龍美は朝から気が付いていたのだが敢て気が付いていない振りをして、ルイズの悪友であろう二人に出てくるように要請して、二人はその要求を呑んで大人しくルイズと龍美の前に姿を現したのであった。
「こんばんは、先ほど名前が挙がった、シュルケ、二つ名は「微熱」よ」
「わたしはさっき名前が挙がった、タバサ」
「どうしよう‼」
「どうせ、いつか、ばれる時が来るのはわかり切っていたんだから、そうだ二人も武偵に興味はある? 決めるのは二人だ‼」
「ちょっと‼ 龍美‼ この二人も武偵にするの‼」
入ってきたのは龍美には届かないが、赤い髪に豊満な胸を持ち、わざとらしく制服のボタンを外している微熱の異名を名乗っているシュルケと、水色の髪に赤いフレームの眼鏡を掛けている少女、タバサが部屋に入ってきたのであった。
ルイズは話を聞かれていたことに動揺していたのだが、龍美はそれでも冷静沈着に二人に武偵にならないかとスカウトしてしまったのでルイズが突っ込みを入れたのであった。
「武偵ね、いいわよ‼ ゼロのルイズに先を越されたのは癪に障るけどね」
「わたしも異議なし‼」
「そう来ないとね‼ 今日は何の用かな? ボクはこれから実家に帰りたいんだけど?」
「龍美、あなた、自分の剣があるのにわざわざあんな錆びた剣と自分の予備の剣を交換したって言うから、この剣をわたしに来たのよ」
「錆びた剣はひでぇな~」
「まさか、インテリジェントソード」
龍美のスカウトとはいえ自分の意思で武偵と言う危ない世界に飛びこむことにしたシュルケとタバサであった。
龍美はいち早く妹の龍姫の所に帰りたいかったようでシュルケに用件を聞いたら、龍美がわざわざ錆びた剣のデルフリンガーを交換していたと言うことを知ったようで、どこからか手に入れたであろう、大剣を持ってきたのであった。
錆びた剣扱いされたのが気に食わなかったのか抜き身で置いていたデルフリンガーがしゃべったので、タバサが驚いたのであった。
「大剣は使えないんだよ、ごめんね、大剣なら妹の親友が使ってるけど、折角だしもらって帰るよ」
「それでもいいの、この剣が無駄にならずに済んだし、そうだわ‼ 実家に帰って時間があったらでいいからわたしの部屋に来て欲しいのよ、それじゃあね」
「しかし、相棒、妹の親友は力持ちか?」
「そうなるかな、この剣のままだとダメだから、戻ってから、刀のような形にしないとね、それじゃあ、またね‼」
「それにしても、龍美もそうだけど、龍姫だっけ、凄いわね。って、疲れたから寝よう‼」
龍美は此処にはいない龍華達のことを思いだしてシュルケが龍美に渡そうとした両刃剣の高そうな大剣を折角のシュルケの行為を無駄にしたくなかったので喜んで受け取ったのである。
シュルケは龍美に受け取ってもらったのがうれしかったようで後で自分の部屋に来るように言って、タバサ共に部屋を出て行ったのであった。
そして、龍美もデルフリンガーを持って超神次元のゲイムギョウ界のプラネテューヌに転移魔術で帰ったのであった。
残されたルイズは明日のために就寝したのであった。
ところ変わって、イストワールはと言うと、
「どうして、みなさん、わたしの話を聞いてくれないんですか‼」
とオールド・オスマンにこっぴどく叱られていたようで解放されたのが今の時間だったのであった。