シュルケは自分がこれまで馬鹿にしていたルイズが土壇場で自分が知らない術式速い話が杖を用いない魔法をできたことに一瞬動きを止めてしまったのでフーケに攻撃のチャンスを与えてしまったのである。
先に動いたのは龍美達でもジュディスでもなくルイズがシュルケを庇い軽傷を負って額から血を流して龍月が治癒術で治療し、幸いにも戦闘に復帰可能だったのである。
そこに、
「ペロッ‼」
「くすぐったい‼ なんで猫が此処に居るのよ‼」
「あれ様子が変だよ‼」
剣心がルイズの新たな使い魔として派遣した三毛猫のメスの子猫がルイズの額から流した一滴の血を舐めたのである。
その時だったルイズの血を舐めた三毛猫の様子に変化が起きようとしていたのである。
カロルが気が付いて、ルイズが突っ込んでいたのであった。
「何だ‼ 猫が急に光り出した‼」
「運が悪かったな、ロングビルさんよ‼」
その様子をゴーレムの上でやり合っているユーリとフーケも見逃すはずがないのである。
そして、ルイズの血を舐めた三毛猫はみるみるうちに、
「姫、ボクが一足早く駆けつけていればお怪我をさせずに、申し訳ありません、自分に与えられた名は月渚と申します」
「ねねねね猫が人になった(゚Д゚)ノ‼」
「おっさん、感激よ‼」
「デルフ‼ 出番だよ‼」
「坊主‼ 投げるな‼」
美しい龍美達同様な艶がある長髪の黒髪をポニーテールに結い、胸もシュルケ以上龍姫未満の大きさになり、服装は艶やかな桜吹雪が描かれピンク色に染められたミニ着物を着てその上から戦国武将が装備していそうな上半身を守るように胴丸を装備し、下に長ズボンに具足を装着した両目の瞳が金色の165㎝ほどの少女に変貌を遂げたのである。
三毛猫から胴丸を着込んで胸をぺったんこ状態にした少女は月渚とルイズに名乗り謝罪した後、龍美はアイテムパックから以前街の武器屋で予備の無銘刀と物々交換していたデルフリンガーを月渚の手が届く範囲の地面に向かって投げたのである。
「姫、後で契約の義を、デルフリンガーか、錆びているが、今はとやかく言っている暇はないよ‼ 魔神剣‼」
「さてと、ルイズ、シュルケ、タバサ、瞬き禁止だよ‼ 飛ばしてきますか‼」
「龍美‼ どうしちゃったの(゚Д゚)ノ‼」
「嬢ちゃん達知らないのね、あれはオーバーリミッツって言って、攻撃を当てたり、受けて、溜まった闘気を放出することで無詠唱で魔術を発動できるのよ」
龍美が投げたデルフリンガーを受け取った月渚は早速斬撃を放って攻撃に参加したことでルイズは後方の支援に専念することにした瞬間、龍美は自分の溜まっていた闘気を放出したのである。
その光景を目の当たりにしたルイズ達はその場で開いた口が塞がらない状態だったのでレイヴンがオーバーリミッツの説明をしたのであった。
「龍美の奴、奥の手を見せるんだな」
「奥の手?」
そう、この世界には戦闘術と言うものは存在しないようでユーリが言った奥の手こと秘奥義に首をかしげるフーケだったのであった。
フーケが初めてのこの世界での秘奥義の第一の犠牲者なのだから、
「虎牙破斬‼」
オーバーリミッツLv3を発動した龍美は今回は一刀流でゴーレムに向かって斬り上げて斬り下ろし、
「次元斬‼」
「馬鹿め、ゴーレムは再生することを忘れたのか、ん? 何、再生しないだと‼」
愛刀に闘気を纏わせて広範囲に虎牙破斬の要領で繰り出してゴーレムのボディーを切り裂いたのであった。
フーケはノリ突っ込みを披露し始めたのである。
「守護方陣‼」
「傷が癒えてる」
龍美はそのまま愛刀を地面に突き刺して魔法陣を展開してルイズ達の傷を癒して、
「腹括って‼ 天狼滅牙‼」
「まだ、続くの‼」
「あれはバーストアーツよ」
叩いた衝撃で怯ませて怒涛の連撃を叩き込んだのだがルイズ達は目が点になっていたのでジュディスがバーストアーツのことを説明して、
「お終いにしようよ‼ 閃け‼ 鮮烈なる刃‼ 無辺の闇を鋭く切り裂き‼ 仇名す者を微塵に砕く‼ 決まった‼ 漸毅狼影陣‼」
「ぎゃぁぁぁ‼」
「ユーリ‼」
「オウ‼ 大丈夫だ‼」
「ケンカ売るなら、気よ付けないとね‼」
龍美は縮地を用いてゴーレムの周りまたフーケの周囲を縦横無尽に駆け巡りながら斬りつけて、最後は一閃して血払いをして納刀した瞬間にゴーレムとフーケは倒れたのであった。
ゴーレムの上にいたユーリは崩れていくゴーレムに乗ったまま下まで降りて行き、ほかのメンバーと合流したのであった。