龍美はルイズ達に自分の本当の身分を明かすためにとある場所まで月渚と星渚を通じて、ラタトスクの医療機関に外出許可を出させて、ルイズとタバサを連れて来てもらったのであった。
「ねぇ、月渚、わたし、此処初めて来たんだけど?」
「ダーリン達からもらったメモに書かれた場所なのよ」
「月渚さん、星渚さん、此処がどこか知っているのなら、教えて下さい‼」
「シエスタも‼」
ラタトスクの転送装置から転送されて到着した場所はルイズ達は全く知らないのは当然で、剣心と明から派遣された星神姉妹はもちろんのこと、鳴流神家とは従妹同士と言うシエスタは今いる場所を知っているのであった。
何を隠そうあの例の森なのだから。
ルイズ達は今いる場所について知っている三人に教えるように命令を下したのであった。
その命令に対し、三人はと言うと、
「行きましょう、龍美様達の所へ」
「ちょっと‼ 人の話を聞きなさい‼ 馬鹿猫‼」
「ルイズ、傷の治りが遅くなるわよ」
「そうです、剣心先生も仰ってました‼」
「うるさい‼」
何も答えず、只龍美が指定した本来の場所に踵を返し、ルイズの乗っている車椅子を押しって歩み出したので、ルイズは大声で月渚を叱ったのだが、シュルケに安静にしろと言われ、同じく車椅子に乗っているタバサにもうるさいと注意されてしまったのであった。
結果、ルイズは落ち着きを取り戻して、静かになったので、一行はそのまま道なりに進んでいったのであった。
「姫、街に着きましたよ、あの街に龍美様達が居ます」
「そうなの、それじゃあ、連れてきなさい‼」
「星渚さん、わたし、どうすれば、帽子を忘れてきました(;゚Д゚)‼」
「大丈夫です、ご主人様、あの街には十人十色、様々な人が暮らしています、特に今から行く町は、友好的な人が多いと聞きます。行きましょう‼」
「なんだか、楽しみになって来ました‼」
「アンリエッタ様も‼」
道なりに進みながら歩いていた一行の目の前にルイズ達の世界ではない建物が建ち並ぶ街が見えてきたので、月渚があの街に龍美達が待っているとを明かし、ルイズ達の気持ちが昂っていたのであった。
そしてその足で街へと入っていたのである。
「この街の人はみんな同じ服を着てるわね」
「この街の特色は富裕層と貧困層が別れていないので、このような雰囲気を出しているのです。龍美様達がいる建物はこの先です」
「ありがとう、月渚、待ってなさい、怪我人をわざわざ、呼び出したんだから‼」
「この街、なんか、温かい・・・」
「そうなのね‼」
ルイズ達は街の雰囲気に心奪われていたのである。
ハルゲキニアにないものばかりなのだ、こうして龍美が待っている場所へ歩みを進めたのである。