを見る

 

 

『マインD』

闇 悪魔族

★5 ATK2000 DEF0

①:相手のフィールド上にモンスターが存在し、自分のフィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードを手札から相手のフィールド上に特殊召喚できる。

②:このカードは戦闘によって破壊されない。

③:フィールド上に攻撃表示で存在するこのカードが戦闘する場合に発動する。このカードを破壊し、このカードをコントロールしていたプレイヤーにこのカードの攻撃力分のダメージを与える。

 

 

…破壊された時に大抵2000のダメージを受けるか…

わりとトンデモな効果だな…

 

 

ダークA:

★3 ATK0

 

 

今度は顔のようなものが刻まれた灰色のモンスターが相手の場に現れる

…えーと…

 

 

『ダークA』

闇 悪魔族

★3 ATK0 DEF0

①:このカードの戦闘によって、自分が戦闘ダメージを受けた時に発動する。デッキから、その戦闘ダメージと同じ攻撃力の闇属性モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。

 

 

すると、『ダークA』が『マインD』に攻撃を仕掛けてくる

 

 

「なっ…」

 

 

互いのモンスターが爆散

 

 

「うおおお!」

 

 

青人:LP4000→2000

???:LP4000→2000

 

 

『マインD』の効果ダメージか…

…くぅ、なんか力が抜けてくる…

まさか、ダメージが現実化しているのか?

 

 

キングD:

★4 ATK2000

 

 

『ジェノサイドキングデーモン』のようなモンスターが現れた

 

 

キングD

闇 悪魔族

★4 ATK2000 DEF1500

このカードは通常召喚できず、カードの効果によってのみ特殊召喚できる。

①:このカードが相手のカードの対象になった時に発動する。サイコロを1回振り、その目が2・5の場合、そのカードの効果を無効にして破壊する。

②:このカードが戦闘によって墓地に送られたターンの終了時に発動できる。自分のフィールド上に存在するカードを1枚墓地に送ることで、墓地に存在するこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。

 

 

確認していると、今度は『スカーレット』に向かってきた

 

 

「くっ、とりあえず何か話せ!罠発動!『凍結石補給(コールド・コール)』!相手モンスター1体の攻撃を無効にして、デッキから『封魂石』モンスター1体を魔法・罠ゾーンにセットする!『封魂石 バーミル』をセット!」

 

 

すると、『キングD』の横に数字が現れた

何っ!と思ってディスプレイを見ると、サイコロによる無効効果の判定を行っていた

…うっかりしてた…

サイコロが止まる…、判定は…

 

 

「3か、よしハズレだ」

 

 

『凍結石補給』は有効だ!

赤い透き通った石が攻撃を防ぎ、その中から朱色の刃の剣が現れる

…凌いだか…

その後、相手フィールド上に2枚のカードが出て、消えた

 

 

???:LP2000

フィールド:

【モンスター】

キングD:

★4 ATK2000

【魔法・罠】

伏せカード2枚

手札:2枚

 

 

「私のターン!永続罠発動!『発光護符石(ルミナンチャーム)』!さらに、私は『スカーレット』の効果発動!自分の場に罠がある時、デッキから…」

 

 

なっ、効果が発動しない!?

いや、相手が何か発動している!

 

 

『ダークC』

永続罠

①:相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動できる。このカードが存在する場合、対象のモンスターが効果を発動した時、このカードのコントローラーが発動条件を無視して発動する。

②:自分のスタンバイフェイズに発動する。自分フィールド上にモンスターが存在する場合、このカードを破壊する。

 

 

効果変更のカード…

選択番号は③…

 

 

「ならば、罠カード扱いの『封魂石』1体を特殊召喚する!目覚めろ、『バーミル』!《フィル・ミラージュ》!」

 

 

封魂石 バーミル:

★4 ATK1300

 

 

剣の持ち手から先が実体化する

…多少計算は狂ったが、これなら…

 

 

「続いて『バーミル』の効果を発動!罠がある時、場の『封魂石』モンスターの数まで相手フィールドの効果を無効にし、その攻撃力を半分にする!《ダスカレーション》!」

 

 

その瞬間『キングD』の横に数字が現れるが、それと同時にディスクにセットされているカードを発動させる。

 

 

「無駄だ!永続罠『発光護符石』の効果発動!このカードがフィールド上に存在する時、『封魂石』モンスターの効果は無効にされない!」

 

 

キングD:

ATK2000→1000

 

 

…これで攻撃力はこちらの射程範囲に入った

伏せカードは恐ろしいがライフは互いに半分、ここは攻めるしかない!

 

 

「バトル!『スカーレット』で『キングD』を攻撃!《フラグメント・フレア》!」

 

 

剣から放たれた無数の炎が『キングD』を焼き尽くす

 

 

???:LP2000→1800

 

 

「さらに…!」

 

 

『バーミル』で追撃しようとしたところで、相手の場の罠が発動しているのに気付く

 

 

「『魔門』…?」

 

 

クインD:

★4 DEF1500

 

 

『インフェルノクインデーモン』のようなモンスターが現れた

 

 

『魔門』

通常罠

①:自分フィールド上に存在する悪魔族の『D』モンスターが破壊された時に発動できる。自分のデッキまたは手札から悪魔族の『D』モンスター1体を特殊召喚し、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える。

 

 

『クインD』

闇 悪魔族

★4 ATK900 DEF1500

①:このカードが相手のカードの対象になった時に発動する。サイコロを1回振り、その目が2・5の場合、そのカードの効果を無効にして破壊する。

②このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、このカード以外自分フィールド上に存在する悪魔族の『D』モンスターの攻撃力は500アップする。

 

 

…ふと『クインD』を見ると、作り出したと思われる炎をこちらに放ってくるところだった

…だから、何か話せよ!

 

 

「ああああぁ!」

 

 

青人:LP2000→1100

 

 

不意に力が抜けて、よろめく

…オートパイロットでなかったら、確実にクラッシュしていた

だが由々しき事態だ…、これで『キングD』が復活すれば、次のターンで奴の射程範囲に入ってしまう

…嫌な汗が背中を伝う…

くっ…

 

 

「私はカードを2枚伏せて、ターン終了」

 

 

青人:LP1100

フィールド:

【モンスター】

封魂石 スカーレット:

★4 ATK1200

封魂石 バーミル:

★4 ATK1300

【魔法・罠】

発光護符石

伏せカード3枚

手札:0枚

 

 

ターン終了と同時に、『ダークC』を破壊して『キングD』が復活する

 

…次のターンで自壊するくらいなら、コストにしてしまおうというわけか

 

 

キングD:

★4 ATK2000→2500

 

 

奴の場には2体のデーモン…

 

 

Dルーク:

★4 ATK1100→1600

 

 

今度は『デスルークデーモン』か…

 

 

『Dルーク』

闇 悪魔族

★4 ATK1100 DEF1800

①:このカードが相手のカードの対象になった時に発動する。サイコロを1回振り、その目が3の場合、そのカードの効果を無効にして破壊する。

②自分フィールド上に存在する悪魔族の『キング』モンスターを手札に戻すことで、このカードを手札から特殊召喚できる。

③:自分フィールド上に存在するこのカードが『デーモン』モンスターの素材となった時に発動する。手札から『キングD』1体を特殊召喚する。

 

 

だが、『キングD』を戻してどうする気だ?

というか、そもそも融合するなら手札でやればいいし、このデュエルは魔法の使用を許されていない…

どうする気かと考えていると、『Dルーク』と『クインD』が黒い渦へと飛び込んでいく

 

 

サモンD-X:

☆4 ATK2500 ORU2

 

 

そして、『デーモンの召喚』が…

…って、そうかエクシーズ召喚だ!

長いこと見ていなかったし、使用を控えていたから、すっかり忘れてた!

くっ、そうと気付いていたら、こっちもオーバーレイしていたのに!

 

 

サモンD-X

光 悪魔族 モンスターエクシーズ

☆4 ATK2500 DEF1200

レベル4悪魔族『D』モンスター×2

①:自分のターンの終了時に発動する。このカードのX素材を1つ取り除く。

②:このカードはX素材となっているモンスターの効果を得る。

 

 

キングD:

★4 ATK2000→2500

 

 

『ルーク』の効果で再び現れたか…

『サモンD』は自身を対象にできないといえど、それでも攻撃力2500が2体…

この数値は圧倒的だ

だが、ここでやられるわけにはいかない

くぅ…、ええい!さぁ、き、来やがれ!




6話終わりです。
久々の試練、並びに唐突なライディングデュエル、それからエクシーズ…、GXであるかすら疑わしいお話でした。

今回のオリカは、闇にのまれたタイタン、それから第4期のアイツが使っていたカードが元ネタです。
それにしても、『封魂石』が思いのほか動かしにくい…(自分で作ったのに…)

次回は、危機迫る主人公のライディングデュエル後半です。ラストで思いっきり素が出てましたが、彼も元一般人の(体は)高校生なんです。



それでは、また。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。