ルイズ達と月渚はアニエスの司令でスカロンが経営している「誘惑の妖精」に来ているのであった。
もちろんのことながら二人はルイズがメイド服に猫耳で、月渚はいつものウェーター姿で店でアルバイトをしていたのである。
そこには、
「はい、ご注文のものです、どうぞごゆっくり」
「ルイズ、以前のルイズなら、大声でお客を攻撃していたのに」
「(´~`)モグモグ」
「タバサはいつも通りなのね、月渚が料理の腕には自身があるって言うし、そこ、注文したいんだけど」
「は~い‼」
シュルケとタバサと転入してきたジュリオがルイズの変貌ぶりに目が点になってしまったが、タバサは相変わらずの食欲で月渚が作っている店の裏メニューの肉の代わりに大豆で作られたハンバーグなどを目も暮れずに黙々と食べていたのである。
シュルケも月渚の料理が食べたかったのでルイズを指名して月渚の料理を密かにオーダーをしてルイズは月渚のがいる厨房に向かったのであった。
「ごめんなさいね、月渚ちゃん、料理まで押し付けちゃって」
「いえいえ、ボクはこれでも学院では一使用人ですし、簡単なものなら作れますの、ご心配には及びません」
「料理に、洗濯、清掃、それに魔法に、武術って、アンタ、タダ者じゃないわね」
「月渚、オーダーよ‼」
「は~い‼」
厨房では一応、料理人はいるのだが、月渚のような大豆などの食材を扱う人がいないので月渚が店に出す、裏メニューを担当することになったが、もちろん皿洗いはこなすと言う徹底ぶりにスカロンとジェシカは腰を抜かしていた所にシュルケからオーダーを受けたルイズが月渚に裏メニューのオーダーを渡したのであった。
月渚は予想していたのか、
「どうぞ」
「ありがとう」
「ご注文の、きつねうどんです、熱いのでお気よ付けてお召し上がりください」
「それのパスタなんだい?」
「これは、月渚とダーリンの故郷のうどんていう食べ物よ‼ 月渚のおかげでこの箸でこうやって食べるのよ‼ ほら、タバサも」
「ズルズル(>_<)‼」
シュルケの裏メニューの注文は月渚が一度作ってくれたきつねうどんを器用に用意されている割り箸を割って豪快にすすっていたのでジュリオは初めて見る日本の料理に目が点になってしまったのであった。
そんなこんなで店が閉店時刻になったのであった。
月渚とルイズは後片付けを済ませて服を着替えて、月渚は戦闘服に着替え、ルイズは龍姫からもらったルイズのお古のパーカに着替えたのであった。
月渚は三毛猫状態に戻った瞬間、
「すいません」
「‼」
いきなりフードを被った人物に出来抱えられてしまい、ルイズにすら気づかれずに三毛猫状態の月渚を連れ去ったのであった。
「月渚、お願いです、わたしをもう一度、龍美の世界に連れてって欲しんです」
「その声は、はい、転送‼」
三毛猫状態の月渚を抱きかかえて人気のない場所で月渚に鳴流神家の道場に自分をもう一度転送して欲しいと頼んできたのである。
月渚は聞き覚えがある声に一瞬驚いたが、気を取り直して、鳴流神家に転送そうしたのであった。