龍美は無事にアイテムパックに入れて持参した合計壱拾弐冊の地球とゲイムギョウ界のあらゆる書物をモット伯爵に叩きつけたもとい押し付けてシエスタを穏便なやり方で解放することに成功したのである。
「シエスタ、学院に帰っていいよ」
「え、それはどう言うことですか?」
「実は、かくかくしかじか・・・ それで帰りずらかったら、一晩ボクの仕事場に泊まって行く?」
「なるほど、わたしは学院に戻ります、先ほどのお誘いありがとうございます」
「それじゃあ、ボクが学院まで送って上げるよ。出でよ‼ 聖龍皇‼ アルティメットセイバー‼」
龍美は救出したシエスタ共に外に出ておりシエスタの荷物をアイテムパックに入れてあげて、帰りずらいなら超神次元のゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に一晩泊まって行くかと尋ねたらこのままトリスティン魔法学院に戻ると言い、龍美の誘いを断ったのである。
流石に場所でも数時間かかるので龍美は着ているパーカのポケットから聖龍皇アルティメットセイバーのカードを取り出して、シエスタを学院まで送ることにしたのであった。
「龍美さんは、貴族だったんですか(゚Д゚)ノ‼ 失礼しました‼」
「これこれ、頭を上げんか、急いでおるのだろ、さぁ、わたしの背に乗れ」
「それじゃあ、トリスティン魔法学院にレッツゴー‼」
龍美はアルティメットセイバーを召喚したのだが、シエスタが龍美が貴族だと勘違いし出したので、アルティメットセイバーは急いでいることを察して背に乗れと言い、二人は背に乗って学院に向かったのであった。
そんなこんなでトリスティン魔法学院に到着したのである。
「わざわざ、学院まで送ってくださって、それに荷物まで運んでいただいて」
「いいの、これ渡しておくね、使い方は」
「いいえ、心得ています」
「やっぱり、その髪の色はボクと同じ日本人で、ゲイムギョウ界のことを知っているみたいだけど」
「はい、わたしの祖父がゲイムギョウ界のことに詳しかったので、では、これで」
龍美はアイテムパックに入れていたシエスタの荷物をシエスタの部屋まで運んで帰り際に龍の絵柄が刻まれたペンダント型の龍女神デバイスと次元武偵のライセンスを渡したのである。
龍美がシエスタに龍女神デバイスについて説明しようとしたら、シエスタは既に使い方と使った際に人間に戻れないことを知っていたのであった。
龍美はその発言でシエスタが自分に関係する立場にいると察して超神次元のゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に帰ったのであった。
「まさか、おじいさまの孫、つまり、わたしは龍美の従妹ですから」
シエスタは龍美が去って行くのを見ながらポツリとつぶやいたのであった。
そして、粒子化していた刃渡り二尺三寸の漆黒の拵えの日本刀を誰にも見らずに抜刀したのであった。
そして鞘に納めて粒子化したのである。