深刻な顔でルイズを訪ねてきたトリスティンの王女、アンリエッタはい一応結界を張ったが、三毛猫状態の月渚の五感で誰かが盗み聞きしている気配を察知したので、月渚は部屋から地球で最も信頼が置ける鳴流神家の道場にアンリエッタの靴を一瞬で外の上がり口に置いて、アンリエッタの口からいきなり爆弾発言が飛んだのであった。
なんと本人との意志ではなく、政略結婚だだと言うのだが、まだ話は続くようでいつの間にか道場にいたはずの鳴流神兄妹の祖父、龍造が姿を晦ましていたのであった。
現在は地球の春で平日の昼間だったので、道場にいるのはルイズと三毛猫状態の月渚とアンリエッタの三人だけであった。
「実は、ルイズにお願いがありまして」
「なんでしょう?」
「あの~それがですね・・・」
「なに、友達なんでしょ、ラブレターを出しちゃったんじゃないの?」
「たたた龍美(;゚Д゚)‼」
「ルイズ、久しぶり、見ないうちに大きなてる(^_-)-☆‼」
アンリエッタはルイズと三毛猫状態の月渚しか周りにいないのだが顔を赤らめて恥ずかしそうにしていたら、いつの間にか背後に龍美が立っており、アンリエッタの表情を読み取って、誰かにラブレターを送ったのかと鎌を掛けたのであった。
龍美は地球では数日しか経っていないがハルギニアで土くれのフーケ一件以来会っていなかったのでルイズの成長した姿を目を上下にさせながら見ていたのであった。
「龍美さんの言う通りなんです、アルビオンのウェールズ皇太子に」
「それをルイズに回収して来て欲しいんだ。それと、アンリエッタ、他人が決めた選択に、意味なんてない‼ そして、役回りがあるのは同意するけど、中身を決めるのは自分で決めるもんなんだ‼」
「龍美‼」
「いいえ、ありがとうございます、龍美さん、わたしどうかしてました」
「わかったならよかった、アンリエッタ、もし、自分が守りたい存在が窮地に陥ったら、これを起動させて、一度使ったら、もう二度と使えないから」
「これ、ルイズも同じのです」
ラブレターを送った相手と言うのが政略結婚の相手国ではなく、アルビオンの皇太子に出してしまったと言うのであった。
龍美はアンリエッタが言いそうな筋書きを述べた瞬間、自分が好きでない相手と結婚する意味があるのかとアンリエッタをユーリとミラの受け売りを交えて叱咤したのであった。
ルイズは龍美に怒鳴ったが、アンリエッタは何かに気が付いたようで、龍美にお礼を言い、龍美はもしもルイズや大切な者達を助ける時あるなら、水色の球体の水晶が嵌めてある龍女神デバイスをアンリエッタに渡したのであった。
「月渚、人間になりなさい」
「自分は鳴流神剣心様からルイズ姫の使い魔兼守り刀兼使用人を応接つかっている、星神月渚と申します、突然の無礼、申し訳ありません」
「こちらこそ、友人のルイズをお守りしてもらっているのですから・・・え(;゚Д゚)‼ 猫が人間に変身した(;゚Д゚)‼」
「今かいな(゚Д゚)ノ‼」
ルイズは月渚を紹介することしたので人間状態になるように指示を出して、月渚は割烹着を改造したメイド服を着た状態で人間状態になったのだが、アンリエッタはいつものように自己紹介をしたまでは良かったのだが、月渚が変身したことで腰を抜かしてしまうのであった。