アンリエッタから女であるがいざとなったなら男装で中性的な顔立ちの男子には見えるくらいには変装できる月渚は恋人の振りをしながら悪党を誘い出す作戦でおびき出すことにしたのであった。
トリスティンの街に戻ってアンリエッタの恋人を演じることになった月渚はいつものように敬語ではなく、タメ口でアンリエッタをエスコートしていたのであった。
もちろんそんなに簡単に行くはずもなく、
「アンリエッタ、下がって‼ 衝波魔神拳‼ こっち‼」
「逃げたぞ‼」
「ワン‼」
「邪魔だ‼ この犬‼」
「龍ラピさん‼」
斧やカトラスなどの刀剣を持った盗賊風の追手に追われることになってしまったので月渚はアンリエッタを下がらせて思いっきりブラックレザーを装備している左拳で地面を殴って衝撃波の壁を作ってその間に龍ラピが追手と戦うことになり、月渚はアンリエッタの手を引いてある場所まで逃げることにしたのであった。
「ワン‼」
「俺達が犬に負けるなんて・・・ガクっ‼」
襲い掛かってきた集団は龍ラピにあっという間にコテンパンにされてその場で気絶したのであった。
「月渚、どこ行ったのよ(;_;)/~~~」
「どうしたんです?」
「まさか、エステル?」
「実はこれから劇で舞台に立つのだけど、月渚がいつの間にかいなくなったの‼」
「つまり、月渚が演じる役をわたしがすればいいです?」
どうやら誘惑の妖精は今日は劇場で演目をすることになっていたようでルイズが衣裳に着替えて舞台裏で出番を待っていたのだが、使い魔である守り刀の月渚がいなくなったので落ち着かなったところにスカロンが連れて来たようでエステルとリタと鈴龍に遭遇したのであった。
そこに、
「はぁ・・・はぁ・・・」
「月渚、ご主人様の命令に背いて、どうなるかわかるかしら(*^^*)」
「姫(;゚Д゚)‼」
「もう、どこ行ってたの‼ ボク着替えたけど」
「あんた、その服、気にいったのね」
アンリエッタをある場所に送り届けた月渚が気を切らしながらルイズがいる舞台裏に到着したのであった。
もちろん主のルイズは笑顔で脅迫していたのは言うまでもなく、鈴龍に至っては黒いインナーウェアーと黒いTシャツを着込んでユーリとお揃いの服にいつの間にか着替えており、もちろん愛刀はニバンボシを持っていたのであった。
「そう言う手筈で・・・」
「なるほど、お声を録らせてもらいました‼ これで逃げられると思いまして、リッシュモン」
「何故、姫が此処に‼」
「そして、そこにいる方々剣を抜いてもいいんですよ」
「掛かれ‼ なに‼」
「悪いけど、待ちくたびれて寝ちゃったよ、もうおまえを助ける奴はいない」
アンリエッタは観客席でターゲットにしていた人物が賄賂の手筈を企ていたので月渚からもらったボイスレコーダーで録音して粒子化していた真っ白い拵えの日本刀を抜刀する構えでリッシュモンに立ちはだかったのであった。
そしてリッシュモンは手下にアンリエッタを襲わせようとしたが、なぜかそのまま寝ていたのであった。
そう、こんなこともあろうかと、真龍婭と勇龍が劇で流れるBGMを利用して眠らせたのであった。
「く‼」
「どこへ行くのかな、リッシュモン‼」
「こうなったら、‼」
「これをお探しでしょうか?」
「年貢の納め時だよ‼」
リッシュモンはあろうことか魔法を使って逃げようとしたが、ハルギニアで必要な杖が無くなっていたことに気が付いたが、もう真龍婭が一刀両断にした後だったので、龍姫に腕を捻り上げられて、トリスティン銃騎士のアニエスに身柄を渡しのであった。