狩人闘恋万華鏡〜迅竜の恋情と覇竜の傷跡〜   作:ドーントレス

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どうも皆さんおはようございます。
最近来るべき3/18の為に3DSLLに買い替えたドーントレスです!

えぇ、XXでは何を使おうか…大剣はXで使いまくったので次は錬金スタイルの狩ピニストにでもなろうかなぁ…どうだろう?

ハ「ハウカムならいいんじゃね?」

んーせやねw
ってことでXXもオンライン潜る予定ですのでハンゾウさんに合ったら優しくお願いしますw


第39話「とあるヤンデレ」

sideハンゾウ

 

カーテンも開けてない若干薄暗いとある個室、俺はベッドにうつ伏せになっているローザの上に跨るように膝立ちしている。

ちなみに、お互いに痛くならないよう装備は脱いでいる。

 

「い、痛かったら…正直に言ってくれよ…お、俺もこういうのは、久しぶり…だからよ!」

 

「うぐっ…だ、大丈夫さね……あ、あたいも…初めて…だけど、頑張るからさ…」

 

心臓の音が、響くように俺の体内を通して鼓膜を揺らす。

おそらく、それはローザも同じなのだろう…

 

「ほんとに…いいんだな?じ、じゃあ…いくぞ!!!」

 

「う、うん…優しく…ね?」

 

意を決して、俺はローザの腰に手を伸ばす…そして

 

ガチャッ

 

「ハンゾウさん?……と、ローザ……?何…してるの?」

 

「っ!?セニ「そぉい!」っアアァァア!!!」

 

俺は一思いにローザの腰に体重をかけ、ずれて痛みを発していた骨盤を元の位置へ戻し、矯正してやった。

やぁっぱりこれ痛ってぇんだよなぁ…俺もこの方法で何度か治してもらったことあったけど、カトルもビートも下っ手クソで悪化したことも少なくなかった。

 

ま、今じゃ自分で治せるからいいものの…他人のを治すのは久しぶりだったから、ちょっと緊張しちまったぜ…

 

「うぅ〜…優しくって言ったのにぃ〜」

 

「ふぅ…悪りぃ悪りぃ、でもこれで立てるようになった筈だぜ?」

 

そう、こんなことになっちまったのも、今から約数分前…階段を猛スピードで駆け下りてきて、肉食モンスターに襲われてるアイルーみたいな表情で俺に背後から飛びついてきたローザに気づかず、プーギーの『ガングニール』(命名:カトル)を撫でようとしゃがんだことによる。

 

結果はご覧の通り…ローザは腰を痛め、ダイレクトアタックされた暖炉は奇跡的に半壊で済んだ。

 

「…おいハンゾウ、お前今失礼なこと考えなかったか?」

 

「イヤダナー!キノセーデスヨ〜」

 

ローザは俺をジト目で睨みつけながら、起きるから退けと左の掌でシッシしてきた。

別に退かない理由もないし、素直に従ってやると扉を開けた状態で固まっていたセニアが寄ってくる。

 

…なんだ?心なしか目にハイライトが無かったような…ま、気のせいだろ。

 

「そぉ言やぁ、セニアは何の用だったんだ?」

 

「あ…うん、ハンゾウさんにお客さんが来てる…あの銀ピカの人」

 

ソルか…なぁんでまたあいつが…確かセイラ達と一緒に行動してた筈だが?

 

「ん、了解。とりあえず会ってくるわ」

 

「…私はちょっとローザに聞かなきゃいけないことがあるから…ね?ローザ?」

 

「ひゃぃっ!?ちょ、何?何!?セ、セニア?あたいなんかした!?」

 

「ふふ、うふふふふふふ」

 

…俺の中の何かが言っている…

 

逃げよう

全力で逃げよう

 

「…そんじゃごゆっく「おぉい!ハンゾウ!あたいを見捨てるのか!?見捨てて逃げるのか!?」…り〜」

「ハァァアアンゾオォォォオ!!!」

 

ローザの悲鳴を背に、俺は一階への階段をわりと早いスピードで降りていった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「…で?お前さんは何の用でこんなところまで来たんだ?てっきり、セイラ達(クライアント)と行動してたと思ったんだが?」

 

「…状況が変わった。本来なら、この方法は一腹案として終わらせるつもりだったのだが…ハンゾウ、お前達に『黒竜』の討伐に参加してもらう」

 

ソルは椅子に座ることなく、壁に寄りかかって俺を見る。

なんか傭兵のなんたらとかで、座ったり横んなるのが落ち着かないらしい。

 

「そぉかい。ま、その為に来たようなもんだしな。んで、その言い方から察するに…あんたらも協力してくれるんだろぉ?」

 

ソルは「ふっ」と息を吐き、寄りかかっていた姿勢を正すと、こちらに歩いて来た。

俺はふかふかソファに座ってるから、ソルが目の前まで来たら見上げる形になる。

 

「…お前に、俺が師匠から賜わった『秘伝書』の奥義…その一部をお前と…お前達に同行している、あの女(、、、)に伝える」

 

いつも通りの表情の見えないフルフェイス(まぁ、俺もだけど…)で淡々と継いで出てくる言葉は、不覚にも俺の心を動かした。

 

「お、奥義!?い、今あんた奥義って言ったんか!?」

 

「…あぁ、正確にはその一ぶ「っしゃぁああ!きたこれぇい!これで漸くマツバのドヤ顔見ずに済むぜ!んで、いつ教えてくれんだ?今日か?すぐか!?」……落ち着け馬鹿者」

 

童心丸出しのはしゃぎっぷりを見せた俺の脳天に、ソルの手刀が突き刺さる。

装備を貫通してくる痛みに悶絶して床を転げ回っている俺をよそに、ソルは話を続ける。

 

「…奥義と言えど、原理は簡単なものだ。そして…これはおそらく一部の例外も含めて、俺とお前の戦闘スタイルに合っていると判断したものだ」

 

「ぁってて…で?その奥義ってなんなんだよ」

 

床に転がったままの俺に、ソルは腰を屈め目を見ながら話す。

 

「…俺が師匠から教わった奥義…それは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの女の妹(セニア)が来てから話す」

 

こんのドS野郎…勿体ぶったあげく次回に持ち越しやがった。




セニア「…今回短くない?あとタイトルの『ヤンデレ』ってなに?」

ハ「……」それとなく視線をベッドに張り付けられたローザに向ける

じ…次回もお楽しみにぃ〜(汗)

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