トリスティン魔法学院から戻ってきた龍美は一目散に実家のお風呂場に転移して服を洗濯籠に投げ入れてお湯が張られている浴槽に浸かって妹達を待ち伏せていたのであった。
案の定、龍美が待ち伏せている所に、
「お姉ちゃん、教会にもお風呂はあるよね」
「今日はトリスティンで買い物に付き合ったから龍姫と入らないと気が済まないよ~ それに今はルドガーさんが入ってるから」
「龍姫お姉ちゃん、ルドガーが教会の風呂に入ってるんだから諦めようよ」
「そういや、ルイズ、お風呂に入ったのかな? そのまま寝たかもしれないから、こっちが召喚しちゃえ‼」
「お姉ちゃん‼ 自分が召喚されたからって、今度は自分が召喚してもいいはずがないよ‼」
お約束なのだろう龍姫はそのままいつものように龍美が入っているお風呂に入ることにしたのであった。
龍美が帰ってきた頃ちょうど、ルドガーが海男共に男同士の裸の付き合いをしていたいうのである。
龍美はルイズのことが気にかかっていたようでこの場に召喚してしまおうと指パッチンをして転移魔術の術式が刻まれた魔法陣が出現したので、龍姫が突っ込みを入れたのだが、もう時すでに遅しと言うのはこの事を指すのだと今知ることになるのであった。
「バチャ~ン‼ (゚Д゚)ノ<ゲホゲホ・・・」
「ルイズ、大丈夫?」
「アンタ達って人は、って(゚Д゚)ノ」
「お~い、ルイズさん、返事してくださ~い。ダメだ気絶している」
「アンタ達、男じゃなくって、女だったの(゚Д゚)ノ‼ 強いし、魔法が出来て、その上、胸がシュルケ以上」
運悪くルイズは浴槽の真上に召喚されたのでそのまま浴槽に落ちて着ていた服がびちょびちょになってしまう上に少し浴槽のお湯を飲んでしまって餌付いて収まって改めて召喚した龍美に突っ込みを入れようとしたら、龍美が女であることは以前龍姫から聞かされていたので知っていたが、龍姫が女であることは話してもらってなかった上に着ていた服が黒のインナーで胸を潰してルイズに匹敵するほどのぺったんこ状態だった上に上着として外套が付いた瑠璃色の戦闘服に下はカーゴパンツを履き、安全靴を履いて男言葉で話していたのでルイズとその場にいたイストワール以外は龍姫が男だと思っていたので、ルイズは龍姫のシュルケ以上の豊満な胸を見てその場で開いた口が塞がらないのであった。
「お姉ちゃん‼」
「ごめんね、後でボクたちのお古あげるから」
「うん、シュルケにはこのまま、黙っておいた方が面白いわね」
「取り敢えず、お風呂から上がろうよ」
と言ってお風呂から上がることにして、龍美は自分の部屋の押し入れからルイズのサイズで着れるパーカワンピと下着一式と短パンをもらったのであった。
「ごめんなさいね、ウチの娘が召喚したばかりに」
「え~と、龍美、お姉さんじゃないのね」
「こう見えて、ボクたちのお母さんなんだ」
「ルイズって言うんですね、わたし、留学生のエステリーゼ・シデス・ヒュラッセインって言います。みんなはエステルって呼んでるんです」
「まさか、貴族‼」
「貴族じゃなくても、みんな名字を名乗るのじゃ」
ルイズも夕飯を一緒に食べることになり初めて鳴流神家の顔ぶれを確認したのだが、あまりにも若すぎる見た目の鳴流神兄妹の母、剣心を見てルイズは自分の姉と比べていたが姉の方が老けて見えてしまったのである。
その後、エステルがこれまでの経験で自分の身分がどれほどに影響を与えることを自覚したのか、敢て、地位を伏せて、ルイズに本名と呼ばれている名を名乗ったのである。
二人ともピンク色の髪同士と言うこともあり、エステルのあの雰囲気にルイズのツンデレが付いて行けずにリタと同じことになったしまったのである。
この世界では身分に関係なく名字を名乗れることを痛感したのは言うまでもない。
後夕飯が終わり、ルイズは真龍婭達が血が繋がっていない養子であることを聞いて、家族と言うものを考えた後、龍美の正体を隠した後、龍美ともにシュルケの待つトリスティン魔法学院に戻ったのであった。