元現代人は転生海賊一味を作りたい   作:四つ葉

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すいません、今回はかなり適当になってしまいました。


6.コルボ山での日々

 翌日。

 昼飯を食った後、再びエースがまたどこかへ行った。

 勿論、というか、俺もそれについていく。

 気付かれないようについていくと、エースが黄色い髪の帽子を被った少年と合流した。

 あいつは…サボだ!

 

「おーい、エースー!」

 

 俺は、無邪気な感じで二人に近付く。 ま、一応エースの年下、っていう設定だしな。

 

「げ、お前、ここまで来てたのかよ」

「 ? エース、誰だこいつ?」

「昨日、ジジィが連れてきたガキだよ」

 

 エースとサボが話し合っている。 ま、最初は受けが悪いわな。

 

「なぁ、エース、何してるんだ?」

「うるせぇ、馴れ馴れしいな!」

 

 エースに近付くと、離れさせようと腹部を殴られる。

 しかし俺は自然系(ロギア)だ。 エースの拳は当たらず、そのまま身体を貫く。

 

「っ、うわぁ! 何だお前!?」

「化け物!?」

 

 思いっきり引かれた。 ヒドいなぁ二人とも。

 

「へへぇ、俺能力者なんだ! だからお前らの攻撃は通じないの」

 

 あくまでも無邪気を貫き通し、そう言う。

 

「俺、将来海賊が夢だからさ、今のうちから能力者になっとこう、って思って」

 …ここで、二人の目が変わった。 なんか、化け物を目にしてる目から、少し好奇心旺盛な子どもの目になった。

 

「海賊? お前が?」

「おう!」

「お前がなれんのか?」「能力者だしなれるんじゃないか?」

 

 サボとエースがヒソヒソと会話し始める。

 サボには受けが良いようだけど…。

 

「実はさ!俺らも海賊目指してるんだ。海賊貯金とか貯めてるんだけど、一緒にやんない?」「あっ、おいサボ!」

 

 サボが誘ってくれた。

 よっしゃ! これでエースと仲良くなれば、海賊になったあとも頼れる仲間が出来たぞ! まぁ、一緒の船に乗る気は無いがな。

「じゃあ自己紹介だ。 俺はサボ! お前は?」

 

「ソイズだ! 宜しく!」

 

「…弱かったらさっさとどっか行けよな!」

 

 エースも渋々認めてくれたっぽい

 

 

 

 

 

 

 この日から、コルボ山での楽しい1日が始まった

 

△▼△▼△

 

 で、二年後。

 ルフィがやってくる年だ。 はぁ…やっと原作主人公に会えんのか…。 長かったな…。

 

 まぁ、その期間のお陰で強くはなれたんだが。 まずは覇気。 見聞色は特訓していない。 もう使えるし。 武装色は、100%の確率で使うことは未だ出来ないが、使える確率は上がった。 覇王色は音沙汰なし。

 六式は、(ソル)紙絵(カミエ)のみ使えるようになった。 …嵐脚(ランキャク)使いたいよ。 能力の方は…まぁぼちぼちかな。 武装色に通じるかは武装色使える相手が居ないから分からん。

 

「ダダン。 ダダン? 居るかー?」

 

 と、玄関からガープの声が聞こえてきた。 そしてダダンの歩く足音。

 俺はエースと顔を見合わせると、玄関へ向かった。

 

 玄関の枠からひょっこり顔を出すと、相変わらず若い、というか元気そうなガープと、お馴染みの麦わら帽子を被った少年が立っていた。

 

 おーきたきた! 遂に主人公登場かー!

 高まる感情を悟られないために、俺はその場から部屋に戻る。

 

「えぇー!? また増えるんですかガープさん!? もういい加減にしてくださいよー!!」

 玄関からダダンの悲鳴が聞こえてくる。 …まぁ、3人だもんな。 山賊にはきついだろう。 

 あぁー、ルフィって実際会うとどうなのかな。 生意気? うるさい? そうだったらめんどくさいなー。

 

 そんな事を考えていたが、俺の頬は自然と緩んでいた。

 

△▼△▼△

 

「うわっ、まだついて来やがる!」

 

 翌日、俺とエースがサボとの待ち合わせ場所…不確かな物の終着駅(グレイターミナル)に向かっていると、後ろからルフィがついてきていた。 まぁ、初めての道だからガサガサうるさいし、たまーに「いってー!」っていう声が聞こえたりするけど、よくついて来れるもんだ。

「あぁーくそ、ガキは嫌いなんだよ…」

「エースもガキだろ」

「なんだとー!?」

 

 立ち止まって喧嘩をしていると、いつの間にかルフィが追いついてきていた。

 

「ハァ…ハァ…追いついたぞ…」

 

 ルフィは、枝に引っかかったのか、身体中に擦り傷があった。 …いや、そんななる?

 

「げっ!」

 

 エースが、ルフィに気付くなり駆け出した。 俺もエースについて行く。

 

「あっ、待ってくれよ~!」

 

 後ろでルフィの声、さらにガサガサという音とが聞こえる。

 

「くっそ~、何であんなに必死についてくんだよ…」 エースが隣でぶつぶつ言っているのを聞きながら、俺はどこか楽しみながらサボへの待ち合わせ場所へと向かっていった。

 

 

 

 

「ハァ…ハァ…疲れた…。 あいつ、まさかここまでついて来てねェよな…」

 

 エースが中腰になり、荒い呼吸をしながら話す。

 俺も流石に疲れた。 ルフィを撒く為とは言え、まさかあんなにめんどくさい道を全力疾走で走るとは…。 エース、必死なんだな。

 

「…ん? どうしたんだ二人共?」

 

 既に待ち合わせ場所に居たサボが、めちゃくちゃ疲れている俺達を見て聞いてくる。

 

「…いや、何でもねェ。 ちょっとガキがついてきててさ。 まぁ撒いたけど」

 

 エースが、サボに状況を報告する。

 俺は、ルフィが本当についてきていないか見聞色で確認してみるが、ルフィは見つからなかった。

 まぁ、原作でもグレイターミナル(ここ)にくるのに数ヶ月掛かってたしな。

 

 

 

 

 

 

 で、実際ルフィがグレイターミナルに到達するのに数ヶ月掛かった。

 ようやく俺達に追いつけたルフィの表情は、めっちゃ嬉しそうだった。 その後当然エースに文句言われてたけどな。

 

 

 その後の展開も、原作通りだった。

 ルフィはブルージャム一味のポルシェーミに捕まり、皆と一緒に助け出したり――――

 4人で店員を騙してラーメンを食べたり――――

 金目のものを盗みまくったり――――

 

 どれも元の世界では味わえないような体験で、とても楽しかった。

 船出した後も、こういう関係がこいつらと築けたらな、とも思った。

 

 

 

 ――――しかし、その日は来てしまった。

 

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