ルイズと月渚はアンリエッタから街で諜報活動をして貴族の動向を調べて欲しいと言う依頼を受けた二人は女装が趣味であろう中年男性の経営している「魅惑の妖精」と言う店でバイトをして欲しいと頼まれたので、社会勉強ついでにこれからの活動費を稼ぐことにしたのであった。
月渚は美しい黒髪の長髪をいつもポニーテールに結って、龍姫とお揃いのウェーター姿で厨房とホールを行ったり来たりしていたのであった。
ルイズは鳴流神一行との出会いが月渚と言う存在を呼んだことが大きかったらしく、貴族社会の強いハルギニアでありながら、会釈をして、笑顔で客の注文を取っていたのであった。
そこにハルギニアに仕事で来ていたレイヴンが来店したのであった。
ほかの客はレイヴンの陣羽織が余程珍しかったらしく物珍しそうに見ていたのであった。
「いらっしゃいませ‼」
「おまえら、何やってんだ?」
「あらま~、こんな、いい男の人もお知り合いなのね~」
「あんた、その格好、なんとかした方がいいぞ(;一_一)」
「ワン‼」
「ごめんなさいね、ワンちゃんはお外でお願いします」
しばらくしてユーリが相棒のラピードを連れてレイヴンと合流したのだが、笑顔で接客をしているルイズを見たユーリは何となくことの真相を察したところに、強烈な女装で登場した女装中の男性がユーリを見るなり口説き出したのだが、ユーリは逆に突っ込みを入れて、ラピードを店の外に出して、レイヴンと同じテーブルの椅子を引いて座ったのであった。
「なんだ、あいつら?」
「貴族みたいね、あの風貌からして」
「なるほど、あの二人はご貴族絡みで動いてるんだろうな」
数分後に如何にも貴族風を吹かして入ってきた騎士であろう集団が店に入ってきたのである。
月渚とルイズは見た瞬間、一瞬、睨みを効かせて、そのまま様子を見ることにしたのである。
そしてその集団が店から出ようとした時だった
「さてと、行くぞ」
「ちょっと、どこ行くんだい、お代も払わないで、タダ食いは行けねぜ‼」
「おっさんにしては良いこと言うじゃねえか」
「おまえら、貴族に逆らうとは良い度胸じぇねえか‼」
なんと無銭飲食をしようとしたのであった。
レイヴンは冷静に貴族の騎士であろう集団に声を掛けて、ユーリはいつでも抜刀する構えを取っていたのであった。
「ここだね、月渚さんとルイズさんがバイトしているお店って」
「美龍飛、はしゃぐなよ、言っても無駄か、中が騒がしい、どうせ、貴族がバカ騒ぎをしているのだろう」
ちょうどそこに、薄紫色とピンクと白の戦闘服に身を包んだ左腰に愛刀の天下五剣「数珠丸恒次」を覇王龍神の美龍飛と親友で黒髪のロングヘアーにユーリと一緒で黒一色の戦闘服に粒子化しているが袈裟懸けに背負った身の丈ほどある八振りの刀剣と以前得物にしていた銃にも変形する合体神機「蛍丸」を軽々と片手で降りますほどの力量を備えた龍華は密かにルイズと月渚がバイトをしている店にやってきたのであった。
龍華は察したようで、得物を背負ったまま実体化して、美龍飛も得物を抜刀せずに店に入ったのであった。
「魔法が出来ねえ平民が‼」
「その平民に、無様に負ける、お前ら、負け犬だな」
「龍華‼」
「わたしもいます」
「野郎‼ あれ?」
「お客様、店内では、魔法のご使用は禁止されていますので」
「龍姫お姉ちゃん‼」
店内ではいつ大乱闘が起きてもおかしくない一触即発の現場に遭遇した美龍飛と龍華は集団の数人のうなじに得物を突きつけて、両手をバインドしたのであった。
バインドされていない貴族の騎士は左腰に差している杖を抜こうとしたが、杖が無いことに気が付いたのであった。
どうやら、妹達が心配でしょうがなかったウェーター姿の龍姫とロングタイプのメイド服を着た真龍婭とゴスロリ調のメイド服を着た勇龍とラピードが杖をローバーアイテムで掠め取ってその場で魔術で燃やしたのであった。
ラピードは噛み砕いた。
龍姫は小太刀を、真龍婭は二刀を、勇龍に至っては、抜刀した状態だった。
金属製だった杖はただの鉄屑に生まれかったのは言うまでもなかった。
「さてと、無銭飲食した以上は、捕まえませんと」
「ねえ、この子達、ルイズちゃんと月渚ちゃんとはどう言った関係?」
「それより、大将、俺様達のお代、これでいいか?」
「それ‼」
「払いすぎよ‼」
「なに、おまえらの、なんだっけ、チップって奴だ」
「またのご来店、待ちしています」
結局、タダ食いしようとした貴族の集団はここ以外でも無銭飲食並びに器物破損などの犯罪行為を犯していたことがわかったのであった。
そして、龍姫達に逮捕されて、そのまま、店の外に連れて行かれて、天界の治安部隊に連行されていったのであった。
お代を払うことにしたレイヴンとユーリは先ほどの貴族の騎士が落として行った財布の中を確認したところ大金が入っていたので、それを経営者の女装している男性に渡して店を出たのであった。