狩人闘恋万華鏡〜迅竜の恋情と覇竜の傷跡〜   作:ドーントレス

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どうもドーントレスです。
まずはUA2600越え!ありがとうございます‼︎
皆様に見せられるような文章目指して頑張りますので、これからもよろしくお願いします‼︎

後、前後書きの100文字縛りはやめますんw←


第13話 「とあるご主人、そして…」

 

 

小生はハンターである。

絶賛暗闇の中、右も左もわからないまま思考が全力疾走中である。

うむ…

 

「語尾に『である』をつけたらなんか知的っぽい印象が与えられるのか…である」

 

しかし、ここは何処だ?

真っ暗なだけで何も見えない上に、さっきから足を動かしても景色が変わらん…それとなんだかものすごく柔らかいものをさっきから踏みまくっているような…

 

「不思議な場所だな…小生数多もの秘境を見てきたが、こんな何にもない心落ち着く秘境は初めt「じゃあ一生埋まってる?」にゅぁい⁉︎」

 

なんだ!小生の前にいきなり白髪美人がまるで地面から生えてくるが如く現れたぞ⁉︎

しかし、小生はその様な事に対しても他のハンターよりかは自然に対処できると自負している…ちょっと変な声出たけど…

 

「…ねぇ猫ちゃん、兜被ってて表情とか見えないけど多分意識あるよ?どうする?」

 

「冗談だったのに…まさか、本当に地面に潜って確かめるとはニャァ…」

 

む、小生の足元からハンゾー殿の声が⁉︎

小生の下は確認はしてないが少し柔らかい地面。ハンゾー殿の声がくぐもっていたところから察するにハンゾー殿は地面にうまりかけている⁉︎

助けねばっ‼︎と小生が確認しようと下を向くと『ゴッ‼︎』というなんか硬いものがぶつかる音がした。

小生が再び顔を上げると、鼻を押さえている先ほどの美人…ちょっと涙目である。

 

「…っくぅ」

 

「っ⁉︎どうした!何があった⁉︎」

 

小生は紳士であるから女性を泣かせる輩は許してはおけないたちである。

それが人間であろうとなかろうとだ。

 

「…あ、あ」

 

「あ?」

 

あ?とはなんぞ?

あと、何故だかいきなり小生、風を感じるのだが…しかも今の時期とは合わぬ何やら肌を刺す様な冷たい風…

 

「あんたのせいだよ‼︎この甲冑野郎‼︎」

 

美人が叫ぶと小生にまとわりつく様に風が吹き、何故か小生は足から真下に飛ばされる。

そうして見た景色を小生は忘れはしないだろう…

 

「えぇ⁉︎小生埋まってたのぉん⁉︎」

 

そうして地面の下という新たなる秘境を見た小生は数秒後に背中から墜落し、そのまたすぐに美人さんから説教を受けたのであった…である

 

 

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sideハンゾー

 

…僕達は火山にいたニャ。

しかし、活火山の中でウラガンキンと戦ってる最中に運悪く小規模な噴火に巻き込まれ、火山から投げ出されたニャ。

…でも、にゃんか変に引っかかるんだよにゃぁ…なんでご主人のいた場所だけ噴火したのか…まるで僕達に奥までくるにゃと言わんばかりに足元で噴火したのも気ににゃる

 

そして何より…あの時一瞬だけ見えた翡翠色の目をしたあいつはなんだったんだにゃ?

 

そんなことを考えながら空中で別れたと思われるご主人を探しに歩いていると、○家の助◯みたいな格好で地面に突き刺さるご主人を見つけてしまった…ニャ。

 

「どうするかにゃ〜…僕じゃ引っこ抜けないし…誰かを呼んだ方が…」

 

にゃんかご主人…すっごい足をバタバタさせて木の枝を蹴りまくっているけど…にゃんか僕の今後を考えるとこのままにしておいたほうがいい気がしなくもなくもないかもしれないニャ…

 

「…ねぇ、そこの猫ちゃん。ちょっと道を尋ねたいんだけど?」

 

…なんにゃ?今、この人…全く気配を出さずに僕の背後に現れたにゃ⁉︎

 

「にゃ、にゃんでしょうか?」

 

僕は警戒を解かずに、しかしそれを悟られぬように後ろを振り向く。

そこには、にゃんかやけに露出度の高い動きやすそうな服の女の人がいた…ニャ。

 

「…この近くにゼドアラ街って街があるらしいんだけど…知ってる?」

 

にゃに?この人…声が小さくて聞き取り辛いにゃ…

じゃにゃくて、ゼドアラ街?ってあの

 

「空賊が仕切ってるあの街のことかにゃ?」

 

「…よく知らないけど多分それ」

 

よく知らないけどって…にゃにしに行くかは分からにゃいけど、あの街は普通じゃにゃいにゃ‼︎僕も、ハンターさんを探しにあそこには行ったことあるけど、酷い治安だったにゃ!そんなとこに行くなんて…

 

「悪いけど、僕は知らないny「あ、後…私、薄っぺらい嘘とかわかっちゃうし嫌いだからやめてね?」…彼方にゃ」

 

僕はゼドアラ街の方角を指差す。

手が震えてるけど多分…武者震いかなんかかにゃ…きっとそうに違いにゃい…だから、お願いだからその太刀を抜刀しないでください…にゃ

 

「…そ、ありがとう。お返しにその人、引き抜いてあげようか?」

 

「いや、大丈夫だにゃ。多分大人しくにゃったから気絶でもしたんだろうにゃ…後で僕が掘り返しておくにゃ」

 

てか、あの人探すのにこのご主人は言い方悪いけど足手まといににゃりかねにゃいしにゃ…

気絶するまで待って、掘り返してあげたらそこに置いていけばいいかにゃ。

 

「…本当に気絶してんの?」

 

「さぁにゃぁ…僕でも土の中に埋まってる人が意識あるかどうかにゃんて分からにゃいからにゃ…潜って確かめるくらいしかにゃいんじゃにゃいかにゃ?」

 

僕でも冗談くらいは言えるにゃ。むしろこういうのは好きな部類で、喧嘩っ早かったバディの仲裁役をよくやらされてたっけにゃ…何もかも皆懐かしい…ニャ。

 

「…ふぅん。じゃ、見てくるね」

 

と言って目の前の女の人は跳躍して、ご主人の前(多分…埋まってるけど膝とか足のむいてる方向からして前だと思われる)の地面にまるで湖に飛び込むかのように自然に潜っていった…ニャ。

僕は信じられないかもしれないが、こんな人間を見たところで今更驚かにゃい。

あの人も人間ばにゃれしてたしにゃ…

 

ちょっと近づくと女の人の声が聞こえた気がした…ニャ。

それと同時にあのバカっぽいご主人の声も。

でも…にゃんてシュールな光景だにゃ…2人分の下半身が地面から生えるように突き出ているのだからにゃ…

にゃんて座って眺めようとした時に、不意に地面が揺れて馬…ご主人が飛び出してきたにゃ。

それににゃんだか鼻を押さえて涙目になった女の人も…

地中でにゃにがあったかにゃんて僕には見当もつかないが、ご主人が説教されている姿を見ながら思ったことは

 

「…今日も平和だにゃぁ…」

 

だったにゃ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

side?

 

ジジジジジジジ…

 

「今宵の大気ハやや湿気てイルな」

 

ビジッ!バチッ!ジジジジジジジ…

 

「good…さぁ来イ…旋律は組ミ上がっテイるぞ!」

 

闇に包まれた林に横笛の音が微かに躍る。

やがて訪れるそれとは真逆の静寂を持って…




ハンゾー「作者さん、作者さん‼︎」

ん?どったん猫棒?

ハンゾー「猫棒ってなんにゃ?」

猫の相棒で猫棒

ハンゾー「…まぁ、そんなことより今回僕の出番が多かったような気がして」

あぁ。この後当分出番無いからね‼︎

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