僕はとびきり歌が好きという人間ではない
好きなジャンルやアーティストがいるわけでもない。周りの奴らがいっている流行りなんかも下手したら二世代離れた知識しかないかもしれない。
あの日以来、その考えが変わった。
あの時の歌、力強い歌、僕を生かしてくれた歌
あの日見たあの人を僕はずっと思って暮らしている。
「何者なんだろあの人」
突然現れ、救ってくれた恩人 ノイズと真っ向から戦うその姿。興味は次第に強くなる。
「ノイズっていえばテレビでやってたよな...確か月の異変の」
ルナアタック それによる月の軌道 それを解決した歌姫
少し前に起きた事件。それ以来ノイズは確認されてはいなかった。が、しかし。
「いるじゃん、死にかけたし」
家が燃えていた、ノイズには会う。不幸に不幸が重なる
家は今親戚の家に世話になっている。といっても中が良い訳でもない、両親は早くに亡くし、祖母に育てられたがその祖母も...
「ばぁちゃんもいない、家はない、積んでるな僕の人生」
死んでしまった。ノイズによって。良くある話だ年老いた奴から死ぬ、相手は未知の敵。生き延びる可能性は極めてなかった。
今現在 午後の五時 今日も雨が降りやまない。
アガートラーム かつてセレナが使っていたシンフォギア
その遺志を継ぎ、私マリア・カデンツヴァナ・イヴは奏者になった。
強くなりたい、弱い自分が嫌で。
わかっている、焦っていることくらいだけどもう失いたくないと心から思える仲間がいる。そのためなら私は...
「雨...止まないわね。」
ふと窓を見る、大雨だった。しかしマムの墓参りにいく日だ。
傘をさしてマムの元へ歩き出す。
「ばぁちゃん、僕この間死にかけたんだよ。」
墓の前でいうことがそれか。下手したら怒られかねない会話である。しかし誰もいない、彼だけ。
花を添え、家に帰ろうとした時
「あ...」
足が止まった。
一人、女性が墓の前に座り込んでいた。外人だろうかとてもキレイな美しい女性だった。
女性がこちらを見る。
「あの子、確か前に助けた少年...」
その女性、マリアは彼を知っているなぜなら助けたから
ノイズからオートスコアラーから
彼に軽い会釈をし、その場を去ろうとしたその時
「あ、あの!」
少年が声をかける、気づかれたろうか警戒しつつ振り向く
「何かしら?」
ポーカフェイスを装い返事するマリア
「醤油...添えるものなんですね。」
ポーカフェイスは数秒で崩れ去る。
彼からすれば疑問は問わねばならない、間違いは即正す。
祖母からの教えだ。
「そ、そうよね。(切歌が持って行ってっていうから...)」
頼まれたら断れない彼女である。
これがもう一つの彼女との出逢い。
アガートラーム買いました。
前奏素晴らしかった