ロ「はいよ。皆んなの姉御分ローザだよー」
今回は主役ですよローザさん
ロ「やっとあたいの回が来たね〜何話ぶりだい?」
え、えっと…ま、まぁいいじゃないの!
今回はまともにモンハンっぽいし
ロ「…イマイチ流しきれてない流され方されてもねぇ…コメントに困るわ」
話始まる前に作者の精神削らんといて‼︎
では、今回も
ロ「ごゆるりと」
sideローザ
唐突だが、あたいたちはピンチと呼べる状態にあった。
「なぁオズ…別のルートはねぇのか?」
“ドウシテ?”
「あぁ…っと…大したぁことじゃぁねぇんだが…」
そう、そのピンチとは…
「…俺…泳げねぇんだわ」
「「えっ…」」
「んだよ⁉︎俺は今まで火山の極地に居たんだからしゃぁねぇだろうに‼︎」
…ハンゾウは泳げないらしい。
なんか正当化するかの如く喚いているが、あたいらにとっては意外でしかない。
「泳げないって…え?じゃあハンゾウは此処でお留守番?」
「…ま、まぁ…そうなっちまうな」
「小生に掴まっていくか?」
「バーロー!!!手ぇ離れたら死んじまうだろうが‼︎」
こいつとはあんまり長い訳じゃないけど…多分、ハンゾウがこれ以上に狼狽える姿を見ることは殆どないんじゃないかと思う…
「つまるところ、小生とローザ殿のみで行くことになると?」
「つか、マツバは泳げるのかい?」
「ふっふっふぅん!小生に不可能はない!」
「…はぁ、ハンゾウ…あんたも少しだけこいつを見習ったらどうだい?」
「……絶対やだ」
結局ハンゾウはその場に座り込んでしまった。
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さて、不安要素しか見当たら無いが『古龍の秘薬』とやらをあたいとマツバの2人で取りに行くことになった。
マツバのハンマーは持ち手がポッキリ折れてしまって使えないとのことだったので、ハンゾウから【覇笛ハウカムトルム】を借りてきていた。
因みに理由を聞くと
「ふっふっふ…実はこの笛、アカム武器のくせしてこの武器は『ウカム』と称しているのだ‼︎」
とかなんとか言って、力説し始めたので腹パンして黙らせといた。
そして、こいつと2人ではあれなので「ちょっと⁉︎ローザ殿⁉︎」…
「なんだい?せっかくの出番なんだし解説くらいさせとくれ」
「いやいやいや!さっきから『こいつと2人では』って酷くね⁉︎小生、これでも由緒ある家の生まれでハンターとしても凄腕なんであるぞぇ‼︎」
「どんな訛りだい?それ…
じゃなくて、あたいはまだあんたの活躍見たことないから不安だって言いたいんさね。
さ、機嫌なおしたらさっさとあっち向いてな!着替えるんだから!」
一様あたいは状況に合わせて3種の装備を使い回している。
今回は水中・氷海ように作っておいた『ザボアS』に『狐重砲ハライニケリナ』を担いだ。
ん?着替えシーン?もちろんカットさね。誰も欲しがらんだろ?ん?
あたいのザボアSはスキルを変えて氷属性アップを貫通弾の威力上げにしてある。
これなら属性弾が合わないボウガン担いでも大丈夫だし、貫通弾は強いからね。
それにザボアは見た目がそれっぽいし、水耐性があるから多少の被弾も属性なら耐えれる。
あたいは最後にしっかりと『貫通弾Lv2』を装填してからマツバと合流した。
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あ、さっきの説明の続きだけど、こいつと2人で行くのはやっぱりアレだし、あたいらは件の『古龍の秘薬』とやらを見たことがないので、オオナズチのオズに同伴してもらうことになった。
流石にあたいも、モンスターと一緒に行動するなんて初めてだから…ちょっと緊張するね…
でも、ハンゾウが言うには温厚でこちらを襲ったりはしないとのこと…なんか話しかけてたりしたし…
あたいもモンスターと意思疎通が出来たら…ちょっとは違うのかねぇ。
なぁんて、ちょっと考えたりもしてみたり。
ま、戻ったらオズ相手にあたいも試してみるかね。
そんなこと考えながらあたいは大海原を前に気を引き締める。
「行くよ。準備はいいかい?」
「あ、待って、小生まず硬化薬を…」
刹那
「んなもん水中で飲めやぁあ!!!」
「のっふぁああぁあ⁉︎」
あたいはマツバの両肩をひっつかんで海へとぶん投げた。
そしてあたいもダイブ。
態勢を安定させ、ボウガンを組み立てスリングをポーチから引っ張り出してボウガンに着け、スリングを肩にかける。
これならいちいち組み立てて〜とかしなくても脇に抱えて移動できる。
あたいは右脇にボウガンをしっかりと抱え、遅れて水中へ入ったオズの翼に掴まり、そのままマツバを拾ってオズに導かれるまま海底へと降りて行った。
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海底に近づくにつれて、ルドロスや他の海竜種の姿が見えなくなり、やがて向こうのほうに陸からも確認出来た『3本の一枚岩』が見えてきた。
オズが言うにはあの中心に入り口があるとか。
なんでもいいけど…そこはちゃんと息できるのかねぇ…
あたいらは勿論、オズも元々水中にいる種のモンスターではないので呼吸の為に一度海面に上がらないといけない。
そんな時にマツバがオズの背中に二回タップ。息継ぎの為の浮上を示す合図だ。
たぁく何が凄腕ハンターなんかねぇ…まだ潜って五分と経ってないじゃないか…
オズは合図に従い浮上する。
刹那
「くっ…遅かったか」
マツバの声が聞こえたと思ったら身体に物凄い衝撃が走り、あたいは必死でオズに掴まる。
…一体何が…
その答えはすぐ目の前にあった。
そう…それは
全長5000mにも及ぶ純白の超巨大古龍【大海龍『ナバルデウス』】だった…
感想等お待ちしております。
では、また次回!!!
(高級耳栓ってつえぇな…)
ぴこぴこ
✴︎タイトル話数が被ってたので編集致しました。