トリスティン王女のアンリエッタから街で諜報活動をして欲しいと依頼されたルイズと月渚は、月渚が龍美から支給された
「アルティメットセイバーも乗り心地は良かったけど、ロード・ドラゴンもなかなかもんね」
「これでも、下級の召喚獣ですから、星龍皇のクラスは「三龍神」と呼ばれています」
「それって、乗れたわたしって」
「ぐぉおお」
「姫の心を認めたことになりますね」
「それじゃあ、アンリエッタ様の依頼こなさないとね、もうすぐ着くと思うわ」
ロード・ドラゴンの背に乗って街に向かっているルイズと月渚は街に着くまで話が盛り上がっていたのであった。
ロード・ドラゴンは人の言葉をしゃべることは出来ないが理解する能力を持っているのとテレパシーで月渚が指示を出して進路を補正していたので数分後には街の付近に降りたのである。
「姫、その格好だと、貴族というのがばれてしまいますので、これで完了です」
「この服、龍姫が来ているのと似てるわね、ありがとう、いつものわたしだったら、こんな服なんか着たくないって言うけど、龍美に会ってから、わたしの中にあるものが変わろうとしているのがわかったような気がする」
「そうですか、では、街に入ったら、冒険者の相棒と言うことにしておきましょう、なので、ルイズ、行こう‼」
「うん、行きましょう‼ 月渚‼」
街の近くの平原に降り立ったルイズと月渚は自分達しかいないことを確認して、月渚がインテリジェントデバイスでルイズの着ていた学院の制服をリライズしてルイズのサイズに仕立て上げた、上半身を覆うように黒いインナーでルイズがコンプレックスを抱いていた胸を少しでも大きく見えるように両側から限界まで寄せてその上に白銀の軽鎧(ブレストガード)を装着して下は黒のミニスカートについも履いている黒いロングソックスにブーツと言う格好に仕上がったのであった。
月渚は黒いロングジャケットに紺色のインナーウェアーと言う軽装に左腰に桜色の柄巻が目に入る愛刀「桜花」を差して、主のルイズに身分がばれると不味いと判断し、二人は親しい友人の冒険者と言うことにして街に入った瞬間、月渚はルイズを呼び捨てに呼ぶことにしたのであった。
「月渚、これからどうする?」
「そうだね、今の所持金だと、一週間の宿代はありませんし」
「そうね、次元武偵の本部にお金をもらうわけには行かないし、かと言って、ギャンブルで増やすのはダメよね」
「もちろん反対だよ‼」
「あら~、そこのあなた達、困っているみたいね、もしよかったら、ウチに来ない?」
「それは、人手不足で困っているから手伝ってくれる代わりに寝泊まりする部屋を貸してくれると言う口説き文句ですね」
「ギク‼ あなたやるわね、その通りよ、どうかしら?」
「当てがないし、いいわよ」
ルイズは魔法が専門だが土くれのフーケを捕まえた夜に少しの間だけ、ユーリと龍美&龍月に武術の手解きを受けていたのである程度の相手なら武術で倒せるのでいつでも抜刀出来るように左腰にまだ真剣は持てないが龍美がくれた黒塗りの木製の鞘に納めた木刀を差しているので背が低い以外は冒険者に見えるのであった。
二人はアンリエッタから支給された経費を確認して唖然としていたところに女装した中年男性が声を掛けてきたのだが、月渚は見た瞬間に自分の店で働かないと言う魂胆を見破ったのであった。
行く宛もない二人はしばらく考えた後、その女装している中年男性の要件を飲んで店に向かったのであった。