戦争に備えてトリスティン魔法学院の男子生徒は軍に入隊していったので、トリスティン魔法学院に残っているのは女子生徒と使用人と教師陣であった。
月渚は主のルイズ並びにその悪友二人のシュルケとタバサの武術指南役兼学院で使用人をしながら日々を送っていたのであった。
学院勤務になっているトリスティン銃士隊隊長のアニエスに目を付けられていたのであった。
こんな時期と言うのに転入生が来たことで学院中の生徒が
「今日からこの学院に転入した、ジュリオ・チェザーレです」
女子生徒「(≧▽≦)‼」
ロマニアと言う国から白い翼竜に乗って颯爽と現れた美男子のジュリオ・チェザーレに見惚れだしていたのである。
どうやら女性にはモテるようでジュリオの周りには学院の女子がわんさかと集まっていたのである。
「初めまして、ロマニアから来たジュリオ・チェザーレと言うんだ、よろしく」
「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールと言います」
「ルイズだね、それと可愛い子猫が君の使い魔なのか?」
「はい、その通りです」
「それじゃあ、ボクはこれで失礼しするね」
ルイズまで口説き出したが三毛猫状態の月渚がルイズの頭に乗っていることに気が付いて、自己紹介をして、自室に向かって行ったのであった。
「月渚がこの状況で変身したら危なかったわね」
「いざとなったら煙玉で姫を連れて離脱しますので、ご安心を」
「頼りにしてる・・・」
月渚はいつでも主のルイズに危害を加えるのであればその場でジュリオに刃を向ける覚悟は当に出来ていたのでが、ルイズがアイコンタクトで月渚に警戒を解くように視線を送って、月渚はジュリオが危害を加える存在でないことを見抜き、ルイズ達共に教室に向かったのであった。
今日の授業は、
「今日は、武術の訓練を行う‼」
「別に必要ないのでは?」
「モンモランシー、では、ミス・ヴェリエールに魔法で勝負してみろ‼ 頼めるか?」
「はい‼(わたしは龍美達に出会ってそして月渚と出会ってからと言うもの、毎日、月渚の地球の古武術を教わっているだからね)」
「(姫、頭の中での独り言の方が多いですよ)」
魔法を詠唱できない状況を想定した武術の訓練だったのだが、案の定、魔法しか頼らないルイズ達以外の生徒は訓練を拒否したので、アニエスはルイズに先ほど武術の訓練に異議を申し出たモンモランシーと一戦交えるように言ったので、ルイズは颯爽と制服のマントを脱ぎ捨て、身構えたのだが、脳内発言が使い魔になったことで念話が可能になっている三毛猫状態の月渚の脳内で再生されてしまったのであった。
「さてと、アンタに選ばしてあげる、素手か、竹刀か」
「どこから出してるのよ‼」
「悪いわね、わたしは月渚のご主人様になって以来、月渚に武術を教わっているのよ‼」
「いいわ、竹刀と言うその鈍で掛かってきなさい」
「では‼ 始め‼」
ルイズは何の躊躇もなく竹刀を実体化して、モンモランシーに素手か竹刀での手合せかと選択させて、モンモランシーは自信たっぷりに竹刀ありを選んでしまったことを後悔すとは思いもよらなかったのだから、
「ゼロの・・・あれ?」
「はしゃぎすたわね、モンモランシー、すぐに舞台から降りてくれるかしら?」
「勝者、ミス・ヴァエリール‼」
「当然ね」
「うん・・・」
モンモランシーは魔法の詠唱を開始した瞬間にはもうルイズが自分の喉元に竹刀を寸止めで突きつけていたのでアニエスがルイズの勝利を言い渡して、武術の訓練を開始したのであった。