ティファニアがいたんであるハーフエルフだったことがアンリエッタの御前で公になったしまったが、アンリエッタの鶴の一声で事態を取集して事なきを得た一行はトリスティン魔法学院に戻ったのであった。
その日の夜
「ティファ、ここにいたら風邪ひくよ」
「月渚さんはわたしのことはどう思っています?」
「どうって、別に友達の一人だと思ってるけど(実は自分も不老長寿の龍神とは言えないよね。猫の妖怪とは言ったけど)」
「やっぱり、月渚さんは強いんですね。そのお姿のままではわたしが変に見られてしまいますよ」
「これでいいかな?」
屋上で夜空を照らす双月の光を浴びながら佇んでいたティファニアを見つけた月渚は三毛猫状態のまま近づいて風邪を引くと注意したのであった。
ティファニアは自分が人間とエルフの間に産まれた存在で杖を使わないで発動することが出来る魔法が出来ることに思い悩んでいたようで月渚に自分はどう思っているのかと質問したところ、偏見を好まない性格と龍神の不老長寿の体質も相まって月渚にとってはハーフエルフですら同じ人と言う存在だと思っている以上は月渚にとってはティファニアはシエスタと同等に親友の一人だと答えたのである。
ティファニアは武術と魔術が出来る月渚に憧れを抱いていたようで、初対面時の姿になってくれないかと月渚に言ったんである。
もちろん月渚は辺りに自分達以外の人物がいないことを確認して戦闘服を着た侍姿になったのである。
「わたしも月渚さんのように、剣が出来れば」
「教えてあげる、剣でも、魔術でも、治癒術でも‼」
「え、はい‼」
ティファニアは月渚のような強さが自分に必要だと考えていたようで月渚はそれを見抜いて主達に教えるついでにティファニアに剣術などを教えると言ってのけたのである。
ティファニアは大喜びで月渚と握手を交わしてその日を終えたのである。
それから五日後。
「取り敢えず、月渚さんの知り合いって言う人からもらった下着を着けてのはいいけど本当に目立たなくなった」
「魔神剣‼ どうして出来ないんだ‼」
「ギーシュ達が龍美達の技なんかできるわけないでしょ」
トリスティン魔法学院では戦争から帰還した男子生徒一同が広場で武術の訓練に励んでいたのだが、月渚はトリスティン魔法学院ではメイドと言う立場上、使用人の仕事並びに主のルイズの護衛などの仕事が優先する守り刀である以上は全員に武術指南は出来ないのでギーシュを筆頭に龍美達の技を真似るが全く成果が出なかったのは言うまでもない。
そこにトリスティン魔法学院の制服に身を包んでサラシ型の下着で月渚に匹敵する胸とハーフエルフの耳をひた隠しているティファニアがトリスティン魔法学院に転入していたのであった。
「さてと、これで今日の仕事は完了と」
「月渚さん?」
「あ、ティファニア‼」
「月渚さんって・・・」
「?」
「女の方だったんですか(゚Д゚)ノブー‼‼」
「ティファ、仕方ない、よっこいしょと‼」
月渚はいつも着ている割烹着を来て親友で同僚のシエスタ共に学院でメイドの仕事を終えて食堂に向かおうとしたところでティファニアが月渚に気づいたのだが、月渚が女であることに驚いてしまったショックでティファニアが鼻血を出してその場で気絶してしまったので月渚はティファニアの鼻に懐から取り出したティッシュを詰め込んで止血してお姫様抱っこで医務室に運んだのであった。